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第66話 王者ラバーンの生存
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意識の中、空白の中を彷徨い続ける。
ワイバーン、それが相棒。
名前をグレイドル。
本当にワイバーンなのだろうかと思う程、滅びたとされるドラゴンのようでもあった。
ドラゴン、この世界から滅びたかもしれないと言われている。だがドラゴンは生きている。
どこぞに隠れて、そしてどこぞの歴史に残って。
王者ラバーン。
それがアララスタ王国の隠れた王様。
表の王様はアラス王、彼はきっと生きているのだろうけど。
生命を感じない。12翼と呼ばれた仲間達ももうこの世界にはいない。
天国と呼ばれる天王星に飛ばされてしまったのだろう。
暗闇の中を示される光の道を歩き続ける。
「グレイドル、どこにいる、おれさまを1人にしないでくれ」
手を向ける。
手の平を空に向ける。
いつもグレイドルはその手を掴んでくれるはずだったのだが。
光が見えた。
輝く光が見えた。
そして、その光を掴んだとき。
「ここはどこだ?」
見た事もない景色、まず何かの機械のような部屋に囲まれている。
これが機械だと分かったのは、かつて空の都にもそういう機械があった気がした。
なぜ機械と呼ぶ事が出来たのか、それはそういう書物が残っていたからだ。
天使達が残した記録だったのだが。今やそこは天使達に奪われてしまった。
「頭が」
「あまり騒がないほうが良い、あなたは相当長い間眠っていたわ、外でドラゴンが見守っているわ」
「ドラゴン? 違うワイバーンだ」
「いいや、ドラゴンよ、それも幼いね」
「は?」
王者ラバーンの頭が混雑する。
だが冷静に考えて、普通のワイバーンと違う力を持つワイバーン。
それが相棒のグレイドル。
そして彼の目がいつもキラキラに輝く姿は。
「お前はやはりドラゴンだったのか」
ぽつりと王者ラバーンの瞳から涙が流れる。
「私はカナネ、隣で眠ってるリラって子の方が重症だから、あまり騒がないでね」
「リラ? あのカイル・オリゲートのメイドで、剣帝の弟子だったはずだが」
「そうね、あなたの敵だったのでしょうが、それはもう忘れたほうが良いわよ」
「なぜだ」
「まず、もうこの世界はぐちゃぐちゃってことよ」
「事情を知りたい、いや、今からグレイドルに乗って空の都へ」
「あそこは天使達が占拠しているわ、あなた1人でどうこう出来る話ではないはずよ」
「だが、もうおれさまには何もないぞ」
「まだあるわ、新しい仲間でも見つけたらどう? ロウが協力してくれるはずよ、ロウは天使が嫌いだから」
「ロウとは?」
「私の恋人よ」
「あまり嘘を言わないでくれカナネ」
そこにエメラルドグリーンの髪色をしている1人の青年が歩いてやってきた。
かつて記憶にあるエルレイム王国の王子のロイにそっくりであった。
ロイの姿を見たのは確かロイが幼少期の頃だ。
「ああ、誰かと顔が似ているかもだけど、ロイは兄でね、弟なんだ、まぁパラレルワールド的にだけど、この世界のロイの弟は存在していないよ」
「パラレルワールド? あんなもの学者連中の世迷言かと思っていたが」
「君のグレイドルさ、ドラゴンだって知らなかったでしょ」
「ああ」
「あれ、ワイバーンに擬態してるだけ、完全体になればドラゴンになるよ、さてと、君の力も必要だ王者ラバーン」
「おれさまは何をしたら良いんだ」
「まずは、ライル・オリゲートを正気に戻す事なんだが、協力してくれるな」
「ああ、もちろんだが、あんな伝説上の化物をどうにかできる自信はないぞ」
「いや、キミとドラゴンの相棒の力を借りたい、さぁ、会議室へ行こう、キミの体は完全に回復したはずだからね」
王者ラバーンがゆったりとベッドから立ち上がった。
新しい空に向かって歩き出した。
★ 地獄の門
シェイバ―、ロム、ピロルム、トメイロ、ウィーバーはジスタラン王国を眺めていた。
「あー遅かったようですね」
シェイバーの回りが彼の力によってひしひしと凍り付いていく。
「息子よ、あれは無理だ」
「それは同意見ですねぇい」
ウィーバーの発言の後に、ピロルムが笑う。
「いや、俺様ならなんとか出来る自身があるぜ」
「ロム、ちょっと引っ込んでろ」
「黙れトマトおじさん」
「そんなに褒めるな」
「いや、けなしてるんだが」
ロムが唖然と口を開きながら、その口の中にトメイロはトマトを突っ込んだ。
「うーむ、いつ食ってもこのトマトは旨いな」
「まぁ、そんな所だろうな、さてと、ジスタラン王国から山1つ超えたここからでもわかるが」
「あの、悪魔の軍勢はやばいし、もう1つの山向こうも魔王の城が形成されてるんだがな、あれがヤマガルドだろうけど」
ウィーバーが頷く。
「近隣住民の話によると、あそこでヤマガルドなる魔王が君臨して領地を奪ってあばれているそうで、そこに魔王城を増殖させ続けているとの事ですよ」
シェイバ―が冷静に呟きながら。
ウィーバーとシェイバーの2人の髪の毛の色は青色に近い状態で、それが親子だという証明になっている。
ロムが腕組みをしながら、うーむと頷きながら。
「そのヤマガルドの魔王をぶち殺すとして、悪魔の大群は誰が主なんだっけ」
「タルタロスだろロム」
トメイロが告げる。
「そのタルタロスがあそこにいるとはおもえないのだがね」
ピロルムが道化のようにげらげらと笑っている。
「さて、地獄の門をどうやって閉ざすかだが」
「まじで、俺達だけでどうにかすんのかよ」
ロムが突然弱腰の発言をすると。
「ふーむ、ロムよそれは無理だろう」
「それは同意見だな」
ウィーバーに続き、トメイロが続ける。
最後に、ウィーバーがもう一言。
「これは様子見だ。しばらくここに滞在して相手の出かたを見ようと思う」
「だろうな」
その場の全員が頷いた。
巨大すぎる門。
そこから無限に吐き出される冥王星からの来訪者達。
彼等は徐々に徐々に軍備を整えており、城壁を形成していく。
それは、悪魔ならでの流儀でありながら、魔王ヤマガルドが形成していく城のようではない。
悪魔のようないびつでグロテスクな城壁が形成されていく。
だが魔王ヤマガルドの方は魔王城らしい城が形成されていき。
空を闇色のようなどんよりとした雲で覆われていった。
ワイバーン、それが相棒。
名前をグレイドル。
本当にワイバーンなのだろうかと思う程、滅びたとされるドラゴンのようでもあった。
ドラゴン、この世界から滅びたかもしれないと言われている。だがドラゴンは生きている。
どこぞに隠れて、そしてどこぞの歴史に残って。
王者ラバーン。
それがアララスタ王国の隠れた王様。
表の王様はアラス王、彼はきっと生きているのだろうけど。
生命を感じない。12翼と呼ばれた仲間達ももうこの世界にはいない。
天国と呼ばれる天王星に飛ばされてしまったのだろう。
暗闇の中を示される光の道を歩き続ける。
「グレイドル、どこにいる、おれさまを1人にしないでくれ」
手を向ける。
手の平を空に向ける。
いつもグレイドルはその手を掴んでくれるはずだったのだが。
光が見えた。
輝く光が見えた。
そして、その光を掴んだとき。
「ここはどこだ?」
見た事もない景色、まず何かの機械のような部屋に囲まれている。
これが機械だと分かったのは、かつて空の都にもそういう機械があった気がした。
なぜ機械と呼ぶ事が出来たのか、それはそういう書物が残っていたからだ。
天使達が残した記録だったのだが。今やそこは天使達に奪われてしまった。
「頭が」
「あまり騒がないほうが良い、あなたは相当長い間眠っていたわ、外でドラゴンが見守っているわ」
「ドラゴン? 違うワイバーンだ」
「いいや、ドラゴンよ、それも幼いね」
「は?」
王者ラバーンの頭が混雑する。
だが冷静に考えて、普通のワイバーンと違う力を持つワイバーン。
それが相棒のグレイドル。
そして彼の目がいつもキラキラに輝く姿は。
「お前はやはりドラゴンだったのか」
ぽつりと王者ラバーンの瞳から涙が流れる。
「私はカナネ、隣で眠ってるリラって子の方が重症だから、あまり騒がないでね」
「リラ? あのカイル・オリゲートのメイドで、剣帝の弟子だったはずだが」
「そうね、あなたの敵だったのでしょうが、それはもう忘れたほうが良いわよ」
「なぜだ」
「まず、もうこの世界はぐちゃぐちゃってことよ」
「事情を知りたい、いや、今からグレイドルに乗って空の都へ」
「あそこは天使達が占拠しているわ、あなた1人でどうこう出来る話ではないはずよ」
「だが、もうおれさまには何もないぞ」
「まだあるわ、新しい仲間でも見つけたらどう? ロウが協力してくれるはずよ、ロウは天使が嫌いだから」
「ロウとは?」
「私の恋人よ」
「あまり嘘を言わないでくれカナネ」
そこにエメラルドグリーンの髪色をしている1人の青年が歩いてやってきた。
かつて記憶にあるエルレイム王国の王子のロイにそっくりであった。
ロイの姿を見たのは確かロイが幼少期の頃だ。
「ああ、誰かと顔が似ているかもだけど、ロイは兄でね、弟なんだ、まぁパラレルワールド的にだけど、この世界のロイの弟は存在していないよ」
「パラレルワールド? あんなもの学者連中の世迷言かと思っていたが」
「君のグレイドルさ、ドラゴンだって知らなかったでしょ」
「ああ」
「あれ、ワイバーンに擬態してるだけ、完全体になればドラゴンになるよ、さてと、君の力も必要だ王者ラバーン」
「おれさまは何をしたら良いんだ」
「まずは、ライル・オリゲートを正気に戻す事なんだが、協力してくれるな」
「ああ、もちろんだが、あんな伝説上の化物をどうにかできる自信はないぞ」
「いや、キミとドラゴンの相棒の力を借りたい、さぁ、会議室へ行こう、キミの体は完全に回復したはずだからね」
王者ラバーンがゆったりとベッドから立ち上がった。
新しい空に向かって歩き出した。
★ 地獄の門
シェイバ―、ロム、ピロルム、トメイロ、ウィーバーはジスタラン王国を眺めていた。
「あー遅かったようですね」
シェイバーの回りが彼の力によってひしひしと凍り付いていく。
「息子よ、あれは無理だ」
「それは同意見ですねぇい」
ウィーバーの発言の後に、ピロルムが笑う。
「いや、俺様ならなんとか出来る自身があるぜ」
「ロム、ちょっと引っ込んでろ」
「黙れトマトおじさん」
「そんなに褒めるな」
「いや、けなしてるんだが」
ロムが唖然と口を開きながら、その口の中にトメイロはトマトを突っ込んだ。
「うーむ、いつ食ってもこのトマトは旨いな」
「まぁ、そんな所だろうな、さてと、ジスタラン王国から山1つ超えたここからでもわかるが」
「あの、悪魔の軍勢はやばいし、もう1つの山向こうも魔王の城が形成されてるんだがな、あれがヤマガルドだろうけど」
ウィーバーが頷く。
「近隣住民の話によると、あそこでヤマガルドなる魔王が君臨して領地を奪ってあばれているそうで、そこに魔王城を増殖させ続けているとの事ですよ」
シェイバ―が冷静に呟きながら。
ウィーバーとシェイバーの2人の髪の毛の色は青色に近い状態で、それが親子だという証明になっている。
ロムが腕組みをしながら、うーむと頷きながら。
「そのヤマガルドの魔王をぶち殺すとして、悪魔の大群は誰が主なんだっけ」
「タルタロスだろロム」
トメイロが告げる。
「そのタルタロスがあそこにいるとはおもえないのだがね」
ピロルムが道化のようにげらげらと笑っている。
「さて、地獄の門をどうやって閉ざすかだが」
「まじで、俺達だけでどうにかすんのかよ」
ロムが突然弱腰の発言をすると。
「ふーむ、ロムよそれは無理だろう」
「それは同意見だな」
ウィーバーに続き、トメイロが続ける。
最後に、ウィーバーがもう一言。
「これは様子見だ。しばらくここに滞在して相手の出かたを見ようと思う」
「だろうな」
その場の全員が頷いた。
巨大すぎる門。
そこから無限に吐き出される冥王星からの来訪者達。
彼等は徐々に徐々に軍備を整えており、城壁を形成していく。
それは、悪魔ならでの流儀でありながら、魔王ヤマガルドが形成していく城のようではない。
悪魔のようないびつでグロテスクな城壁が形成されていく。
だが魔王ヤマガルドの方は魔王城らしい城が形成されていき。
空を闇色のようなどんよりとした雲で覆われていった。
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