死ぬ瞬間にだけ、愛してほしい
「代わって。死なない程度に、ね?」
異母姉リリアーヌの言葉一つで、エルゼの体は今日もボロボロに削られていく。
エルゼの魔法は、相手の傷と寿命を自らに引き受ける「禁忌の治癒」。
その力で救い続けてきたのは、初恋の人であり、姉の婚約者となった王太子アルベルトだった。
自分が傷つくほど、彼は姉を愛し、自分には冷ややかな視線を向ける。
それでもいい。彼の剣が折れぬなら、この命、一滴残らず捧げよう。
だが、エルゼの寿命は残りわずか。
せめて、この灯火が消える瞬間だけは。
偽りの聖女ではなく、醜く焼けた私を、愛してほしい。
異母姉リリアーヌの言葉一つで、エルゼの体は今日もボロボロに削られていく。
エルゼの魔法は、相手の傷と寿命を自らに引き受ける「禁忌の治癒」。
その力で救い続けてきたのは、初恋の人であり、姉の婚約者となった王太子アルベルトだった。
自分が傷つくほど、彼は姉を愛し、自分には冷ややかな視線を向ける。
それでもいい。彼の剣が折れぬなら、この命、一滴残らず捧げよう。
だが、エルゼの寿命は残りわずか。
せめて、この灯火が消える瞬間だけは。
偽りの聖女ではなく、醜く焼けた私を、愛してほしい。
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ドキドキしながら見守っていました。
かわいそうなエルゼが
最後の最後に幸せになってくれて嬉しかったです。
面白いです。毎日、楽しみにしてます。こういう見返りを求めない献身の話、刺さります。エルゼに幸せになってほしいです。アルベルトは今のところ、まだまだかなあ。最初、いくらリリアーヌから悪口を吹き込まれていたとしても、出血してヨロヨロしている若いお嬢様に、未来の国王が言っていい言葉じゃないよなあ。
ん??死んだと思たら死んでない?
15話に目と髪の色彩の描写がありますが、牢屋内で既に髪は雪のように真っ白で、目は灰色に濁って見えなかったはずなので、ちょっと辻褄が合わないなあと。。
細かくてごめんなさい。
すみませんでした。修正しておきます。
ここからどうやって
ハッピーエンドになるのでしょうか?
多くの方から同様の質問をいただいたので回答させていただきます。
『どうやってハッピーエンドにするのか』
ハッピーエンドタグがついているために、期待されていたら申し訳ありません。
結末は、想像と少し違う形になってしまうかもしれません。
ただ、一つだけお約束できるのは、エルゼを『身代わりの聖女』として孤独に死なせることは絶対にしない、ということです。
彼女が最後に見る景色を、信じて待っていてください。
ヒーローは一生懺悔だ、ヒロイン生まれ変わって、新しい愛で満たされて
ここまでしたなら無理やり奇跡とか起こしてハッピーエンドには絶対しないでほしいけどな……。
ハッピーエンドタグがあるから怖すぎる。
ヒロインには安らかな死をお願いして、ヒーローは懺悔しながら一生後悔して生きて行け。
姉だけ制裁だボケ。
コメントありがとうございます。
今の展開から『安易な奇跡』で解決することは、作者としても本意ではありません。
ハッピーエンドというタグの本当の意味を、この物語なりの『代償』と『愛』の形を通して描いていく覚悟です。
どうか最後まで、彼らに何が起きるのかを見届けていただければ幸いです。
え、リリアーヌ野放し??これでエルゼがトドメでも刺されたらアルベルトがいよいよマヌケ過ぎて
こういうお話求めてました!!
ありがとうございますm(_ _)m
ハッピーエンドタグがあるから、この後アルベルトが頑張るのかな…?
どうかエルゼに救いがありますように…!
まぁ、結末がどうなっても、この手の話は私大好物なので、応援してます!
アルベルトがヒーロー役になるのね、、、完全な悪役が今までしたことが無くなり、ヒロインの一番の味方になるのは、イライライライライライラしてしまう。