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しおりを挟む「坂崎さん――俺、お兄さんじゃなくて、吉田大地って言います」
「へぇ? 苗字は名札で見て知ってたけど、ダイチくんって言うんだ?」
「はい」
顔も平凡なら名前も平凡。
そんな俺との出会いを奇跡って言ってくれる坂崎さんの為に、俺こそなんだってしてあげたいよ。
「坂崎さん……俺にどうして欲しいの? どんな風に抱いて欲しい? 教えて。俺、男の人の抱き方分かんないから……」
急にしおらしくなった俺の言葉に、坂崎さんはあざとく小首を傾げた。
***
それからどうなったかって言うと、俺は今坂崎さんを上に乗せて、何もせずにただ仰向けになってベッドに転がっている。やり方が分からないと言った俺に「だったら何もしなくていい」と坂崎さんは言った。
動いているのは坂崎さん。
柔らかく拡がったアナルにズップリと奥まで俺のチンコを咥え込んで、形よく筋肉のついたしなやかな脚で身体を支えながら、スクワットのようにして俺のチンコを抜き挿ししている。
「あ、ちょ……坂崎さん、待って……! 待ってッ……! イッ……イキそう……だから、ほんと待って……ッ!!」
懇願する俺の声を無視して、無情にもギシギシと古びたパイプベッドが揺れている。
「はッ……♡ ああ♡ 好き♡ このおチンポ好き♡♡ ぶっとくて熱くて♡ おまんこキモチイイとこ当たる♡♡ ああん……♡♡」
夢中で俺のチンコをアナルで扱き上げている坂崎さんには、もう何も聴こえちゃいないだろう。
「ね、ダイチ君♡ 俺のおまんこキモチイイ♡? ダイチくんのノンケチンポ♡ 好き好き♡ って俺のおマンコ吸い付いてる♡♡ いつも慰めてくれてるオナホより断然いいだろ?」
「ひ、あ……いい、です、けどぉ……!」
既に二回、坂崎さんのケツの中に射精した精液は、ゴムの口を縛って坂崎さんのケツの割れたパンツのウエストのゴムに引っかかっている。俺がお守りのように財布の中に入れていたゴムはその二枚だけで、坂崎さんも今日はするつもり無かったからと、手持ちのゴムが無かった。
ならもう終わりにしよう、となればまだ良かったのだが、こともあろうに坂崎さんは俺とナマでやりたがった。
俺は男の中出しにどんな弊害があるのか詳しくは知らなかったが、すぐに掻き出せば大丈夫だからという坂崎さんの言葉にまんまとのせられて、今はナマで坂崎さんにハメている。
たった0.2ミリの厚みだと言うのに、それ無しで触れた坂崎さんの中はゴム有りの時と全然違った。
体温で温められたローションがぬめり、トロトロに解された坂崎さんの中は、女の子の中と同じように濡れている。ぐちゅぐちゅと、坂崎さんの中をチンコで掻き混ぜると、頭がバカになるほど気持ち良かった。
付き合っていた彼女にだってナマでやらせてもらった経験のない俺は、その初めての生々しい感触に一瞬で虜になった。熱く柔らかい肉壁に包まれ、俺のザーメンを絞り取ろうとする欲しがりな坂崎さんの中の動きは最高で、俺はあっという間に根を上げる。
ここからが、本当の快楽地獄ってやつだった。
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