めぐる風の星唄

風結

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炎の凪唄

ベルニナ・ユル・ビュジエ 18

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 ……そんな…こと。
 洞穴の中心で、ラクンさんが、名乗った。
 ーー美しい、透明いろ
 心から離れなかった、愛しい人の、魂の形。
「ーーーー」
 皆とは、見えている景色が、違うのかもしれない。
 ーー百四十人ほどの。
 猛っていた、魔力が、ラクンさんの透明さおもいに染まって、ーー凪いでしまった。
 わからない、けれど。
 あたしには、わからない。
 ーー何者だ。
 そう問われて。
 彼は、ただ。
 それ以上、ない、答えを返したような。
 剣や魔法の強さとは違う、何かを。
 見せつけられる。
 ーー胸が、痛いのは。
 彼の心が、あたしに向いていないと、理解してしまったから。
 あの、穏やかな、降り積もるような、ものを。
 ーーあたしには、まだ、無理。
「二つに分ける」
 静寂を打ち破った、マルティニー卿は、続けて、終幕を宣言する。
「のち、幻魔団に所属する意志ある者は、これから洞穴を出るように。それ以外の者は、一旦、洞穴に、待機」
 卿の言葉で、即座に近衛兵たちが動き始める。
「余っ、余をっ、誰だと思っている! なっ、何をしているのだ! 余を助けないか!」
 上滑り。
 魔力を宿して、視ることができる、あたしでも、人の心を動かすものの、正体まではわからない。
 でも、ベンズ伯の言葉も、魂も、ーーラクンさんの透明いろに染まってしまったら、もう、響かない。
「うしっ、ラクン! 私兵ここが駄目なら、田舎に帰ろうかと決めてたんだが、ーーあんなの、見せられちゃあな。お前んとこで、厄介になるぞ」
「ああ、大歓迎だ。待っているぞ」
 ーー知り合い、だったのかしら?
 ラクンさんを取り押さえていた、青年が、気軽に肩を組むと。
 そんな二人の姿に、洞穴の空気が変わる。
「ラクンさん」
「少しは、休ませてくれ。ーーと、言いたいけどな」
 青年が、ラクンさんに呼び掛けると。
 彼は、歩いていく。
 ーーこんなにも。
 彼との距離が、広がっただけで。
 あたしは、どうしようもなく、弱くなってしまったのかもしれない。
「もしかして、歳を気にしているのか?」
 近衛兵と私兵の、大半が出ていった、洞穴に残ったのは、二人の私兵。
 ーー二人とも、初老といったところね。
 冒険者として遣り直すのに、躊躇するのは、当然。
「十年、いや、あと五年若かったら、最近、痛みっぱなしの、この足も、動いてくれたと思うんだけどな」
「そうだなぁ。あんたの声を、聞いちまって、ここで終わりなんだって、わかっちまったのかもなぁ」
 ーー未来の、心配はあるでしょうに。
 憑き物が落ちたような、穏やかな顔で、述懐する。
「それは困った。今回のことで、幻魔団は、著しく、団員数が増えることになる。そうなると、事務を担当する人員が必要になる。俺としては、長年、冒険者や兵士として経験を積んだ、有為な人材は、喉から手が出るほど、欲しいんだが。ーーだがなぁ、俺も、嫌だという奴を、無理に誘うのは、気が引けるからなぁ」
 ラクンさんは、元私兵ーーそして、元冒険者であるとおぼしき、二人の男に、ちらりと視線を向ける。
 すぐには、理解できなかったのか、顔を見合わせた、二人はーー。
「ちょちょちょっ、待っ! 事務っ!? そんなものっ、考えたこともなかった!」
「お先っ!」
「なっ、こらっ!? ズルいぞっ、俺もだ!」
 ちゃっかりと、通路に向かって走り出していた男を、もう一人の男が、慌てて追っていく。
 ーーどうしたら、こんなことができるのかしら?
 今のことも、そう。
 あたしは、もう、無理だと思っていた。
 「魔雄の遺産」に、洞穴での、出来事まで。
 ーー確かに、凄いことなのだけれど。
 本当に凄いのは、彼の、能力ではないような、気がする。
 彼は、最後まで、諦めなかった。
 あたしも、そうだった、はずなのに。
 ーーそれが、わかるまでは。
 痛みを伴ったまま。
 すとん、と答えが落ちてくる。
「アル殿」
 マルティニー卿と、ーーイオアニスが近づいてくる。
「どうかなさいましたか、マルティニー様?」
「どうしたもこうしたもない。まだ、何かあるのなら、さっさと済ませてくれ」
 先程までの毅然とした姿は、どこへやら。
 愚痴、なのかしら?
 旧知の間柄なのか、卿は、青年に向かって、親し気に話し掛けている。
「アル。俺は思ったんだが、この研究は、第二段階までなら、有益なんじゃないか?」
「ーーえ?」
 声を、上げてしまったけれど。
 ーー命の恩人。
 事実、これまでの勘違いや蟠りが解かれた結果、ラクンさんの言葉と符合するところが多々ある。
 ただ、イオアニスの性格が、あれなのも、事実だけれど。
 良くも悪くも、独善的で、没頭してしまう性質。
「というわけで、これをどうぞ、イオアニス様」
「む? これは……、『魔法の手引書』?」
 イオアニスが、本を受け取った瞬間、あたしは、堪らず声を上げてしまった。
「ちょっ!?」
 何てものを!
 というか、あの青年は、何で「魔法の手引書きけんぶつ」を持っているの!?
 しかもっ、しかもっ、何か、餞別に、簡単に上げようとしているのは、何でなの!?

   優しき炎は……

 予想外すぎる展開に、混乱の極みにあった、あたしが、「業火インフェルノ」の呪文を唱えようとしたところで。
 手引書の裏表紙を見た、イオアニスはーー。
「魔雄ハビヒ・ツブルクだと! こんなものっ、要るものか!!」
 床に、手引書を叩きつけた。
 既視感のある光景に、思わず同意し掛けたところでーー。
 須臾しゅゆ
 打っ飛んだ。
 ぐしゃ、と嫌な音が聞こえた。
 ーー死んでないわよね?
「アル。遣り過ぎだ。まぁ、どんな奴でも、善意を踏み躙られれば、嫌な気分になるのは、わかるが」
「はは、手加減はしたので、何も問題などありません」
 笑顔の青年は、手引書を、イオアニスの服の内側に、強引に突っ込んでから、卿に耳語じごする。
 それにしても。
 魔法使いなのに、普通に顔面を殴ったわね。
 魔力で強化された、あたしの目でも、ぎりぎり姿を追えるほどの、速さだった。
 ーー本当に、手加減したのかしら?
 益々、この青年の正体が、わからなくなってくる。
 ぴくりとも動かないイオアニスを、溜め息を吐いた、卿が、無造作に抱え上げる。
「他には?」
「だそうです、ラクンさん」
 卿の問い掛けに、丸投げしてしまう、笑顔のすねた青年。
「マルティニー卿。他にも、処置が必要な女性がいるだろうから、あとで報告する。協力をお願いしたい」
「承知しました。洞穴の管理は、ミセル国が請け負いますので、日程が整いましたら、組合ギルドを通し、幻魔団に依頼いたします」
 ーーそうだった。
 すっかり頭の中から抜け落ちていたけれど、あたしと同じ状況の、「番号持ちひとたち」がいるはず。
 ーーあたしが気づかないと、いけなかったのに。
 凹む間もなく、どんどん後処理が進んでいく。
「あちらの女性ですがーー」
「女手があるので、こちらで引き受けよう。ビュジエで静養させてから、責任を持って送り届ける」
 父様と卿の会話で、思い出す。
 女性は、容器の陰に寝かされていたので、元私兵たちに気づかれずに済んだみたいね。
 見つかったら、きっと、大変なことになっていた。
 と、そうだった、あたしもーー。
「お嬢様。こちらをどうぞ。女性の分は、ビアンカ殿にお願いいたしましょう」
「…………」
 いつの間にか、服を拾ってきてくれた、家令から、受け取る。
 ーーこの家令も、よくわからないのよね。
 母様の味方しかしないので、少し、苦手。
「ほ~ら、さっさと出ていきなさい!」
 母様が、家令の尻を蹴飛ばすと。
 何故か、嬉しそうな、老紳士。
 逆に、しかめっ面のいしきしないように、ビアンカは、女性を運んでいく。
 察したらしい、ワーグナーと護衛もついていく。
 これで、洞穴に残っているのはーー。
 幻魔団のーーラクンさんに、アルという青年、それと、人猫ボルネア犬人オルタンス
 あたしの家族ーー父様と母様。
「ほーら」
 母様が、ゆっくりと、背中を押してくれる。
 ーーでも。
 最初に、あたしが向き合わなければいけないのは。
「ーー父様。ーー母様」
 振り返って、大切な家族と、向き合う。
 これまでも、ずっと、家族だった。
 疑問も蟠りも、解消されて、本当の家族になれたのかどうか、わからないけれど。
 これからも、ずっと、家族だから。
 何も変わらないのだとしてもーー。
 あたしは、もう一度、ここから始めないといけない。
 そうしないと。
 きっと、あたしは、ラクンさんに通じる道を、失ってしまう。
「ベルニナは、今回のことで、思い知りました。隣に、立ちたいと思った人がいました。でも、あたしは、どうしようもないくらいに、無力でした。迷惑を掛けながら、最後には、誰かに救ってもらう。結局、あたしは、まだ、何も、成し遂げられていません。ーーそれでも、諦めていません。あたしは、父様と母様がいてくれる場所から、もう一度、歩き出したいと思っています」
 ーーまだ、何も返していない。
 そんなことを考えること自体が、親不孝なことなのかもしれないけれど。
 未熟な、あたしは、また何かを、間違えているのかもしれない。
 ーーそれでも、今ある、精一杯の。
 これが、あたしの決意であり、ーー表明。
「ーーっ」
 二人の、優しい笑顔。
 ーー涙が、溢れそうになったから。
「ーーと?」
 振り返って、走り出してーー。
 ラクンさんの、胸に、飛び込んでいった。
「くっ!? ベルニナが欲しければ、私を倒してからーーっ!?」
「やっておしまいなさい」
 母様の命令で、何故かボルネアとオルタンスが、父様の両手を抱え込んでいた。
 これが、母様の恐ろしいところなのよね。
 気づけば、敵味方関係なく、母様の願い通りになってしまっていること、頻り。
「ベルニナ……?」
 そんな大切な。
 父様と母様のことも、あたしの心から、解けてしまってーー。
 染まってしまう。
 ーーこのまま死んでしまえるのなら。
 なんて幸せなことなのかと、あたしの女の部分が、反応してしまう。
 触れているーーそれだけで。
 あたしの熱が、奪われていく。
 ーーあたしは、何をされて、しまったのかしら?
 旅立つ前の、あたしが、今のあたしのことを知ったら、別の世界の者と、思うかもしれない。
 泣いて縋って、同情を引いてでも、彼の許にーー。
 これほどまでに狂おしい想いを、この胸に、それでも耐え切るなんてことがーー。
「ーー必ず、追いついてみせます。覚悟しておいてください」
 それまでのねつとは違った、おもいがまた、あたしを焦がす。
 挑むように、ラクンさんに、宣戦布告した、あたしはーー。
「……っ」
 ーーラクンさんに背を向けた、途端に、限界を迎えてしまった。
 ……あ、え、…と、そ、そうよね、「ラクンさんのお嫁さんになる」宣言は、もうしてしまったのだから、離れないといけないのよね……。
 ひっ、やあぁ~~っ。
 今頃、ーーきた。
 衝動的とはいえ、大胆過ぎた行動に、あたしの沸騰した頭が追いついていけない。
 ーー大丈夫っ、大丈夫よ!
 あの行動には、意味があったのよ!
 前回、抱き締められたときの、獣臭だった、あたしの、ヤバい感じのものを、「浄化」済みの、いい感じのものに、置き換えられたはず!
「え……?」
 がしっがしっと、先程まで、父様の腕をつかんでいた、ボルネアとオルタンスが、逃がさないわよーーとばかりに、あたしの両腕を拘束していた。
「約束。忘れていないわよね?」
「女の約束は、命よりも軽い」
 微妙に正鵠を射た、オルタンスの言葉で、思い出す。
 ーーあたしが生き残れたら、絶対、教えてあげる。
 そんな約束を、交わしたのだった。
 ーー不味いわ!!
「母様! 母様以外に、頼れる人がいないの!」
「あらあらまぁまぁ、大丈夫よ~。私は女の子の味方だからね~」
 ーー仕舞った!?
 動転して、最悪さいこうの援軍を恃んでしまったのかもしれない。
 ……後ろから、何か、生温かい視線がーー。
 きっ、いあぁ~~っ。
 ちっ、違うのよ!
 これは、何かの間違いなのよ!
 次に逢うまで、あたしの姿を、ラクンさんにーー。
「ボルネア、オルタンス。程々にしておけよ」
 ーーこうして、あたしは、女三人に、連行されて行ってしまうのだった。





ひ「ふむ。我の予言通り、風結は、遣らかしたようだ」
ネ「すぴ~。すぴ~」
ひ「『兎さん起こすの、禁止』。……何なのだ、この貼り紙は。どうせ風結であろうが」
ネ「ぴょ~ん。ぴょ~ん」
ひ「我だけ、独りか。まぁ、良い。竜にも角にも、革鎧は外してやるとするか。あと、お負けで、短剣を強化してやろう」
ネ「す~。す~」
ひ「察しの良い者はわかっているであろうが、冒険者組合は、人種と獣種と、二つの系統がある。つまり、二つの組合は、薄いつながりである故、人種の側でやらかしても、獣種の側で遣り直すことができるのだ。風結は、そのことを説明し忘れた」
ネ「フルドリッヒ様ー」
ひ「……このでっかい兎は、本当に寝ておるのか?」
ネ「そんなとこー。もっと撫で撫でー」
ひ「あと、『万年のーきん』B級があるのと同様、『限界ざんねん』A級というのものがありよる。強さだけなら、S級という獣種は、たくさんいるらしいが、S級は、獣種に一人と、人種に二人のようだ」
ネ「ふゆゆんっ、ふゅぅ……」
ひ「簡単に言うと、強力な魔物を倒せるのが、A級であり、その魔物を倒したあとの影響まで考慮し、行動できるのがS級。して、戦術だけでなく、戦略的思考まで持ち合わせる者がS級になれるということだ」
ベ「…………」
ひ「無言で現れるでない。まぁ、兎を撫でずに、向こうに置いてきたことからして、余程腹に据えかねているのであろう」
ベ「……そうなのよ。……これはどういうこと? 二人は末永く、幸せに暮らしましたーーで終わりじゃないの!?」
ひ「風結が言うておったな。『ヒロイン』ならぬ『ヒイン』とーー」
ベ「きぃいいぃ!! あんなに酷い目に遭わせておきながら、何っ、その言い草は!?」
ひ「何でも、次の物語で、真のヒロインが登場、ではなく、家族になるとかならないとかーー」
ベ「まっ、まさか結婚まで!?」
ひ「騒ぐでない。ただ、次にラクンに会ったときに、その相手から、全身全霊で威嚇されるだけのことだ」
ベ「くっ、ラクンさんは、どうして、守護兎ココネちゃんだけで満足できないの!」
ひ「今回書いた三つも、先の物語は、風結の頭にあるらしいが、先を書いて欲しいとの要望もないので、『竜の国』の次に、また三つ書くようだ」
ベ「……こうなったら、『業火』でーー」
ひ「無理であろう。風結は、我の息吹でも、丸焼きになる程度。然して効きはせん」
べ「…………」
ひ「それ、こちらは、『竜の国』側の、謎空間だ。あの兎も、忘れずに連れて帰るが良い」
ネ「ぴぃよぉ~ん。ぴぃよぉ~ん」
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