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第8章 継母と継子

第214話 馬鹿がなるもの

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「リアナ様!(°▽°)!

こいつらは胎教に悪いこと間違いなしなので、部屋に避難していてください!(°▽°)!

こいつらの始末はエレンに任せてください!(°▽°)!」








「え!?

で、でも、」








「エレン、そりゃないだろ?

俺はリアナ様とウィルの結婚祝いにきたんだぞ。

こう、もっとウィルやエレンやリアナ様と交流をもちたいんだ。」








「リアナ様は昨日テオドアールに着いたばかりだし、さっきまでティナかーさまのお墓のところでピクニックして、これからゆっくり休んでいただくところだったんだ(°▽°)

それにとーさまは『しばらく放っておいてくれ』といったはずだ(°▽°)

あいにくとーさまはまた熱を出して離れで寝込んでいる(°▽°)

とーさまと交流をもちたければ風邪をうつされるのを覚悟して離れにいきたまえ(°▽°)」








「また風邪をひいたのか!?

まぁ、確かにリアナ様はお疲れか。

リアナ様、急に押し掛けて申し訳なかった。」









「い、いえ、とんでもありません。」










「リアナ様!(°▽°)!

これ以上こいつらと関わると身体によくありません!!(°▽°)!!

サーヤ!!

早くリアナ様をお部屋に避難させて!(°▽°)!」





「かしこまりました!!!」







「え!あ、あの、ベンジャミン様、せっかく来ていただいたのに申し訳ありません。

お祝いの品までいただいたのに。

このお礼はまたの機会に。」








「リアナ様!!

ささ、早くこちらへ!!

ベンジャミン様!!

よろしいですね!!」








「…………は、はい。」







テオドアール家の影の支配者サーヤににらまれたベンジャミンはしょんぼりしながら頷いた。

リアナはまだ戸惑っていたが、サーヤにほぼ無理矢理部屋に連れていかれた。







「…………これでよし( ´_ゝ`)

おい、ベンジャミン、ベンジャミンはとーさまからリアナ様のこと聞いてるんだろ?(°▽°)?

レオン様のことをそっちに受け入れてもらう時に説明したはずだ(°▽°)

そのリアナ様にベンジャミンを紹介することがいかにリアナ様にストレスを与えるか( ´_ゝ`)

ちょっと考えたらわかるだろ?( ´_ゝ`)?」









「……ああ、わかっているさ。

だからさっきお前がおれの素性を言おうとしたとき止めただろ?

それに別に俺の素性を話さなくてもいいだろ?

俺はここではただのウィル・テオドアールの友人のベンジャミンでいたいんだよ。」








「ふん!( ´_ゝ`)!

まぁ別になんだっていいけど( ´_ゝ`)

はぁ、うちの色ボケクソジジイ(国王)といい、ベンジャミンといい( ´_ゝ`)










『国王』って馬鹿がなるものなの?( ´_ゝ`)?」











ベンジャミン・グランデル、彼はエレン達の隣国グランデル王国の若き国王であった。
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