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本編

初夜でびっくり!

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アリステア様との結婚式が終わって、パーティーも終了し、わたくしは、侍女達に、夜の支度のために、お風呂で入念に洗われ、香油をつけたれて、この時代としては刺激的なほとんど肌が見えるみたいなレース素材の脱がせやすい夜着を着せられて、アリステア様の待っているシャルトル邸のわたくし達の寝室へと足を運びましたわ。

「レティー、か?」

アリステア様は寝室にあるソファーでくつろいでワインを嗜まれておられました。

もう入浴も済まされたのでしょう、ラフな夜着に着替えられて。

「アリステア様」

アリステア様はわたくしを見つめられると、

「やはり、君は美しい。初めて会った時にも思ったが、今宵の君は特に。こんなに美しい君を私のものにできるなんて、私は幸せな男だ」

「わたくしもアリステア様の妻になれて嬉しく思います」

わたくしが、アリステア様のそばまで行くと、わたくしの腰を軽々持ち上げでお膝にお乗せになりましたわ。

「アッ、アリステア様?」

「今宵、君を私のものにする。愛しているよ、レティシア」

「わたくしも、お慕いしておりますわ」

アリステア様はわたくしの唇に口付けを落とす。

「んっ…」

今までにされていた口づけとは違う嵐のような荒尾らしいキスにわたくしはクラクラしながらも必死に受け止めましたわ。

「レティシアの唇は媚薬だが、こちらも果実のように甘い」

そうして口づけにぐったりとなったわたくしの夜着を脱がせられました。

「んっ!」

「声を我慢することはない。私の為に可愛らしい声を聞かせてくれ」

そうして、わたくしの胸の突起をしなやかな指で摘まれると、首から背中に向かってキスの雨を落とされました。

隣に控えている侍女達に恥ずかしくて、声を殺して喘いていたけれど、体がピクピクするのは抑えられませんでしたわ。、

「君が敏感で嬉しいよ。開発のしがいがありそうだ」

と、おっしゃいました。

わたくしはその言葉にかなりびっくりしたのですが、快楽に飲まれて、声をあげるだけでしたわ。

わたくしの体中隈なくアリステア様の唇と舌の洗礼を受けて、頭がさらにぼうっとしておりました。

「そろそろこの可愛わしい蕾も可愛いがらないと」

という言葉とともにアリステア様の綺麗な顔がわたくしの大切な部分に触れた時には、先のアリステア様の言葉に感じた疑問はすっかり頭の中から消え去ってしまいましたわ。

それからアリステア様と本当の意味で夫婦になったのですけれど、それが終わったのは夜明け。

小鳥の囀りが聞こえた頃でした。

「レティシア、大丈夫だったかい?気分はどう?」

「アリステア様の奥さんになれて嬉しいです」

わたくしは体の奥の痛みを感じながらも、好きな人と一緒になれた喜びに浸っておりました。

「アリステア様は?」

「想像していた以上に体力もありそうだし、これからが楽しみだ」

「はい?」

「シャルトル家では妾は取らない。妻一人を愛し抜く家系だ。だが、その分負担も大きいと思うが、よろしく頼むよ」

アリステア様のこの初夜の言葉の本当の意味とこの間行った別邸のアリステア様がまともになられたという言葉の意味を真に理解したのはそれから3ヶ月後の事でしたわ。


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