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第三章 魔王決戦編
第七十一話 死霊の館
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「……みんな……待って……たんだよ……?」
ぞわり、と肌の上を冷たいものが這う。
見開いた瞳の奥で、時間が凍りついた。
空気が――止まった。
――少女の口が、あり得ないほど大きく裂けた。
膝をついたまま後ずさる姉の肩口へ噛みつく――
「――っ! アリシア!」
ひゅ――っ、トン。
エリアスの叫びを、乾いた矢音がかすめる。
少女の眉間に、水鳥の羽根の矢が突き立った。
矢羽が朝の光を受け、淡く輝く。
次の瞬間、姉の左右にエリアスとバルドが駆け込む。
隣でフィーネが、ふーっと息を吐き、弓の弦を戻して素早く次の矢を番える。
横顔に迷いは欠片もない。
「走れっ!」
フィーネの声に、私は地面から足を剥がすようにして走った。
少女の体がびくりと跳ね――
キャーーーーーッ!!
耳を裂く悲鳴が、少女の喉の奥から街中へ響き渡る。
笑ったように口を開いたまま――
糸の切れた人形のように、ぱたりと倒れた。
その瞬間。
「……う、あああああああああああああ……っ!」
地の底から響くような呻きが、一斉に街全体に満ちる。
耳からではない。
体の隙間から染み込み、内臓へ届くような振動そのもの。
「姉さんっ!」
膝をついたままの姉を抱き起こす。
震える瞳――だが次の瞬間、姉は強く息を吐き、瞳に再び光が宿る。
「……大丈夫、セレナ。――立てるわ」
私の手を借りて立ち上がると、姉は聖杖を強く握りしめる。
五人は姉を中心に円陣を組んだ。
振り向くと――さっきまでいた路地の建物の扉が、ばたん、と開いた。
閉ざされていた扉が次々と開く。
次いで花壇の土が盛り上がり、しおれた花々がまき散らされる。
続けて窓。さらに路地の奥、馬小屋、物置――
あらゆる場所から、“それ”が溢れた。
目を疑う。
まるで街そのものが呻きながら目を覚ますかのように。
家々の奥から人影――いや、“死者”が――よろめき出てくる。
(……まさか、みんな……!)
息が詰まり、胃の底が氷のように冷たくなる。
街中に眠っていた死者が――一斉に、目を覚ました。
腐った肉が軋み、骨が砕ける音が重なり合う。
足音と呻きが波のように押し寄せた。
石畳を踏み鳴らす響きは無数の鼓動の合唱――。
風が逆巻き、腐臭と花の香りが渦を巻く。
(……そんな、嘘……でしょ……)
胸が凍り、喉が乾く。
息だけが、ひゅう、ひゅうと掠れて漏れた。
腕が震え、白杖を握る手に力が入らない。
膝裏が抜けそうになるのを、必死に踏みとどまる。
それは、怨嗟と恐怖の壁が押し寄せて来るようだった。
花壇を踏みしだき、何百、何千という死霊が――
五人を囲み、呻きを上げる。
「くるぞ!」
バルドが咆哮し、巨大な盾を構える。
押し寄せた死霊を一撃で押し返し、骨のような腕が砕け飛ぶ。
エリアスの剣が光を纏い、斬り払うたび白い閃光が走る。
焼けるような臭気とともに、数体の死霊が弾き飛ぶ。
フィーネの矢が迷いなく次々と放たれ、放つたびに一体が崩れ落ちる。
――彼女はすでに気づいていたのだ。
「噴水を背後に密集!」
エリアスの鋭い指示。
全員が即座に動く。
姉が両手を合わせ、白い光を広げた。
――『浄化』!
光の波が広場を満たし、数体の死霊が蒸発するように消える。
腐臭が焼け焦げる匂いへ変わり、白い靄が立ちのぼる。
私も続けて詠唱する。
喉の震えを押さえ込み、声が裏返らぬよう必死に――
――『浄化』!
光が弾け、何体かが崩れ落ちた。
だが――焼ける肉の臭いの向こうに、なお何百体も立っている。
(これじゃ……きりがない!)
息が荒くなり、指先が震える。
魔力の流れが荒れ、胸の奥が焼けつくように熱い。
心臓の鼓動が速すぎて、視界がにじむ。
――ばしゃり。
背中に、冷たい飛沫。振り向いた瞬間、噴水の中で泡が弾ける。
ぶくぶくと膨れた死体が水面を破り、立ち上がった。
水草の絡みついた腕が、救いを求めるように姉の聖衣を掴もうと――。
腐りかけた肌、露出した骨、白く膨れた指先が光を反射する。
その腕が届く刹那――聖剣の閃光。
エリアスの一撃が、死霊を真っ二つに裂く。
「まっすぐ、領主館へ!」
エリアスの叫びが響く。
見れば――広場正面、領主館の柵の向こうだけが、奇妙な静けさに包まれている。
まるでそこだけが、この世と地獄の境界のようだった。
「むうんっ!」
バルドが盾を掲げて突撃した。
十体以上の死霊が吹っ飛ぶ。
そこへ私と姉の浄化の祈り、フィーネの矢が重なる。
エリアスが飛び込み、一気に血路を開いた。
領主館の柵が見えた。
――ほんの一瞬の隙間。
「――今だ!」
エリアスの叫び。即座に私は白杖を掲げる。
一瞬の沈黙――そして。
『俊足』×5――!
詠唱と同時に五人の足元に五重の光輪が浮かぶ。
足裏から熱が駆け上がり、心臓がひときわ強く打つ。
五人の足が、一気に軽くなった。
「走れ!」
再びエリアス。
バルドが殿を務め、私たちは駆け出す。
石畳を蹴る音が響き、腐臭の風を裂きながら――
私たちは一気に領主館の柵へ走り抜けた。
がちゃり。エリアスが扉を押し開ける。
――全員が飛び込み、すぐにバルドが柵を閉める。
次の瞬間――
がちゃん!
死霊の第一波が柵に激突。
がちゃ、がちゃがちゃ――。
群れが柵に取りすがり、手を突き出し、呪詛のような呻きを上げる。
金属が悲鳴を上げるたび、私の心臓も締めつけられた。
(……なんとか、持ちこたえそう……)
けれど、見回せば、屋敷全体が死霊の群れに囲まれている。
(……閉じ込められた――!)
肩で息をしながら視線を上げる。
そこにあったのは――荒れ果てた花壇。
そして、懐かしい屋敷の姿。
手入れの失われた花々の向こう、死霊のざわめきの中で、あの頃と変わらぬ屋敷だけが――静まり返っていた。
***
ふっと、屋敷の扉が――ぎいぃ……と音を立てて開く。
暗がりの中央で、ランタンの灯がゆらめいた。
灯を掲げる影が、こちらをじっと見つめている。
緊張が走る。
エリアスは剣の柄に手をかけ、バルドは皆の前で大盾を構えた。
フィーネは矢を番え、姉は聖杖を強く握り締める。
影が、一歩、二歩と前へ。
昇り始めた朝日が、その姿を照らし出す。
――侍女服の女性。
(……アンナ?)
息が止まり、背筋が凍り付く。
それは――私たち姉妹を子どもの頃から可愛がってくれた侍女長だった。
まさか、アンナまで――。
胸の奥が、どす黒く塗りつぶされていく。
さらに一歩、二歩。
アンナはゆっくりと階段を降りる。
その顔が、朝の光に照らされた。
真っ青な顔。けれど――
――その瞳に、きらりと光るもの。
(……涙?
死霊が、涙を――?)
かしゃり――エリアスの手が剣の柄にかかり、バルドが盾を起こす。
フィーネの指が弓弦を強く引き絞る音。
けれど、姉も私も――足が縫い付けられたように一歩も動けない。
張り詰めた空気が、ひときわ高く震え――
「待って!」
姉の声が響いた。
その瞬間、アンナはランタンを放り投げ、駆け出した。
迷いも恐れもなく、まっすぐ――私たち姉妹の下へ。
「アリシア様! セレナ様!」
衝突するように、私たちは抱きしめられた。
その温もりは、あまりにも現実的で、あまりにも懐かしい。
胸の奥で息が弾ける。
「――アンナ……なの?」
姉が震える声で呟く。
「お嬢様――!」
抱き返した腕の中に、確かな鼓動があった。
――生きてる人の音、生きてる人の声。
震えながら、私は心の中で呟く。
(アンナは……生きてる……!)
荒れ果てた庭園に転がったランタンは、まだ消えずに光を揺らしていた。
その小さな灯が、まるで“生”を証明するように。
ぞわり、と肌の上を冷たいものが這う。
見開いた瞳の奥で、時間が凍りついた。
空気が――止まった。
――少女の口が、あり得ないほど大きく裂けた。
膝をついたまま後ずさる姉の肩口へ噛みつく――
「――っ! アリシア!」
ひゅ――っ、トン。
エリアスの叫びを、乾いた矢音がかすめる。
少女の眉間に、水鳥の羽根の矢が突き立った。
矢羽が朝の光を受け、淡く輝く。
次の瞬間、姉の左右にエリアスとバルドが駆け込む。
隣でフィーネが、ふーっと息を吐き、弓の弦を戻して素早く次の矢を番える。
横顔に迷いは欠片もない。
「走れっ!」
フィーネの声に、私は地面から足を剥がすようにして走った。
少女の体がびくりと跳ね――
キャーーーーーッ!!
耳を裂く悲鳴が、少女の喉の奥から街中へ響き渡る。
笑ったように口を開いたまま――
糸の切れた人形のように、ぱたりと倒れた。
その瞬間。
「……う、あああああああああああああ……っ!」
地の底から響くような呻きが、一斉に街全体に満ちる。
耳からではない。
体の隙間から染み込み、内臓へ届くような振動そのもの。
「姉さんっ!」
膝をついたままの姉を抱き起こす。
震える瞳――だが次の瞬間、姉は強く息を吐き、瞳に再び光が宿る。
「……大丈夫、セレナ。――立てるわ」
私の手を借りて立ち上がると、姉は聖杖を強く握りしめる。
五人は姉を中心に円陣を組んだ。
振り向くと――さっきまでいた路地の建物の扉が、ばたん、と開いた。
閉ざされていた扉が次々と開く。
次いで花壇の土が盛り上がり、しおれた花々がまき散らされる。
続けて窓。さらに路地の奥、馬小屋、物置――
あらゆる場所から、“それ”が溢れた。
目を疑う。
まるで街そのものが呻きながら目を覚ますかのように。
家々の奥から人影――いや、“死者”が――よろめき出てくる。
(……まさか、みんな……!)
息が詰まり、胃の底が氷のように冷たくなる。
街中に眠っていた死者が――一斉に、目を覚ました。
腐った肉が軋み、骨が砕ける音が重なり合う。
足音と呻きが波のように押し寄せた。
石畳を踏み鳴らす響きは無数の鼓動の合唱――。
風が逆巻き、腐臭と花の香りが渦を巻く。
(……そんな、嘘……でしょ……)
胸が凍り、喉が乾く。
息だけが、ひゅう、ひゅうと掠れて漏れた。
腕が震え、白杖を握る手に力が入らない。
膝裏が抜けそうになるのを、必死に踏みとどまる。
それは、怨嗟と恐怖の壁が押し寄せて来るようだった。
花壇を踏みしだき、何百、何千という死霊が――
五人を囲み、呻きを上げる。
「くるぞ!」
バルドが咆哮し、巨大な盾を構える。
押し寄せた死霊を一撃で押し返し、骨のような腕が砕け飛ぶ。
エリアスの剣が光を纏い、斬り払うたび白い閃光が走る。
焼けるような臭気とともに、数体の死霊が弾き飛ぶ。
フィーネの矢が迷いなく次々と放たれ、放つたびに一体が崩れ落ちる。
――彼女はすでに気づいていたのだ。
「噴水を背後に密集!」
エリアスの鋭い指示。
全員が即座に動く。
姉が両手を合わせ、白い光を広げた。
――『浄化』!
光の波が広場を満たし、数体の死霊が蒸発するように消える。
腐臭が焼け焦げる匂いへ変わり、白い靄が立ちのぼる。
私も続けて詠唱する。
喉の震えを押さえ込み、声が裏返らぬよう必死に――
――『浄化』!
光が弾け、何体かが崩れ落ちた。
だが――焼ける肉の臭いの向こうに、なお何百体も立っている。
(これじゃ……きりがない!)
息が荒くなり、指先が震える。
魔力の流れが荒れ、胸の奥が焼けつくように熱い。
心臓の鼓動が速すぎて、視界がにじむ。
――ばしゃり。
背中に、冷たい飛沫。振り向いた瞬間、噴水の中で泡が弾ける。
ぶくぶくと膨れた死体が水面を破り、立ち上がった。
水草の絡みついた腕が、救いを求めるように姉の聖衣を掴もうと――。
腐りかけた肌、露出した骨、白く膨れた指先が光を反射する。
その腕が届く刹那――聖剣の閃光。
エリアスの一撃が、死霊を真っ二つに裂く。
「まっすぐ、領主館へ!」
エリアスの叫びが響く。
見れば――広場正面、領主館の柵の向こうだけが、奇妙な静けさに包まれている。
まるでそこだけが、この世と地獄の境界のようだった。
「むうんっ!」
バルドが盾を掲げて突撃した。
十体以上の死霊が吹っ飛ぶ。
そこへ私と姉の浄化の祈り、フィーネの矢が重なる。
エリアスが飛び込み、一気に血路を開いた。
領主館の柵が見えた。
――ほんの一瞬の隙間。
「――今だ!」
エリアスの叫び。即座に私は白杖を掲げる。
一瞬の沈黙――そして。
『俊足』×5――!
詠唱と同時に五人の足元に五重の光輪が浮かぶ。
足裏から熱が駆け上がり、心臓がひときわ強く打つ。
五人の足が、一気に軽くなった。
「走れ!」
再びエリアス。
バルドが殿を務め、私たちは駆け出す。
石畳を蹴る音が響き、腐臭の風を裂きながら――
私たちは一気に領主館の柵へ走り抜けた。
がちゃり。エリアスが扉を押し開ける。
――全員が飛び込み、すぐにバルドが柵を閉める。
次の瞬間――
がちゃん!
死霊の第一波が柵に激突。
がちゃ、がちゃがちゃ――。
群れが柵に取りすがり、手を突き出し、呪詛のような呻きを上げる。
金属が悲鳴を上げるたび、私の心臓も締めつけられた。
(……なんとか、持ちこたえそう……)
けれど、見回せば、屋敷全体が死霊の群れに囲まれている。
(……閉じ込められた――!)
肩で息をしながら視線を上げる。
そこにあったのは――荒れ果てた花壇。
そして、懐かしい屋敷の姿。
手入れの失われた花々の向こう、死霊のざわめきの中で、あの頃と変わらぬ屋敷だけが――静まり返っていた。
***
ふっと、屋敷の扉が――ぎいぃ……と音を立てて開く。
暗がりの中央で、ランタンの灯がゆらめいた。
灯を掲げる影が、こちらをじっと見つめている。
緊張が走る。
エリアスは剣の柄に手をかけ、バルドは皆の前で大盾を構えた。
フィーネは矢を番え、姉は聖杖を強く握り締める。
影が、一歩、二歩と前へ。
昇り始めた朝日が、その姿を照らし出す。
――侍女服の女性。
(……アンナ?)
息が止まり、背筋が凍り付く。
それは――私たち姉妹を子どもの頃から可愛がってくれた侍女長だった。
まさか、アンナまで――。
胸の奥が、どす黒く塗りつぶされていく。
さらに一歩、二歩。
アンナはゆっくりと階段を降りる。
その顔が、朝の光に照らされた。
真っ青な顔。けれど――
――その瞳に、きらりと光るもの。
(……涙?
死霊が、涙を――?)
かしゃり――エリアスの手が剣の柄にかかり、バルドが盾を起こす。
フィーネの指が弓弦を強く引き絞る音。
けれど、姉も私も――足が縫い付けられたように一歩も動けない。
張り詰めた空気が、ひときわ高く震え――
「待って!」
姉の声が響いた。
その瞬間、アンナはランタンを放り投げ、駆け出した。
迷いも恐れもなく、まっすぐ――私たち姉妹の下へ。
「アリシア様! セレナ様!」
衝突するように、私たちは抱きしめられた。
その温もりは、あまりにも現実的で、あまりにも懐かしい。
胸の奥で息が弾ける。
「――アンナ……なの?」
姉が震える声で呟く。
「お嬢様――!」
抱き返した腕の中に、確かな鼓動があった。
――生きてる人の音、生きてる人の声。
震えながら、私は心の中で呟く。
(アンナは……生きてる……!)
荒れ果てた庭園に転がったランタンは、まだ消えずに光を揺らしていた。
その小さな灯が、まるで“生”を証明するように。
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