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第5話 旅路
しおりを挟む旅は道連れ世は情けと言うがやはり1人の時よりセリーヌとクロエと言う道連れが出来たので賑やかになったと言うか、五月蝿いくらいだ。
旅に出て7日目で今までは開発されて街や村もあり人も住んでいたが。いよいよローマル帝国との国境が近くアテナ王国の最北地の街に着いた。
ここで食糧品などを大量に買う為に街を歩いていると人間族以外の種族の妖精族のエルフ、ドワーフ、獣人族その他の種族も見かける。
俺が生活するための用品、道具などをセリーヌとクロエが食料品、着替えなどを沢山買い、俺の空間リックに入れている。
その晩は久しぶりに宿に温泉があったので野営を止めて宿に泊まった。
この世界に生まれ変わって初めての温泉に浸かり、温泉は格別で疲れも取れて部屋に帰ると料理も用意されていてセリーヌが。
「食前酒が付いているわ」
クロエが。
「お嬢様、酒は飲んだことがないでしょう。やめておいた方が良いのと違いますか」
「こんな小さなグラスの酒くらいは大丈夫よ」
用意されていた酒は飲んでみるとワインだが思ったより強い酒で俺とクロエは酔わなかったが、セリーヌは初めての酒に酔ったみたいで酔うと最初は笑い上戸で食事が終ると直ぐに寝てしまっていた。
明日からはモンスターの多い森の中の道を通るのでこれからモンスターと戦うかも知れないのと、これからの事を考えて2人のステータスを見ると。
名前 セリーヌ・エイベル
種族 人間族
性別 女性
年齢 15歳
レベル 60(最大100)
魔力量 600(最大1000)
体力 60(最大100)
攻撃力 50(最大100)
防御力 50(最大100)
スキル
火魔法、風魔法、剣術
名前 クロエ
種族 人間族
性別 女性
年齢 25歳
レベル 65(最大100)
魔力量 600(最大1000)
体力 65(最大100)
攻撃力 65(最大100)
防御力 55(最大100)
スキル
水魔法
セリーヌは何十万人に1人と言われている2種類の火魔法と風魔法の他に剣術のスキルを持っているではないか、男勝りなのも納得出来る。
クロエはA級冒険者で氷結の姫の二つ名を持っていたみたいで水魔法で氷の使い方が上手で槍を作りモンスターを倒していたみたいだ。
最後の国境の街からオセロ領地まではおよそ2日間の予定だが、俺が探知網を展開して3頭の馬を並べて進んでいるとクロエが。
「セリーヌ様から色々聞きましたが、ルーファス様はどうして魔法を使えないなどと嘘をついてわざと追放されるような事をしたのですか? 」
「前世の勇者の時に魔王を倒して国を救ったのに婚約していた王女や王族に裏切られ酷い目に遭ったので王族や貴族が嫌いになったのと、のんびり暮らしたいからだ」
「そうなのですか。でも王族や貴族にも良い人はいるし、平民でも悪人はいるから人によると思います」
「うんその通りだが、平民と違い王族や貴族は権力があるので始末に悪い」
セリーヌも話に加わり。
「難しくしないで悪い奴は王族でも貴族でも平民も罰すれば良いのよ」
そんな話をしていると探知網に赤色が点滅したので。
「モンスターが出るので警戒して進め」
出て来たのは定番の10匹のゴブリンでクロエが面倒くさそうに。
「もう~、いやになるわ。アンタたちは邪魔なのよ」
そう言うと10本の氷の槍を空中に浮かべるとその槍をゴブリンたちに撃ちおろし全滅させて何事もなかったみたいに進みだした。
その後も弱い魔獣が出て来たので説明しておくと冒険者とモンスターにも階級が付けられていてFからA級まであり特別階級のS級もある。
俺が魔王を倒した時はS級冒険者で国から勇者に指名された2年後だった。
モンスターは二本足で歩くのは魔物、4本足で歩くのは魔獣と呼んでいる。
セリーヌは出て来た魔獣を倒すときは火魔法の火の玉を多く使い、風魔法を使わないので。
「セリーヌは風魔法を何故使わないのだ」
「別に理由はないわ。火の玉が簡単で使いやすいからよ」
「C級モンスターまでなら火の玉で倒せるがA級には通用しないぞ。火魔法で炎や火の光線は出来ないのか? それに風魔法で竜巻や真空刃を試した事がないのか」
「私は火の玉だけしか使ったことがないわ。そうだ、ルーファス様は魔法に詳しいので教えてください」
それから道中、魔法の基本からセリーヌとクロエに教える羽目になったのだ。
幸いB級以上のモンスターは出ずセリーヌとクロエが教えられた魔法を試しながらその晩はいつものように小屋を作り休んだ。
翌日、進んでいると台地に大きなクレータが所々にあるのを見て、魔法を撃ちあった跡でここはローマル帝国との国境に近いので俺と魔王が戦った場所に違いない。
だが余りにも強力な魔法を撃ちあい、最後は俺が流星魔法で何百という流星を放ったので地形が変わっているみたいなのだ。
森はなくなり荒地の間に草木が生えているだけで大きな生き物はいないみたいだ。
クロエが不安なのか。
「この先にオスロ領地の無人島があるのでしょうか? 」
「分からんが、潮の香りがするので海が近いと思うぞ」
馬を走らせると、海が見えて来たが小島など見えない。
海の近くに来て驚いた。
遠くに見える陸地と大陸側の陸地の間には3kmくらいの裂け目があり海水が流れていた。
セリーヌが。
「対岸に見えるのがオセロ領地なの? 小さな島ではなく陸地よ」
クロエも裂け目を見て。
「裂け目は断崖絶壁で船もないしどうするのですか」
「少し待っていてくれ。辺りを調べてみる」
重力魔法で重力を軽くして風魔法で舞い上がり、空高くから見渡すと裂け目は20kmは続いて裂け目は何処も断崖絶壁で降りる場所はない。
離れ小島と言うが空高くから見たが島と言うよりは陸地で日本の四国くらいの大きさだ。
俺が思うに断崖絶壁の所は元は狭いが陸地だったが、俺と魔王の魔法の撃ち合いで陸地が割れて裂け目が出来で海水が流れ込んで、長い年月で裂け目が広がり島に見えて地図にも描かれなかったみたいだ。
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