追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発

ハーフのクロエ

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第6話 オスロ領地

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 無人島の対岸までは3kmくらいで空間移転しても良いが、空を散歩するのも悪くないので3頭の馬も重力魔法で軽くして風魔法で気流を作り、大空の散歩とシャレ込んだが、3頭の馬は普段は元気すぎるくらいなのに驚きすぎて固まって微動だにしないのには笑えた。

 対岸の海の近くに森と森の間に草地があったのでその草地に降りると、ブラックは地上に降りると安心したのか他の2頭と元気に駆け回っている。

 さてと、これからどうするかだが俺1人なら自給自足の生活をするつもりでいたがセリーヌたちの意見も聞かないといけないだろう。

 その日はとり合えず仮の小屋を作り今後の事を話し合った。

 クロエはセリーヌの意見に従うと言い、セリーヌは。

「これだけの人数で領地の開発など移住者を募集しない限り無理ね。ルーファス様はどうする気なの? 」

「俺は最初から言っている通り開発する気はないぜ。折角、自由に慣れたので自給自足でのんびり暮らすつもりだ。セリーヌは嫌になったか」

「嫌に何かならないわ。楽しそうね。明日は領地を見て回り、住む場所を見つけましょう」


 次の日、3頭の馬がいるのでクロエは馬の世話と留守番で俺とセリーヌは空中から陸地を見て回っている。

 時々生き物を見かけるので生き物はいるみたいだが森が多く生き物の姿はハッキリ見えないので生き物が何なのか分からない。

 裂け目から30分くらいの陸地の中央に山があり、裾はなだらかで山から海に向かって大きな河が流れていて途中に湖もある。

 セリーヌがその景色を見て。

「ねえ、あの湖の畔なら住みやすそうね。降りて見ましょう」

 降りて見ると、湖は景色も綺麗で魚が泳いでいるのが見えるくらい水も綺麗で、海からは5kmくらいなので此処に住むことにした。

 住む場所が決まるとその日のうちに仮の寝泊まり出来る小屋を作り、クロエと馬3頭を空間移転して連れて来た。

 食料は沢山買い込んできたので当分の間は大丈夫で足りない時は近くの国境の街まで空間移転して買ってくればいい。

 空間移転は行った事のない場所には移転出来ないが、一度行った場所には移転できるので便利だ。

 そんな訳で最初は住まい作りを始める事にした。

 俺は神から与えられたギフト持ちで多分ギフト持ちはこの世界で俺1人だろう。

 与えられたギフトは万能スキルで普通の魔法の他、自分が考えた全ての魔法が使えるが条件があり、悪事に使えば全魔法が使えなくなるだけでなく無間地獄に落とされるのだ。

 まぁ、俺は曲がった事と面倒な事は嫌いなので悪事には手を出さない主義なので無間地獄に落とされる心配はないだろう。

 話は逸れたが、どんな建物でも作れる建築魔法で家を建てるつもりでコンクリート作りは自然に馴染まないので木で作るログハウスを作る事にした。

 木は森に沢山あるので森に行き木を真空刃で切り倒して木材を作り、魔法で乾燥させて重力魔法で空中に浮かせて運んでいると、白色の子犬が血を流して倒れていた。

 脈を診ると瀕死の状態だが生きているので治癒魔法を掛けると子犬は青白い光に包まれ、光が消えると傷口は無くなり、痛みが消えたのか立ち上がろうとしたが出血が酷かったので立ち上がれないので仕方ないので子犬を抱いて戻った。

 子犬を見たクロエが。

「これは子犬に見えるが狼の子供みたいね」

 セリーヌが俺から奪い取り。

「可愛いわね。大きくなるまで育てましょう。ルーファス様、名前を付けて上げてください」

 俺は日本の子供の頃、犬を飼っていて名前をファイトと呼んでいたので。

「そうだな。元気になるようにファイトにしよう。お前の名はファイトだ」

 俺が名前を付けると子犬は黄色い光に包まれて光が消えると3mくらいの銀色の狼の姿になり、驚いていると、今度は言葉を話し。

「僕は神獣の白銀狼だよ。助けてくれてありがとう。それに真名を付けてくれたから本当の姿になれたよ。此れからはルーファス様の使い魔になりますのでよろしくお願いいたします」

 そう言えば神獣は名前を付ける人の2文字を入れた名前を付けると成長が早く成獣になり、名前を付けた人の使い魔になると聞いていたが実際にみると驚いた。

 ファイトのファは俺の名の2文字が入っているので偶然、真名になったみたいだ。

 ファイトは体の大きさを子犬くらいから最大5mくらいまで変えられるらしい。

 ファイトは草原を歩いている時に大鷲に襲われて瀕死の状態で森に逃げ込みそこで意識を失ったと言っていた。

 その日はファイトの事で騒ぎ、色々ありログハウスを建てるのは翌日になった。

 その晩は木材もあるのでログハウスの大まかな図面を書いて家は2階建てにして1階はLDKにして広いお風呂も作り、リビングは広く40畳にした。

 2階に5部屋作り各部屋に水洗トイレとシャワー室を設置することにした。

 水道は湖の水を浄化して使い、汚水は汚水処理場にどこにでもいるスライムを放っておけば浄化してくれるので問題がおきないだろう。

 俺が建築魔法で森で切って来た木材を組み立てているとセリーヌが。

「何か手伝う事はないの? 」

「浄化槽の池に放つスライムを捕まえて池に放ってくれるか」

「了解。じゃ言って来るわ」

 ログハウスの組み立ては3時間くらいで終わり、スライムを放つ池を先に作っておいて家の中の壁の板を張るとログハウスの形が出来た。

 やはり魔法は便利で普通なら何カ月も掛かるのにログハウスを建てて外装まで1日で終わった。

 その日に内装も出来たが無理はしないで明日にすることにした。

 セリーヌとクロエがスライムを取って来たのは良いが半分のスライムが水分が蒸発して死んで干からびていたのだ。

 干からびたスライムは板状で透明なのでガラスの代わりになるのでガラスを買いに行かなくて良いので丁度良かった。

 次の日は内装をしてベッドや家具を創造の魔法で作り、完成した。

 完成したログハウスを見てセリーヌは。

「ルファース様は色んな魔法を使えるのね。でも、魔法でこんな立派な家を建てるのにはビックリしたわ」

 クロエも出来上がったログハウスを見て。

「こんな木を組み立てた家は初めて見たわ。家の中も奇麗でこんな僻地には勿体ないわね」

 出来上がったログハウスを見て思った以上に立派なログハウスが出来たので俺には建築の才能があるみたいだと思い、自画自賛したのだ。

 笑えたのは俺が前もって教えなかったのも悪いが初めて水洗トイレを使ったクロエがお尻にお湯が出て大きな悲鳴を上げていたことだ。
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