追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発

ハーフのクロエ

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第7話 オスロ領地で1

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 次の日はのんびりと過ごしてクロエが家の完成祝いに張り切って料理を作り始めた。

 セリーヌも料理を覚えると言ってクロエを手伝っているので暇な俺はファイトを連れて湖の畔を散策していると、ファイトが湖に潜り大きな魚を咥えて来て美味しそうにムシャムシャと食べていた。

 俺もこんな時に備えて買っておいた釣り道具を空間カバンから取り出し餌はその辺にいるミミズを針に付けて湖に投げると、直ぐに浮きが沈み上げると大きなマスに似た魚が釣れた。

 その後も入れ食いで10匹も釣れたので家に持って帰りクロエに。

「この魚も料理してくれ」

「ええー! 大きな魚で美味しそうね。早速、焼き魚にするわ」

 その晩はクロエの作った料理を食べ用意したワインを飲んだがセリーヌは前回で懲りたのかワインには手を付けなかった。

 次の日は海岸まで散策していると、猪魔獣が出たが何故か普通なら襲って来るのに俺たちを見ると逃げ出していた。

 クロエは冒険者をしていたのでモンスターに詳しいがそのクロエも。

「おかしいわね。あの猪魔獣は私たちを襲わないで逃げだしたわ」

 次に出た角ウサギ魔獣も逃げ出したのには驚き、魔獣なら人間を見ると襲って来るはずなのに逃げ出したのでおかしい?

 次に出た猪魔獣をクロエが倒して解体して。

「やっぱりおかしいわ。見た目は魔獣なのに魔石を持っていなく、普通の猪みたいよ」

 この世界の動物は空気中の魔素が身体に貯まると魔力を含んだ魔石になり、魔石は石油や石炭のないこの世界のエネルギー源になり灯りや魔道具を動かす動力になる。

 その為にモンスターを狩る冒険者が大勢いてモンスターを狩って生計をたてている。

 魔石を持っていないモンスターは初めてでもしかしたなら陸地から離されたこの地の生き物は何百年も大陸と行き来がないので推論で仮定だが、独自な進化をしたのかも知れない。

 その後、魔獣を倒して解体してみたが魔石を持っているのは6割くらいだった。

 だが動物やモンスターがいる事を分かって食料の肉の心配はなくなった。

 肉は空間カバンに入れておけば空間カバンは時間が止まっているので腐らずに保存できる。

 次の日からは作物を作る畑作りで大地改造魔法で土地を畑にして持って来た麦、野菜、果物の種を植えて促進魔法を掛けておいたので普通の倍の速さで成長するはずだ。

 思ったより早く野菜が数日で育ちクロエが喜んでいた。

 暇なのでクロエとセリーヌに魔法の使い方を色々教えている。

 そんなのんびりと日々を過ごしているある日に思いがけない事が起きた。

 その日は遠くまで出かけて辺りを散策していると、集落を見つけて何者が住んでいるのか集落に近付くと何とゴブリンの集落で俺たちを見ると襲ってこないので集落に行ってみた。

 ゴブリンは普通、体長が小さく1m30cm~50cmくらいで青い肌でツノを持っているが、集落のゴブリンは体長が2mくらいで肌は茶色で言葉を話している。

 俺たちを見ると集落の長だろか、話しかけて来て。

「この地では人間は何百年も見た事がないが、お前たちは何者だ? 」

 領主と言うと面倒な事になると思い。

「俺たちは遭難してこの地に住み着いたものだ。争いは嫌いで平和に暮らしたいと思っている」

「それなら良いが、食べ物はどうしている? 」

「動物の肉や畑を作って麦や野菜に果物を栽培して食べている」

「なんだとー! 自分たちで食べ物を栽培しているのか? 」

「当たり前でしょう。それでないと生きていけないでしょう」

「わしの家に来て詳しく話をきかせてくれんか」

 普通のゴブリンなら知能が低く攻撃的なのにこのゴブリンは知能も高く穏やかなので鑑定魔法で見ると。

 ゴブリンキングの進化した新種のゴブリンキングでおそらく大陸と離されてどうやら独自に進化したみたいだ。

 家はお粗末で枯草で屋根を覆い、家の中は広く大勢の家族が一緒に暮らしているみたいだ。

 家の中に入ると。

「わしはバロンでこの村の族長をしている。早速だが食べ物を分けてくれないだろうか。わしたちは作物の栽培の方法の知識が無く森の食べられる草木や果物と動物の肉を食べているが食べ物が少なくいつも飢えているのだ。子供もいつもお腹を空かして半分の子供は栄養失調で死ぬので困っておる」

 俺はこの新種のゴブリンを配下にすればこの地を開拓できるので。

「分かった。食料は提供しよう。だが条件がある。今は食料を提供するが栽培の方法を教えるので栽培して自分たちで食料を作る事と俺の配下になるのが条件だ」

「食料を確保できるなら喜んで貴殿の配下になりましょう」

 やったぜー!

 これで領地の開発が出来るので俺は喜んだのだ。

 ん? 俺は領地の開発はしないつもりだったが、まぁ良いか成り行きに任せるか。

 その日にゴブリンキングの代表者が家に来て俺の家を見て、自分たちもこんな家に住みたいと言うので作物の栽培とログハウスの建て方を教えることになった。

 ゴブリンキングが帰るとセリーヌが。

「ルーファス様、あのゴブリンは今までのゴブリンと違い肌の色と体長も大きく言葉も話すし、普通のゴブリンと違うのは何故でしょうか」

「俺にも分からないが大陸と切り離されて独自に進化したみたいだ。鑑定魔法で見たが新種のゴブリンキング族みたいだ」

「そう言えば動物やモンスターも大陸と違い独自に進化したみたいですね」

 クロエも同じ考えなのか。

「私もそう思います。モンスターも温厚で魔石を持っているモンスターはやはり攻撃的ですが何故なのでしょうか」

「俺にも分からんがこの領地は魔力が薄いのと関係があるかも知れんな」


 1週間後、ゴブリン族たちが大挙して移動してき来て家を建て始めた。

 どうやらこの近くに住むみたいで俺はのんびり暮らすつもりが、大地魔法で住む場所と農作地を作る羽目になり忙しくなったのは何故だ。
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