8 / 25
第8話 ドラゴンと再会
しおりを挟むゴブリンキング族が此処に来てから1年が過ぎ、ログハウスに似た1軒の建物は大きく大勢の家族で暮らせる家を俺も手伝って建て、農作地も増えて何とか作物も収穫出きるようになった。
ゴブリンキング族は250人くらいおり中には戦闘能力のある者は戦士と呼ばれモンスターを狩っている。
争いもなく平和に暮らしているがクロエが暇なので退屈しているのか。
「のんびり暮らすのも良いけれど退屈で死にそうよ」
セリーヌまで。
「ねえ、暇なので領地内を探検しましょうよ」
俺ものんびりするのも良いが余りにも退屈なので。
「それも良いな。暇つぶしに見て回ろうか」
まだオスロ領地の1割くらいしか知らないのでこの際なので領内を全部見て回る事にして、最初は中央の山の反対側に行くことにした。
ブラックたち3頭も行きたそうにしているので馬で出かけた。
集落を出ると森で俺が大地魔法で道を作りながら進むと、突然、木の上から大猿魔獣の群れの10匹が襲って来た。
クロエが嬉しそうに。
「久し振りに魔獣が襲って来たわ。私に任せて」
クロエが襲って来る大猿魔獣の群を魔法を使わず剣で喜々として倒しているのを見てセリーヌが呆れて。
「クロエは根っからの戦闘狂ね。全く呆れるわ」
クロエが流石に元A級冒険者なので10分くらいで全滅させて。
「物足りないわね。もっと強いモンスターが出ないかしら」
「クロエいい加減にしなさい。モンスター狩りが目的でなく領内を探索するのが目的なのよ」
「でもモンスターが攻撃してきたら倒さないといけないでしょう」
「分かったわ。今度はモンスターが出てきたら私が倒すわ」
「アラ、私が全部倒したから拗ねているのね」
セリーヌとクロエは主従と言うよりは友達みたいで口ではセリーヌが負けているみたいだ。
森の中は魔獣が多く次に出て来たのは体長が3mもある鋭い牙を持ったB級魔獣の黒熊魔獣だ。
セリーヌが最初は剣で切りつけたが黒熊魔獣の皮膚は鋼のように硬く、浅い傷をつけただけで怒った黒熊魔獣は腕で殴りつけて来たが、セリーヌがバックステップで避けて。
「やるわね。これでどうかしら」
セリーヌは俺が教えた風魔法の真空刃を連続して放って黒熊魔獣を細切れにしたのでクロエが。
「酷ーい! 細切れにしないで首を落としたところで止めれば良いのに黒熊魔獣が可哀想だわ。私よりセリーヌ様の方が戦闘狂よ」
「エッヘヘ、つい勢いでやってしまったわ」
セリーヌの思わぬジャジャ馬な一面を見て俺はこの先、結婚したならどうなるのか不安を覚えたのだ。
暫くモンスターは出ずファイトが先頭で山を登り始めると、探知網に赤い点滅がつき出て来たのは5mもあるA級魔獣の毒大蛇でクロエが戦おうとしたので。
「クロエそいつは毒を持っているから注意しなさい」
「離れて魔法で倒すから大丈夫よ」
だが、毒大蛇は噛みつくと見せて液を吹きかけたのだ。
クロエは避けたが液が少し掛かってしまい、腕の肌が溶け始めたので俺は瞬間移動でクロエを抱き上げ毒大蛇から離れてセリーヌに。
「そいつが近寄らないように遠くから攻撃してくれ」
ファイトが囮になり大蛇を誘導して俺たちから離している。
クロエに毒消しの治癒魔法を掛けると溶け始めた腕が元に戻り、セリーヌを見ると、毒大蛇に真空刃を放ち又、細切れにして倒していた。
クロエが元気を取り戻し。
「毒は噛みついて来ると思って油断したわ。それにしてもルーファス様が治癒魔法を使えて良かったわ。セリーヌ様そいつを細切れにして仇を取ってくれてありがとう」
「どういたしまして」
それにしてもセリーヌの魔法の使い方を覚えるのが早いのには何度も驚かせられる。
剣のスキルも持っているので剣技も素晴らしく俺は将来は尻に敷かれるかも知れない。
それからはモンスターにも合わずに山の頂上付近に来ると、空から声がして。
「我の住まいに来たお前たちは何者だ。この地には人間はいないはずだ」
空を見ると黒いドラゴンが俺たちを睨んでいるのでクロエが。
「ヤバイ! この世界で最強のドラゴンだ。早く逃げましょう」
俺は空から威嚇しているドラゴンを知っている。前世の勇者の時に戦って半殺しにして俺の使い魔になった名前はたしかふざけて付けたドングリだったので名前を呼んで。
「ドングリ久し振りだな」
「な、何で我の昔の名前をしっているのだー! 」
「俺は昔にお前を半殺しにして使い魔にした勇者の生まれ変わりだ。また半殺しにしてあげようか。それとも殺してあげようか」
「嘘つけ。アイツは死んだはずだ」
「だから生まれ変わりだと言っているだろう」
「本当か? 」
「嘘だと思うなら戦ってみるか。そのかわり今度は殺されても文句を言うなよ」
「待て! 待て! 我は今は戦う気はない。あの勇者の生まれ変わりなら魔力の匂いが一緒なはずだ。匂いを嗅がせろ」
「勝手にしろ」
ドラゴンは地上に降りて来て俺の匂いを嗅いで。
「同じ匂いだ。主よ、もう一度我を使い魔にしてくれんか」
「良いだろう。但し絶対服従するのが条件だ」
「おおー! 我は嬉しいぞ。絶対服従するから主よ、新しい真名の名前を付けてくれ」
「ルースはどうだ」
「ルースか昔より良い名だ」
俺が名前を付けるとドラゴンは黄色い光に包まれて光が収まると人化して2mくらいの筋肉隆々の龍神族の武人の姿になりクロエが。
「凄ーい。ルーファス様がドラゴンを使い魔にした」
セリーヌも呆れたのか。
「ルーファス様は何でもありね。これからはルーファス様が何をしても驚かないわ」
不思議な縁で前世で使い魔だったドラゴンに再び巡り合い、2度目の使い魔にしたのである。
110
あなたにおすすめの小説
転生?憑依?したおっさんの俺は【この子】を幸せにしたい
くらげ
ファンタジー
鷹中 結糸(たかなか ゆいと) は、四十目前の独り身の普通という名のブラック会社に務めるサラリーマンだった。だが、目が覚めたら細く小さい少年に転生?憑依?していた。しかも【この子】は、どうやら家族からも、国からも、嫌われているようで……!?
「誰も【この子】を幸せにしないなら俺が幸せにしてもいいよな?」
TS転移勇者、隣国で冒険者として生きていく~召喚されて早々、ニセ勇者と罵られ王国に処分されそうになった俺。実は最強のチートスキル持ちだった~
夏芽空
ファンタジー
しがないサラリーマンをしていたユウリは、勇者として異世界に召喚された。
そんなユウリに対し、召喚元の国王はこう言ったのだ――『ニセ勇者』と。
召喚された勇者は通常、大いなる力を持つとされている。
だが、ユウリが所持していたスキルは初級魔法である【ファイアボール】、そして、【勇者覚醒】という効果の分からないスキルのみだった。
多大な準備を費やして召喚した勇者が役立たずだったことに大きく憤慨した国王は、ユウリを殺処分しようとする。
それを知ったユウリは逃亡。
しかし、追手に見つかり殺されそうになってしまう。
そのとき、【勇者覚醒】の効果が発動した。
【勇者覚醒】の効果は、全てのステータスを極限レベルまで引き上げるという、とんでもないチートスキルだった。
チートスキルによって追手を処理したユウリは、他国へ潜伏。
その地で、冒険者として生きていくことを決めたのだった。
※TS要素があります(主人公)
『ひまりのスローライフ便り 〜異世界でもふもふに囲まれて〜』
チャチャ
ファンタジー
孤児院育ちの23歳女子・葛西ひまりは、ある日、不思議な本に導かれて異世界へ。
そこでは、アレルギー体質がウソのように治り、もふもふたちとふれあえる夢の生活が待っていた!
畑と料理、ちょっと不思議な魔法とあったかい人々——のんびりスローな新しい毎日が、今始まる。
1つだけ何でも望んで良いと言われたので、即答で答えました
竹桜
ファンタジー
誰にでもある憧れを抱いていた男は最後にただ見捨てられないというだけで人助けをした。
その結果、男は神らしき存在に何でも1つだけ望んでから異世界に転生することになったのだ。
男は即答で答え、異世界で竜騎兵となる。
自らの憧れを叶える為に。
不遇スキルの錬金術師、辺境を開拓する 貴族の三男に転生したので、追い出されないように領地経営してみた
つちねこ
ファンタジー
【4巻まで発売中】
貴族の三男であるクロウ・エルドラドにとって、スキルはとても重要なものである。優秀な家系であるエルドラド家において、四大属性スキルを得ることは必須事項であった。
しかしながら、手に入れたのは不遇スキルと名高い錬金術スキルだった。
残念スキルを授かったクロウは、貴族としての生き方は難しいと判断され、辺境の地を開拓するように命じられてしまう。
ところがクロウの授かったスキルは、領地開拓に向いているようで、あっという間に村から都市へと変革してしまう。
これは辺境の地を過剰防衛ともいえる城郭都市に作り変え、数多の特産物を作り、領地経営の父としてその名を歴史轟かすことになるクロウ・エルドラドの物語である。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
充実した人生の送り方 ~妹よ、俺は今異世界に居ます~
中畑 道
ファンタジー
「充実した人生を送ってください。私が創造した剣と魔法の世界で」
唯一の肉親だった妹の葬儀を終えた帰り道、不慮の事故で命を落とした世良登希雄は異世界の創造神に召喚される。弟子である第一女神の願いを叶えるために。
人類未開の地、魔獣の大森林最奥地で異世界の常識や習慣、魔法やスキル、身の守り方や戦い方を学んだトキオ セラは、女神から遣わされた御供のコタローと街へ向かう。
目的は一つ。充実した人生を送ること。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる