追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発

ハーフのクロエ

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第8話 ドラゴンと再会

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 ゴブリンキング族が此処に来てから1年が過ぎ、ログハウスに似た1軒の建物は大きく大勢の家族で暮らせる家を俺も手伝って建て、農作地も増えて何とか作物も収穫出きるようになった。

 ゴブリンキング族は250人くらいおり中には戦闘能力のある者は戦士と呼ばれモンスターを狩っている。

 争いもなく平和に暮らしているがクロエが暇なので退屈しているのか。

「のんびり暮らすのも良いけれど退屈で死にそうよ」

 セリーヌまで。

「ねえ、暇なので領地内を探検しましょうよ」

 俺ものんびりするのも良いが余りにも退屈なので。

「それも良いな。暇つぶしに見て回ろうか」

 まだオスロ領地の1割くらいしか知らないのでこの際なので領内を全部見て回る事にして、最初は中央の山の反対側に行くことにした。

 ブラックたち3頭も行きたそうにしているので馬で出かけた。

集落を出ると森で俺が大地魔法で道を作りながら進むと、突然、木の上から大猿魔獣の群れの10匹が襲って来た。

 クロエが嬉しそうに。

「久し振りに魔獣が襲って来たわ。私に任せて」

 クロエが襲って来る大猿魔獣の群を魔法を使わず剣で喜々として倒しているのを見てセリーヌが呆れて。

「クロエは根っからの戦闘狂ね。全く呆れるわ」

 クロエが流石に元A級冒険者なので10分くらいで全滅させて。

「物足りないわね。もっと強いモンスターが出ないかしら」

「クロエいい加減にしなさい。モンスター狩りが目的でなく領内を探索するのが目的なのよ」

「でもモンスターが攻撃してきたら倒さないといけないでしょう」

「分かったわ。今度はモンスターが出てきたら私が倒すわ」

「アラ、私が全部倒したから拗ねているのね」

 セリーヌとクロエは主従と言うよりは友達みたいで口ではセリーヌが負けているみたいだ。

 森の中は魔獣が多く次に出て来たのは体長が3mもある鋭い牙を持ったB級魔獣の黒熊魔獣だ。

 セリーヌが最初は剣で切りつけたが黒熊魔獣の皮膚は鋼のように硬く、浅い傷をつけただけで怒った黒熊魔獣は腕で殴りつけて来たが、セリーヌがバックステップで避けて。

「やるわね。これでどうかしら」

 セリーヌは俺が教えた風魔法の真空刃を連続して放って黒熊魔獣を細切れにしたのでクロエが。

「酷ーい! 細切れにしないで首を落としたところで止めれば良いのに黒熊魔獣が可哀想だわ。私よりセリーヌ様の方が戦闘狂よ」

「エッヘヘ、つい勢いでやってしまったわ」

セリーヌの思わぬジャジャ馬な一面を見て俺はこの先、結婚したならどうなるのか不安を覚えたのだ。

 暫くモンスターは出ずファイトが先頭で山を登り始めると、探知網に赤い点滅がつき出て来たのは5mもあるA級魔獣の毒大蛇でクロエが戦おうとしたので。

「クロエそいつは毒を持っているから注意しなさい」

「離れて魔法で倒すから大丈夫よ」

 だが、毒大蛇は噛みつくと見せて液を吹きかけたのだ。

 クロエは避けたが液が少し掛かってしまい、腕の肌が溶け始めたので俺は瞬間移動でクロエを抱き上げ毒大蛇から離れてセリーヌに。

「そいつが近寄らないように遠くから攻撃してくれ」

 ファイトが囮になり大蛇を誘導して俺たちから離している。

 クロエに毒消しの治癒魔法を掛けると溶け始めた腕が元に戻り、セリーヌを見ると、毒大蛇に真空刃を放ち又、細切れにして倒していた。

 クロエが元気を取り戻し。

「毒は噛みついて来ると思って油断したわ。それにしてもルーファス様が治癒魔法を使えて良かったわ。セリーヌ様そいつを細切れにして仇を取ってくれてありがとう」

「どういたしまして」

 それにしてもセリーヌの魔法の使い方を覚えるのが早いのには何度も驚かせられる。

 剣のスキルも持っているので剣技も素晴らしく俺は将来は尻に敷かれるかも知れない。



 それからはモンスターにも合わずに山の頂上付近に来ると、空から声がして。

「我の住まいに来たお前たちは何者だ。この地には人間はいないはずだ」

 空を見ると黒いドラゴンが俺たちを睨んでいるのでクロエが。

「ヤバイ! この世界で最強のドラゴンだ。早く逃げましょう」

 俺は空から威嚇しているドラゴンを知っている。前世の勇者の時に戦って半殺しにして俺の使い魔になった名前はたしかふざけて付けたドングリだったので名前を呼んで。

「ドングリ久し振りだな」

「な、何で我の昔の名前をしっているのだー! 」

「俺は昔にお前を半殺しにして使い魔にした勇者の生まれ変わりだ。また半殺しにしてあげようか。それとも殺してあげようか」

「嘘つけ。アイツは死んだはずだ」

「だから生まれ変わりだと言っているだろう」

「本当か? 」

「嘘だと思うなら戦ってみるか。そのかわり今度は殺されても文句を言うなよ」

「待て! 待て! 我は今は戦う気はない。あの勇者の生まれ変わりなら魔力の匂いが一緒なはずだ。匂いを嗅がせろ」

「勝手にしろ」

 ドラゴンは地上に降りて来て俺の匂いを嗅いで。

「同じ匂いだ。主よ、もう一度我を使い魔にしてくれんか」

「良いだろう。但し絶対服従するのが条件だ」

「おおー! 我は嬉しいぞ。絶対服従するから主よ、新しい真名の名前を付けてくれ」

「ルースはどうだ」

「ルースか昔より良い名だ」

 俺が名前を付けるとドラゴンは黄色い光に包まれて光が収まると人化して2mくらいの筋肉隆々の龍神族の武人の姿になりクロエが。

「凄ーい。ルーファス様がドラゴンを使い魔にした」

 セリーヌも呆れたのか。

「ルーファス様は何でもありね。これからはルーファス様が何をしても驚かないわ」

 不思議な縁で前世で使い魔だったドラゴンに再び巡り合い、2度目の使い魔にしたのである。
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