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第13話 アテナ王国の動乱
しおりを挟むマリアーヌが言うには、俺が追放されて直ぐに今の王国に不満を持つ者が暴動を起こし反乱軍が出来たらしい。
第1王子と第2王子が反乱軍に勝った方が次の国王になると言い、馬鹿な事に勝手に鎮圧に向かい揃って協力して戦えば勝てたかも知れないが別々に戦い2人とも戦死したみたいだ。
軍のアルベルト総司令官とアラン第3王子が反乱軍を鎮圧して話し合い、反乱軍は今の国王を引退させてアラン王子を国王にして反乱軍の主張を取り入れて税金をさげるなら反乱を止めると言い、今話し合いの最中だと言っていた。
やっぱりかと思うのが俺の感想で、あの色ボケした親父は自分をチヤホヤする貴族の言うがままに税金を簡単に上げるのに厳しく反対するエイベル公爵たちには耳を貸さず、国民は怒っていたのでいつ暴動が起きてもおかしくない状態だった。
夜遅くアルベルト公爵が帰って来て俺が。
「お久しぶりです。ご無沙汰しておりました。マリアーヌから聞きましたが大変そうですね」
「おうー! ルーファス様、久しぶりだな。元気そうで何よりだ。領地はどうだ」
「俺の領地よりもこの国はどうなるのですか? 」
「ジャムニ陛下が引退を拒んでいるので困っている」
「強引に幽閉すれば良いのではないですか」
「それが国王の印の印判を持っているが印判の隠し場所を言わないので困っている」
「その印判がないと支障があるのですか? 」
「印判がないと教会が次の国王に認定出来ないだけでなく国の重要な書類や文書の他、宝物庫などの部屋のカギになっているのでそこも開けられなく困っている」
俺が催眠魔法で聞き出せば良いので。
「俺がその印判のある場所を聞き出せるので明日にでも行きましょう」
「本当か? 」
セリーヌが自慢して。
「私の旦那様は色んな魔法が使えるので印判のありかを白状させるくらい簡単よ」
マリアーヌが。
「え? ルーファス様は魔法を使えないので王宮から追放されたのではないですか」
アルベルトがニヤリと笑い。
「やっぱりですか。私はルーファス様が小さい時は神童と呼ばれるくらい優秀だったのにある時から馬鹿を演じていたので何か隠していると思っていました」
それから俺が前世で魔王を倒した勇者の記憶とステータスを引き付いた生まれ変わりだと言うとアルベルト夫妻は驚いていたのだ。
次の日の朝に起きるとアルベルトは朝早く王宮に行って俺にも起きたなら王宮に来るように言っていたので、バスに訳を言ってセリーヌと街を見て店を出す場所を下見するように言っておいた。
久しぶりに王宮に行くと数人いる門番の中で俺を知っている門番の警備兵が。
「ルーファス様! お久しぶりです。王宮に戻る事になったのですか」
「いや、今回は用事で来ただけで又、領地にもどる」
「そうなのですか。案内は要らないでしょうから、勝手に行って下さい」
門から王宮の入り口までは歩いて20分はかかるので瞬間移動して行くと、使用人が急に現れた俺にビックリしていたが勝手知ったる王宮なので2階の国王の執務室に行くと、親父の陛下とアラン兄貴が言い合いをしている。
親父が俺を見て。
「ルーファス余の許可も取らずに何故帰って来た」
「親父、国を滅ぼす気か。いい加減に目を覚ませよ。アンタが国王を続けるとこの国が滅びるのが分からんのか」
「貴様―! 国王の余に向かって何という口の利き方だ。貴様を王族から追放する」
俺が催眠魔法を掛けてから。
「親父、国王の印判を渡してくれ」
すると親父が執務室の隠し扉を開けて金庫から印判と他の大事な鍵を渡してくれたのでアラン兄貴が。
「今まで頑として言う事を聞かなかったのにルーファスの言う事を聞いたのは何故だ」
「ん? 簡単さ。催眠魔法で言う事を利かせたただけだ。今のうちに親父を王族を幽閉する塔に閉じ込めて置く方がいいだろう」
俺が親父はこのままなら殺されるので俺が塔まで連れて行き、部屋に幽閉して。
「親父、天国に近い場所でのんびり暮らせるので良かったな。元気で暮らせよ」
親父は催眠が解けたら俺を恨むか、それとも命を助けられたと思い、感謝するかどちらか知れないがこれでもう会う事はないだろう。
俺が戻るとアラン兄貴が。
「助かった。これで反乱軍と和平出来る。やっぱりルーファスはアルベルトから聞いたが魔法を使える事だけでなく色々隠していたみたいだな。罰としてルーファスが次の国王になれ」
「それは絶対嫌だ。俺には新しい領地に住民がいるので無理だ。無理に国王にする気なら俺は誰も知らない場所に逃げるぞ」
「前にも言ったがそんなに王族が嫌か」
「王族が嫌ではないが面倒な事は嫌なので勘弁してくれ。その代わりアラン兄さんが困った時は助けるよ」
「本当だな。それなら俺が国王になる」
数日後、反乱軍は和平案を結び解散したが、反乱軍の中にはローマル帝国から資金提供を受けて国を内部分裂させようとした貴族もいて調査をしているとアラン兄貴が言っていた。
王宮にいると何かと煩いのでエイベルと一緒に屋敷に帰ると、バスが。
「店を出すのはやめます」
「どうしてだ」
「わしたちの作る魔道具は古いので新しい魔道具を研究してもっと便利な魔道具を作ってから店を出す事にしました」
一緒に行ったセリーヌも。
「私も魔道具店で見たけれど最新の魔道具は凄いわ。時間がきたら自動で温かくなる暖房や冷房機もあったわ」
そうだ、俺が日本にあった家電品を教えればバスたちは最新の家電品を作れるので帰ったら教える事にした。
俺が今一番欲しいのは携帯電話だがバスたちに今度、話して作らせてみる事にしょう。
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