追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発

ハーフのクロエ

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第14話 新しい村とピクシー妖精

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 結局、王宮には10日間程とどまり、前世の税金の仕組みや義務教育、国民主体の政治などを教えて帰って来た。

 アラン兄貴はそんな知識を持っているならやはり俺が国王になれと言ったがトットと空間移転で逃げて来たのだ。

 セリーヌの両親が落ち着いたならおれの領地見に行くと言っていた。

 ピース村に帰るとクロエが。

「10日間も留守にしていて何をしていたのですか? 」

 俺の代わりにセリーヌが。

「王都では反乱がおきて大変だったわ。ルーファス様が後始末をして無事にアラン第3王子が国王になったけれど、裏でローマル帝国が反乱軍に資金提供をしていてどうなるか知らないけれどこのまま無事に済めば良いけれどね」

「そうだったのですか。あのバカ国王が良く国王を譲ったわね」

「ルーファス様が強引に引退させて塔に幽閉してアラン様を国王にしたわ」

「流石ルーファス様ね」

「でしょう。私の旦那様は凄いでしょう」

「あら、まだルーファス様は旦那様じゃないのに、まっ、良いか」

 ピース村はやはり平和で異種族が争いもなく仲良く暮らしているので住みやすい。

 ドワーフ族はバスが帰ると新しい魔道具の開発に乗り出しているので、最新の家電品の冷蔵庫、扇風機、暖房器具などを教えておいた。

 携帯電話の話をするとバスが。

「難しいかもしれませんが作ってみやす」

「出来なくても元々なので無理はするな」

「ヘン、わしに不可能はありませんぜ。まぁみていてくだせえ」

 バスは作れるみたいなので期待して出来上がるのを待っていよう。

 
 農作地を見に行くと、ゴブリンキング族とドワーフ族の女性たちが忙しそうに麦の刈り入れをしている。

 果樹園では小人族とゴブリンキング族の子供がたわわに実ったブドウを収穫している。

 ブドウはワインも作るので多めに栽培している。

 麦は主食のパンも作るが発酵させて酒を造るのでドワーフ族は一粒も無駄にしないで大事に収穫している。

 ドワーフ族の作る火酒は本当に口の中が焼けるかと思う程強く俺は盃一杯しか飲めないくらいだ。

 ドワーフ族の活躍は目覚ましく、住民が増えたので住宅地を広げて村を作り直す為に皆の希望を聞いている。

 小人族はレンガ作りの家が良いと言い、ゴブリンキング族は今のログハウスの良いと言いと言う者と石作やレンガ作りが良いと皆が勝手な事を言うのでバスが怒り。

「村作りは黙ってわしたちに任せておけ」

 結局、最後はバスに任せる事になった。

 俺が大地魔法で新しく住宅地と中心に公園と碁盤の目の道路と上下水道を作り、後はドワーフ族に任せた。

 住民もドワーフ族に協力して半年後に新しい村は出来上がり、公園の周りには商店が公園の右側にはレンガ作りの家、左側にはログハウスの家が一番奥の湖を一望できる丘の上には俺の住む領主のレンガ作りの3階建ての豪華な館が建てられた。

 余りにも豪華なので俺がバスに。

「広くて豪華すぎないか」

「何を言っているのですか。領主様の住む所はあのくらいにしないと駄目ですぜ。それにセリーヌ様と結婚したなら子供も出来るので部屋数も多い方が良いでしょう」

 新しい村はまるでおとぎ話に出て来るような綺麗な村で皆が喜んでいた。

 住民の引っ越しが終わった古い村は農作地に変えておいた。


 新しい館からは湖が一望出来て見ているとセリーヌが。

「あの木は何の木なのかしら? 来た時は1mくらいの苗木だったのに短い間にもう20mくらいになっているわ」

「何の木だろうな。見に行こうか」

 不思議な木は村から1kmくらい離れた湖の畔にあるので歩いて木の側に行くと。

「ヤッホー! こんにちわ~ 」

 声のする方をみると、驚いたぜ。木の周りを飛び回っているのは体長が30cmくらいの透き通ったトンボのような羽を持った可愛い女の子10匹? 10人? が飛び回っているではないか。

 その女の子が。

「この村は綺麗ね。それにあなたの魔力は美味しそうね」

「君たちは何者なのかな? 」

「私たちはピクシー妖精よ。気に入ったから此処に住んでも良いかしら。私はピクシー妖精族の族長のピーコちゃんよ。宜しくね」

「俺はこの地の領主のルーファス・クロフォードだ。気に入ったなら住めば良いよ」

 セリーヌが。

「アナタたちは可愛いわね。私はルーファス様の奥さんのセリーヌ・エイベルよ。宜しくね」

(いや、まだ俺の奥さんではないだろう)と思ったが、まぁ良いか。

 ピーコちゃんたちは俺の周りに来て匂いを嗅いでピーコちゃんが。

「久し振りに美味しい魔力を食べたわ。もうお腹が一杯だわ」

 もう一人のピクシー妖精はセリーヌの匂いを嗅いで。

「この人の魔力は清らかで美味しいわ」

 どうやら匂いを嗅いでいたのではなく俺たちの魔力を吸っていたみたいなので。

「ピーコちゃんたちは魔力を食べるのか? 」

「フッフフッ、何でも食べるけれど美味しい魔力が最高に美味しいわ。でも人間族の魔力は悪人が多いので不味くて食べられないわ。ルーファス様たちの魔力は美味しいから良い人なのね」

「魔力で善人か悪人か分かるみたいだな。今までは何処に住んでいたの? 」

「そうよ、魔力にも匂いがあるのよ。森の奥の果物のなる木に住んでいたわ。でもこの木は美味しい魔力を放っているからこの木に住む事にするわ」

「この木は魔力を放っているのか? 」

「そうよ。知らなかったの。この木は生命の樹でこの木の側で暮らせば幸せになれるのよ」

「そうなのか。知らなかったよ」

「エルフ族はこの木を探して島を移動しているからその内に此処に来るわよ」

「そうなのか。エルフ族に会えるのを楽しみに待っている。住民に紹介するから一緒に行こう」

 住民たちに紹介すると皆が喜んでいたが、特に小人族が喜び果物のジュースを上げていた。

 小人族が言うにはピクシー妖精はめったに人前に姿を現さない種族で数が少なく珍しいらしく、その他にも色んな力を持っているらしい。
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