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第四章 交差する思惑

第七十三話 嘘とでっち上げ

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案の定、エイト達は直ぐに学園長に呼び出しをくらった

エイト「全く…あの担任、俺の事を平民とか言ってたし……ミュウストップ」

エイトが愚痴をこぼしていると、ミュウが爆弾を持って走ろうとしていたので止める

ミュウ「…エイトを馬鹿にした…殺「しては駄目」…ケチ」

シルフィ「そうですよ、ミュウ様…ここは穏便に…「はい、閉まって」…ケチ」

自分のスカート(パンツは黒)を開いて鋭いナイフを取り出して向かおうとしたので止める

カイト達と戦ってからどこか線を越えてしまったのか、ちょっといや…かなりやばい

エイト「俺の事を思って行動してくれるのはいいけど、悪口=殺害対象ではないからね?」

ミュウ「何で?エイトを虐めようとする人達をどうして守ろうとするの?」

エイト「いいから駄目!めっ!」

ミュウ「…みゅぅ…わかった」

エイト「シルフィも…命令な?」

シルフィ「貴方様が仰るなら…その通りにします」

エイトが説得する事によって2人は渋々了承する、その姿にアリアンはちょっと怖がり
催促する

アリアン「…取り敢えず、行こうぜ?待たせるのも悪いし」

エイト「それもそうだな、話しながらでもいいから行こうぜ」

そうして皆(カイトの取り巻き達)から鋭いて目で睨まれながら学園長の所へ向かう

ミュウ「………」

しかしミュウは教室から出る前に一旦立ち止まり、彼女達を睨みつける

「ひっ!?」

その目は"殺意"に満ちており
エイトが止めてなければ、間違いなく
ここは血の海になっていただろう

エイト「ハァ…あの担任が馬鹿正直に話すとは思えないし…学園長がまともな事を祈るしか無いなぁ」

アリアン「…どうだろうね?こっちは勇者をフルボッコにしちゃったんだし、簡単には行かないと思うけど…」

エイト「俺とミュウは一応英雄と魔王なんだけど?」

アリアン「それとこれとは話が違うだろ?」

そう、勇者は遥か昔、聖女、賢者、剣聖の3人と共に世界の厄災に立ち向かい、世界に平和をもたらした伝説の職業だ

しかし、英雄と魔王は職業こそ珍しいが、これと言った事を成し遂げていない
故に優劣的には勇者の方が上なのだ

ミュウ「そうなると私達、どうなるの?」

シルフィ「先程から仰ってましたよ?頭が鶏何ですか?」

ミュウ「失礼ね!w

エイト「ここでどうなるか想像してもわかるわけないか…」

ミュウ「ねぇ今、w

アリアン「だけど、ついつい考えちゃうんだよなぁ」

ミュウ「ちょっとw

シルフィ「最悪この学園から離れる事になっても、アイツと離れる事が(多分)できるのでそれはそれでいいのですが…」

ミュウ「さっきからw

そんな事を話しつつ、3人は学園長室前に着く

ミュウ「4人だよね?w

エイト「着いたし…入るか」

ミュウ「私の事無視しないでぇ!みゅぐっ」

エイトはミュウが騒ぐ前に口で塞ぐ
体全体がピーン!と伸びそのままふにぁ
となってしまう

シルフィ「そう言うの私の前でしないでくださいます?嫉妬で狂いそうです」

アリアン「いちゃつくなよ、こんな所で」

そんな事を吐き捨ててアリアンはドアを3回ノックする

「…入れ」

ミュウ「失礼します」

アリアン「復活早!?」

ミュウを先頭に他の3人も入る
そこにはカイト達はいないが、大きな机と椅子が正面にありそこに

「さ、話を聞きましょう」

このカルデア学園の長、学園長がいた

学園長の後ろにはカーテンで隠れているが窓があり、そこから日光が少し入る
周りの壁には歴代の学園長の額縁があり
その中には現学園長の額縁もある

担任の先生は学園長がいる所の前に設置してある、机とソファが置いてある所のソファに腰を下ろし、こちらを睨みつけていた

「まぁ立ち話もあれなんで、先ずは座ってください」

ミュウ「失礼します」

他の3人も同じ事を言って担任と向かい合う形で腰を下ろした
座りごごちはとてもよく、ここで寝ていいと言われたらすぐに深い眠りに落ちるだろう

「それじゃあ、改めて話を伺いましょう、貴方の先程の発言をもう一度お願いします」

「はい」

そう言うと担任は立ち上がり、自分達を指差した

「彼等は身勝手にも勇者であるカイト君に難癖をつけて、私が許可していないのにも関わらず、無断で模擬戦と言う名の暴力を行いました」

そして腕を見せつけて

「私はすぐに止めに入りましたが、エイトとという、何処の馬の骨ともわからない平民如きがあろう事か私の腕をこの様な事にしました、これは由々しき事態です」

「それで?貴女はどうしたいと?」

「はい、これは国家反逆罪として即刻死刑にするべきだと私は考えます」

そう言って担任は勝ち誇ったかの様にこちらを見つめた

——————————————————————
続く







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