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プロローグ 学園編までの生活
第33話 摩訶不思議な少年(どうやら失敗の様です)
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「本日はありがとうございました、お代はこちらに」
メイディはそう言うと今日の治療代が入った金貨の袋をユーナに渡す。
「ありがとうございます…ん?」
「どうかしましたか?」
金貨の袋をユーナが確認すると違和感を感じて頭をひねる。
「金貨の中身が多くないですか?」
「そうですか?」
「はい、私の依頼内容ではこの半分くらいで十分ですよ」
そう言って受け取った金貨を返そうとするが、メイディはそれを受け取らなかった。
「そうはいきません、既に貴女の手元にあるのですから、それはもう貴女のものです、私達に返すと言われても困ります」
「しかし…」
「クロウ様が良いと仰っていたのです、まさか公爵家に口答えでも?」
ちなみにお金の金額はクロウが決めていた、本来の金額とかは知らないが、明らかに量を多くしといた。
作戦名としては「お前との手切れ金だ!とっとと帰れ!」作戦だ。
しかし問題点としてはその事を目の前で言えない事、だからこそメイディに任せたのだ「あの人には多く入れといて」と。
「いえ、そう言うつもりはありませんが…クロウ様本当によろしいのですか?」
「ああ、本当だったらもっと長く動けなかったのにこうして治してくれたからな」
「クロウ様もこう言っております、諦めてください」
これ以上の問答は無駄だろう、受け取りたくないのなら受け取らざるを得ない状況にすれば良い。
「用は済んだか?また困ったらその時は頼むぞ?」
「あ!ちょっと!」
クロウは例を言うとそのまま階段を登る、他のメイド達はユーナが外に出るまで待っている(メイディを除いて)。
「………変な貴族様」
ユーナは深呼吸した後に仕方ないと割り切って外に出る、これ以上は本当に迷惑になるだろう。
「…それにしても貴女達がいるなんて思わなかったわ」
「…何よ気が付いてたの?」
「僕達の事、忘れているのかと思ったわ」
門まで歩いて向かっていると、後ろから気配を感じたので声をかけると案の定2人がいた。
「忘れるわけないでしょ?幼馴染みよ?」
「幼馴染みねぇ」
「僕、リーゼに酷い事されたんだけど?」
「クロウ様を傷つけたからよ、自業自得」
門までの間だが、3人がこうして集まるのは久しぶりだ、それぞれ自分の職業にあった事をしているので中々会えないのだ。
「でもまさか貴族様の所で働いているなんてね」
「私は雇われたのよ、学園に通うまでの間は私が教えるの」
「僕は学園長と相談して彼が通うと同時に教師になるよ、彼をもっと強くしたいからね」
「「え?」」
その爆弾発言に2人は驚く。
「え?何?何か変なこと言った?」
「言ったわよ、え?何?教師になるの?」
「うん、元々ならないか?って相談受けてたからちょうど良いしね」
今まで断っていたのは学園の先生になるのはつまらないからで、面白い子が入るのなら話は別らしい。
「なら、私もなろうかなぁ教師」
「え?リーゼも?」
「うん、私も誘いはあったのよ、魔法の研究も出来るし、教え子が行くなら行きたいしね」
どうやら2人ともあの貴族の息子が行くのなら嫌いだった学園の教師になっても良いそうだ。
「…へぇ面白い子ね」
「面白いわよ?私は魔法を教えているんだけど魔力が相当高いわ」
「僕は剣術、剣の腕も並の騎士団なら普通に倒せるくらいに強い」
ユーナは自分以外に興味を持たない魔法馬鹿と自分より強い奴にしか興味を持たない脳筋馬鹿の心境の変化に驚きつつも、それを変えたクロウに興味を持ち始める。
「なら、私も教師になろうかしら、後家庭教師に♪」
「「…え?」」
「回復魔法は無理でも薬草などの治療方法やポーション🧪の作り方は教えられるわ」
「…マジ?」
「幼馴染みがこんな形で揃うなんて…クロウ様は一体何もんだよ…」
そう言うことでユーナは踵を返して屋敷の方へと向かった。
——————————————————————
次の日
「回復系の先生になりましたユーナです、よろしくお願いしますね、クロウ様?」
「………うんこちらこそ(…また女かよ、てかなんでヒロイン集まるんだよ!!!!!)」
メイディはそう言うと今日の治療代が入った金貨の袋をユーナに渡す。
「ありがとうございます…ん?」
「どうかしましたか?」
金貨の袋をユーナが確認すると違和感を感じて頭をひねる。
「金貨の中身が多くないですか?」
「そうですか?」
「はい、私の依頼内容ではこの半分くらいで十分ですよ」
そう言って受け取った金貨を返そうとするが、メイディはそれを受け取らなかった。
「そうはいきません、既に貴女の手元にあるのですから、それはもう貴女のものです、私達に返すと言われても困ります」
「しかし…」
「クロウ様が良いと仰っていたのです、まさか公爵家に口答えでも?」
ちなみにお金の金額はクロウが決めていた、本来の金額とかは知らないが、明らかに量を多くしといた。
作戦名としては「お前との手切れ金だ!とっとと帰れ!」作戦だ。
しかし問題点としてはその事を目の前で言えない事、だからこそメイディに任せたのだ「あの人には多く入れといて」と。
「いえ、そう言うつもりはありませんが…クロウ様本当によろしいのですか?」
「ああ、本当だったらもっと長く動けなかったのにこうして治してくれたからな」
「クロウ様もこう言っております、諦めてください」
これ以上の問答は無駄だろう、受け取りたくないのなら受け取らざるを得ない状況にすれば良い。
「用は済んだか?また困ったらその時は頼むぞ?」
「あ!ちょっと!」
クロウは例を言うとそのまま階段を登る、他のメイド達はユーナが外に出るまで待っている(メイディを除いて)。
「………変な貴族様」
ユーナは深呼吸した後に仕方ないと割り切って外に出る、これ以上は本当に迷惑になるだろう。
「…それにしても貴女達がいるなんて思わなかったわ」
「…何よ気が付いてたの?」
「僕達の事、忘れているのかと思ったわ」
門まで歩いて向かっていると、後ろから気配を感じたので声をかけると案の定2人がいた。
「忘れるわけないでしょ?幼馴染みよ?」
「幼馴染みねぇ」
「僕、リーゼに酷い事されたんだけど?」
「クロウ様を傷つけたからよ、自業自得」
門までの間だが、3人がこうして集まるのは久しぶりだ、それぞれ自分の職業にあった事をしているので中々会えないのだ。
「でもまさか貴族様の所で働いているなんてね」
「私は雇われたのよ、学園に通うまでの間は私が教えるの」
「僕は学園長と相談して彼が通うと同時に教師になるよ、彼をもっと強くしたいからね」
「「え?」」
その爆弾発言に2人は驚く。
「え?何?何か変なこと言った?」
「言ったわよ、え?何?教師になるの?」
「うん、元々ならないか?って相談受けてたからちょうど良いしね」
今まで断っていたのは学園の先生になるのはつまらないからで、面白い子が入るのなら話は別らしい。
「なら、私もなろうかなぁ教師」
「え?リーゼも?」
「うん、私も誘いはあったのよ、魔法の研究も出来るし、教え子が行くなら行きたいしね」
どうやら2人ともあの貴族の息子が行くのなら嫌いだった学園の教師になっても良いそうだ。
「…へぇ面白い子ね」
「面白いわよ?私は魔法を教えているんだけど魔力が相当高いわ」
「僕は剣術、剣の腕も並の騎士団なら普通に倒せるくらいに強い」
ユーナは自分以外に興味を持たない魔法馬鹿と自分より強い奴にしか興味を持たない脳筋馬鹿の心境の変化に驚きつつも、それを変えたクロウに興味を持ち始める。
「なら、私も教師になろうかしら、後家庭教師に♪」
「「…え?」」
「回復魔法は無理でも薬草などの治療方法やポーション🧪の作り方は教えられるわ」
「…マジ?」
「幼馴染みがこんな形で揃うなんて…クロウ様は一体何もんだよ…」
そう言うことでユーナは踵を返して屋敷の方へと向かった。
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次の日
「回復系の先生になりましたユーナです、よろしくお願いしますね、クロウ様?」
「………うんこちらこそ(…また女かよ、てかなんでヒロイン集まるんだよ!!!!!)」
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