34 / 226
プロローグ 学園編までの生活
第34話 状況整理2
しおりを挟む
~1年後~
ラピナスとユーナが新しい家庭教師になってから更に1年が経過し、クロウは9歳となった。
「…9歳か」
今クロウは自分の日課をこなし終えて一休みしている所だ。
残り後9年で自分は追放される、その為にずっと努力してきた。
追放後の物語は「惨めな末路」と言う一文だけ、それ以上の事は何も書かれていない、つまりそこから先は自分の思い通りに動く事ができるのだ。
「歴史の改変も自分の為になら出来るけど、物語上俺は必要だからな」
クロウは悪役、本来であれば家庭教師としてヒロインの3人と仲良くなってはいけない。
なのになってしまったのは、公式では語られない所を自分は変えてしまったのでないだろうか?
そう考えると不安でしょうがない。
「メイディは作中には登場しないから良いけど、リーゼ、ラピナス、ユーナは出会うのが早すぎる」
本編では彼女達とは学園編で初めて会い、主人公から奪う為にあの手この手で暴れるのだ。
しかし今は家庭教師としてやっている3人に素直に従っている、これは改変もあるが、それはあくまでも自分だけの筈だ、他の人達はあくまでもお金の関係、信頼関係は薄いはずだ。
「本編に入るまでの間だ、俺の追放後のスローライフの為に使える者はなんでも使う、どうせ絶縁されるんだ、今のうちに使える金を使おう」
とてつもないクズ発言をしたが人間の欲として考えれば仕方ないだろうし、ストーリー通りに基本的に進んでくれないと主人公は魔王を倒せない
言い訳に等しい…いや、言い訳に過ぎないのだが、ゲームのキャラが出て来るゲームに似た不思議な世界にいるこの状況下でどの選択が正しいかなんてわからない。
「本編通りに進むには俺はクズにならなければならない、皆に嫌われる最低な男に…」
メイディ達はずっといて欲しい、けれどチューリア家からの追放となると相当難しい事になる、影の存在の様な事をしなくてはならない。
「…俺の平均ステータスは90、既にメイディは超えてる、剣ペロも毎日やっているからそれの補正もあるが、並大抵の人達なら倒せる」
考えるのが嫌になる、自分のわがままがあまりにも酷く、杜撰で、イカれているからだ、普通の人が考えたら「馬鹿」の一言で済む内容だ。
でも、それを成し遂げたいのだ、だからこそ矛盾だらけだけど、自分の事を最優先とした行動を取る事ができた。
「俺の目標は"私達だけが知る彼の正体"系の主人公になる事だな、滅茶苦茶アホくさいけど」
つまり、彼の目標は
表向きは主人公とそのヒロインを妨害するクズ貴族だが
裏では彼らをサポートする影の存在
そしてそれを知るのはメイディ達メイド達だけ
と言う事だ。
その為に必要な事は、信頼と情報
「信頼は既にある、後は主人公が魔王を倒す存在であり、それを支えるヒロイン達を影から守らないといけない理由だな」
リーゼ、ラピナス、ユーナには悪いが彼女達は主人公の方に行ってもらう、今のクロウには必要だが、学園に入ったら必要はない
むしろ主人公の方に行かないで自分の所へ来たらただの邪魔な存在だ。
(↑最低な発言)
「それに関してはまだ言う時ではないな、それに信じてもらうには証拠が必要だ」
主人公とはまだ会った事がない、つまり今話した所で誰も信じてくれないのだ。
「…頭の整理も少しは出来た、学生の頭じゃこれが限界だよ」
頭の良い人間であればもっと良い方法があると思うが、あいにく頭は普通くらいだ、これ以上は何か考えても意味はない。
「さてと、そろそろ部屋に戻るか」
最近はヒロイン達(3人)がいるせいで、更に監視の目が多くなって来た、剣ペロも人前でやるのは恥ずかしいから1人の時しか出来ないし、急激なパワーアップは身体に大きな悪影響を及ぼすから1日1回にしている為、その1回を無駄にしたくない。
そんな事を考えつつ、この平穏な日常が一生続いたらなと思ってしまう日だった。
——————————————————————
続く
ラピナスとユーナが新しい家庭教師になってから更に1年が経過し、クロウは9歳となった。
「…9歳か」
今クロウは自分の日課をこなし終えて一休みしている所だ。
残り後9年で自分は追放される、その為にずっと努力してきた。
追放後の物語は「惨めな末路」と言う一文だけ、それ以上の事は何も書かれていない、つまりそこから先は自分の思い通りに動く事ができるのだ。
「歴史の改変も自分の為になら出来るけど、物語上俺は必要だからな」
クロウは悪役、本来であれば家庭教師としてヒロインの3人と仲良くなってはいけない。
なのになってしまったのは、公式では語られない所を自分は変えてしまったのでないだろうか?
そう考えると不安でしょうがない。
「メイディは作中には登場しないから良いけど、リーゼ、ラピナス、ユーナは出会うのが早すぎる」
本編では彼女達とは学園編で初めて会い、主人公から奪う為にあの手この手で暴れるのだ。
しかし今は家庭教師としてやっている3人に素直に従っている、これは改変もあるが、それはあくまでも自分だけの筈だ、他の人達はあくまでもお金の関係、信頼関係は薄いはずだ。
「本編に入るまでの間だ、俺の追放後のスローライフの為に使える者はなんでも使う、どうせ絶縁されるんだ、今のうちに使える金を使おう」
とてつもないクズ発言をしたが人間の欲として考えれば仕方ないだろうし、ストーリー通りに基本的に進んでくれないと主人公は魔王を倒せない
言い訳に等しい…いや、言い訳に過ぎないのだが、ゲームのキャラが出て来るゲームに似た不思議な世界にいるこの状況下でどの選択が正しいかなんてわからない。
「本編通りに進むには俺はクズにならなければならない、皆に嫌われる最低な男に…」
メイディ達はずっといて欲しい、けれどチューリア家からの追放となると相当難しい事になる、影の存在の様な事をしなくてはならない。
「…俺の平均ステータスは90、既にメイディは超えてる、剣ペロも毎日やっているからそれの補正もあるが、並大抵の人達なら倒せる」
考えるのが嫌になる、自分のわがままがあまりにも酷く、杜撰で、イカれているからだ、普通の人が考えたら「馬鹿」の一言で済む内容だ。
でも、それを成し遂げたいのだ、だからこそ矛盾だらけだけど、自分の事を最優先とした行動を取る事ができた。
「俺の目標は"私達だけが知る彼の正体"系の主人公になる事だな、滅茶苦茶アホくさいけど」
つまり、彼の目標は
表向きは主人公とそのヒロインを妨害するクズ貴族だが
裏では彼らをサポートする影の存在
そしてそれを知るのはメイディ達メイド達だけ
と言う事だ。
その為に必要な事は、信頼と情報
「信頼は既にある、後は主人公が魔王を倒す存在であり、それを支えるヒロイン達を影から守らないといけない理由だな」
リーゼ、ラピナス、ユーナには悪いが彼女達は主人公の方に行ってもらう、今のクロウには必要だが、学園に入ったら必要はない
むしろ主人公の方に行かないで自分の所へ来たらただの邪魔な存在だ。
(↑最低な発言)
「それに関してはまだ言う時ではないな、それに信じてもらうには証拠が必要だ」
主人公とはまだ会った事がない、つまり今話した所で誰も信じてくれないのだ。
「…頭の整理も少しは出来た、学生の頭じゃこれが限界だよ」
頭の良い人間であればもっと良い方法があると思うが、あいにく頭は普通くらいだ、これ以上は何か考えても意味はない。
「さてと、そろそろ部屋に戻るか」
最近はヒロイン達(3人)がいるせいで、更に監視の目が多くなって来た、剣ペロも人前でやるのは恥ずかしいから1人の時しか出来ないし、急激なパワーアップは身体に大きな悪影響を及ぼすから1日1回にしている為、その1回を無駄にしたくない。
そんな事を考えつつ、この平穏な日常が一生続いたらなと思ってしまう日だった。
——————————————————————
続く
73
あなたにおすすめの小説
ずっとヤモリだと思ってた俺の相棒は実は最強の竜らしい
空色蜻蛉
ファンタジー
選ばれし竜の痣(竜紋)を持つ竜騎士が国の威信を掛けて戦う世界。
孤児の少年アサヒは、同じ孤児の仲間を集めて窃盗を繰り返して貧しい生活をしていた。
竜騎士なんて貧民の自分には関係の無いことだと思っていたアサヒに、ある日、転機が訪れる。
火傷の跡だと思っていたものが竜紋で、壁に住んでたヤモリが俺の竜?
いやいや、ないでしょ……。
【お知らせ】2018/2/27 完結しました。
◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
無能勇者の黙示録~勝手に召喚されて勝手に追放されたので勝手に旅に出ます~
枯井戸
ファンタジー
力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。
同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。
仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。
─────────────
※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。
※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご了承ください。
※表紙は現在の主人公のイメージ図です。もしまた別の国へ行く場合、彼女の装いも変化するかもしれません。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる