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旅立ち
10.
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街に戻りギルドに報告へ向かう。私は大人しくアイザックに着いていくだけ。
受付でギルマスに繋いでもらい部屋へと向かった。
「ただいま戻りました」
事のあらましをアイザックが報告する。実物を持って帰ったと伝えたら後程解体場に出して欲しいとの事だ。
泉の浄化を頼んで次は解体場に向かった。
台の上に今回の原因である魔物を出した。周りから騒めきが聞こえているがアイザックは気にもしていない。
「中々立派なサイズだな。これをどうやって誘き出した。」
解体担任がアイザックに問うが答える義理はない。ギルマスには報告済みだと伝えるに留めた。
後は受付で報酬を受け取れば終了だ。
彼の後をついて歩く。時々嫌な視線を感じるが何かをしてくる様子はないので無視した。
受け取りが終了したのでギルドを後にした。
外に出たらすっかり日が傾いていたので夕食を買って宿に戻った。
「ククル、お疲れ様。明日は一日ゆっくりしようか。前の街を出てからろくに休養も出来てないしな」
「わかった。街をぶらぶら見て歩きたい」
「それなら朝はゆっくりして昼飯がてら街に観光に行くか」
明日の予定が決まったのでお風呂に入って寝ることにした。
明日が楽しみだな。
翌朝はゆっくり目の朝食を食べ午前中は何もせずにゴロゴロ過ごした。
昼頃に宿から出かける。今日は街の外には出ないので普段着を着てみた。アイザックもラフな格好で出かける様だ。
「先ずは腹ごしらえだな。何か食べたい物はあるかい」
「なんでも良いのでこの街の特産が良いです」
と、言う事で採れたて野菜をたっぷり使った食堂があるからとそこに連れて行ってもらった。
私では決められないのと一人前を食べきれないのでアイザックに適当に注文してもらってそれを分けて貰う事にした。
「いただきます」
たっぷりの料理がテーブルに並んだので順番に皿に取る。一口食べてビックリしたのは味が日本の中華っぽかったのだ。
「美味しい」
「だろ、この街はここみたいな味付けが特徴なんだ。特にここは新鮮な野菜を使用しているから美味いんだ」
目の前の料理をどんどん口に運ぶアイザックは嬉しそうに答えてくれた。
食後は色々な店をぶらぶら見て歩いた。
「アイザック、防具屋に寄りたいよ。今のはとりあえず買い揃えたから改めて選びたいんだ」
武器は正直気に入っているが防具はそれしか無かったから見たいな選び方で購入したので改めて見たいのだ。
「そうか。なんなら二つ向こうの街に良い鍛冶屋があるから素材を集めながら向かって其方で作って貰うのはどうだ」
「そんな事出来るのですか。それがいいです」
自分で素材を集めて好きなデザインに出来るのならそれが良い。テンション上がりながら賛成した。
そこからは日用品や野営用の食材など買い込んだ。
明日にはこの街を出発しようとの事で受けれそうな依頼がないかギルドによる事にした。
アイザックが泉の追加報酬の依頼料をもらいにいっている間クエストボードを除いていると後ろから知らないおじさんに声をかけられた。
「嬢ちゃんこんなところで何してるんだ。ここは子供のくるところじゃ無いぞ。保護者は何処だ。サッサとうちに帰りな」
しっしっと手で押しやられたのでとりあえず横に避ける。これでは依頼が確認できない。仕方が無いのでボードの前が空くのを待つ事にした。
横を人が通る度になんで子供がとか邪魔なガキがとか言われたい放題だ。だんだん寂しくなってきて俯いていると急に抱き上げられた。
「ククルお待たせ。どうした暗い顔して」
アイザックだった。
「うん、なんでもない。ただ、1人だとボードがみれなくて、、、」
歯切れ悪く返事をすると最初に声をかけてきた男が此方に気付いてアイザックに声をかけた
「お前がコイツの保護者か。邪魔なんだよ。こんなところにガキなんか連れてこられたら」
「ボードはお前専用ではないだろう。冒険者には見る権利がある。この子も立派な冒険者だ。一々ゴタゴタ騒ぐな。」
「なにぃ、若僧がいきり立ってるな。こんな最低ランクのガキなんか見ても仕方がないわ。巫山戯るな」
青筋を立てて今にも掴み掛かろうとする男をヒラリとよける。それに余計に腹が立ったか殴りかかってきた。
アイザックは軽く腕を掴んで押さえ込む
「ギルド内での私闘は御法度だ。」
「煩い、それならあっちで受けてやるわぁ」
どうやら訓練所で模擬戦になるみたいだ。
「あぁ、後で後悔するなよ」
アイザックは軽くあしらってそのまま受付に訓練所の使用許可を貰いにいく。
この場合、ギルド職員が立ち会いするらしい。
そのまま野次馬を連れてゾロゾロ移動する。私はアイザックに抱っこのまんまだ
「ククル、アイツの相手してみたらどうだ。開始と同時にこないだの泉で放った魔法をぶち込んでやれ。それで勝負が着くはずだ。」
こんな事を小声で言ってくるものだから目を丸くして驚いた。
「えっ、そんな事して大丈夫?」
「何の心配か分からんが問題ないと思うぞ。ギルマスが見たがってたから丁度良いだろう。ほらあそこの野次馬に混ざってるだろ」
アイザックの目線の先を見るとウキウキついて来ているギルマスが見えた。
「はぁ、わかったよ。後の事はお願いね」
訓練所に到着したので中央で待つ男の前にアイザックが立った。
「そんなガキを持ったままで戦えるのか」
「お前相手なら十分だが、俺が相手をする程でも無い。この子が相手だ」
抱っこから下ろしてもらって改めて男の前に立つ。
「ふざけるな。こんなガキが俺の相手になるか。」
「なんだ、負けるのが嫌なのか。ならこの勝負は無しだ。万が一この子に勝てたら俺が相手してやる」
「クソが、後で覚えてろよ。サッサと済ますぞ」
ギルド職員がルールを説明してくれる。相手が場外に出るか、戦闘不能になったら終了との事。また、審判の判断でこれ以上危険と判断した場合は強制的に終了になるとか。後は基本なんでもありだ。当然魔法もありだ。
「それではお互いよろしいか」
双方頷く。
「はじめ」
私は合図と同時に此方に向かって走り出した男に雷をお見舞いした。
「グァッ」
その場に男は倒れて動かない。
審判が間抜けな顔で固まっている。
「あのー、、、」
「ぁ、勝負あり」
うぉぉぉぉぉっ
野次馬からの歓声がすごかった
アイザックとギルマスが近づいてきたのでそちらに向かう
「ククル、お疲れ様。あっさりだったね。ギルマス、どうだった」
「中々面白い魔法だな。いやいや、良いものが見れた。お前が相手したコイツも最近他所の街からきたんだかちょっと調子に乗ってたから良い薬になっただろう。お疲れ。ついでに俺からのご褒美でCランクに昇級してやるよ」
「えっ、いいの。私そんなに強くないよ」
「何言ってんだ。コイツはこれでもCランクだ。倒せるのだから問題ないぞ。そうだ、アイザックもこれを機にそろそろAランクに変更しないか。実力的には充分なクセに随分逃げ回っただろ。いい加減観念しろ。ACならパーティで受けれる依頼の幅も増えるぞ」
「うっ」
がっくりアイザックが項垂れながら頷いた
「そうだな。これからこの子と旅をするならその方が安全か」
結局2人して昇級する事になった。
ギルマスが言うには無詠唱で意図も簡単に魔法を放つ時点でCランクの実力としては十分らしい。ましてや威力を抑えていたのもバレていたのでもはや何も言えない。ついでに未定になっていたパーティ名も登録する事にした。
"黒銀"二頭の馬達の色合いに合わせてみた。
明日にはここから出発だ。改めてボードを覗きに行くと先程の野次馬らしき人達からお褒めの言葉とオヤツを沢山頂いた。それといった依頼も無いので今回も適当な採取をしながら進む事に決めた。
明日からはまた移動だ。今日はゆっくり休む事にした。
受付でギルマスに繋いでもらい部屋へと向かった。
「ただいま戻りました」
事のあらましをアイザックが報告する。実物を持って帰ったと伝えたら後程解体場に出して欲しいとの事だ。
泉の浄化を頼んで次は解体場に向かった。
台の上に今回の原因である魔物を出した。周りから騒めきが聞こえているがアイザックは気にもしていない。
「中々立派なサイズだな。これをどうやって誘き出した。」
解体担任がアイザックに問うが答える義理はない。ギルマスには報告済みだと伝えるに留めた。
後は受付で報酬を受け取れば終了だ。
彼の後をついて歩く。時々嫌な視線を感じるが何かをしてくる様子はないので無視した。
受け取りが終了したのでギルドを後にした。
外に出たらすっかり日が傾いていたので夕食を買って宿に戻った。
「ククル、お疲れ様。明日は一日ゆっくりしようか。前の街を出てからろくに休養も出来てないしな」
「わかった。街をぶらぶら見て歩きたい」
「それなら朝はゆっくりして昼飯がてら街に観光に行くか」
明日の予定が決まったのでお風呂に入って寝ることにした。
明日が楽しみだな。
翌朝はゆっくり目の朝食を食べ午前中は何もせずにゴロゴロ過ごした。
昼頃に宿から出かける。今日は街の外には出ないので普段着を着てみた。アイザックもラフな格好で出かける様だ。
「先ずは腹ごしらえだな。何か食べたい物はあるかい」
「なんでも良いのでこの街の特産が良いです」
と、言う事で採れたて野菜をたっぷり使った食堂があるからとそこに連れて行ってもらった。
私では決められないのと一人前を食べきれないのでアイザックに適当に注文してもらってそれを分けて貰う事にした。
「いただきます」
たっぷりの料理がテーブルに並んだので順番に皿に取る。一口食べてビックリしたのは味が日本の中華っぽかったのだ。
「美味しい」
「だろ、この街はここみたいな味付けが特徴なんだ。特にここは新鮮な野菜を使用しているから美味いんだ」
目の前の料理をどんどん口に運ぶアイザックは嬉しそうに答えてくれた。
食後は色々な店をぶらぶら見て歩いた。
「アイザック、防具屋に寄りたいよ。今のはとりあえず買い揃えたから改めて選びたいんだ」
武器は正直気に入っているが防具はそれしか無かったから見たいな選び方で購入したので改めて見たいのだ。
「そうか。なんなら二つ向こうの街に良い鍛冶屋があるから素材を集めながら向かって其方で作って貰うのはどうだ」
「そんな事出来るのですか。それがいいです」
自分で素材を集めて好きなデザインに出来るのならそれが良い。テンション上がりながら賛成した。
そこからは日用品や野営用の食材など買い込んだ。
明日にはこの街を出発しようとの事で受けれそうな依頼がないかギルドによる事にした。
アイザックが泉の追加報酬の依頼料をもらいにいっている間クエストボードを除いていると後ろから知らないおじさんに声をかけられた。
「嬢ちゃんこんなところで何してるんだ。ここは子供のくるところじゃ無いぞ。保護者は何処だ。サッサとうちに帰りな」
しっしっと手で押しやられたのでとりあえず横に避ける。これでは依頼が確認できない。仕方が無いのでボードの前が空くのを待つ事にした。
横を人が通る度になんで子供がとか邪魔なガキがとか言われたい放題だ。だんだん寂しくなってきて俯いていると急に抱き上げられた。
「ククルお待たせ。どうした暗い顔して」
アイザックだった。
「うん、なんでもない。ただ、1人だとボードがみれなくて、、、」
歯切れ悪く返事をすると最初に声をかけてきた男が此方に気付いてアイザックに声をかけた
「お前がコイツの保護者か。邪魔なんだよ。こんなところにガキなんか連れてこられたら」
「ボードはお前専用ではないだろう。冒険者には見る権利がある。この子も立派な冒険者だ。一々ゴタゴタ騒ぐな。」
「なにぃ、若僧がいきり立ってるな。こんな最低ランクのガキなんか見ても仕方がないわ。巫山戯るな」
青筋を立てて今にも掴み掛かろうとする男をヒラリとよける。それに余計に腹が立ったか殴りかかってきた。
アイザックは軽く腕を掴んで押さえ込む
「ギルド内での私闘は御法度だ。」
「煩い、それならあっちで受けてやるわぁ」
どうやら訓練所で模擬戦になるみたいだ。
「あぁ、後で後悔するなよ」
アイザックは軽くあしらってそのまま受付に訓練所の使用許可を貰いにいく。
この場合、ギルド職員が立ち会いするらしい。
そのまま野次馬を連れてゾロゾロ移動する。私はアイザックに抱っこのまんまだ
「ククル、アイツの相手してみたらどうだ。開始と同時にこないだの泉で放った魔法をぶち込んでやれ。それで勝負が着くはずだ。」
こんな事を小声で言ってくるものだから目を丸くして驚いた。
「えっ、そんな事して大丈夫?」
「何の心配か分からんが問題ないと思うぞ。ギルマスが見たがってたから丁度良いだろう。ほらあそこの野次馬に混ざってるだろ」
アイザックの目線の先を見るとウキウキついて来ているギルマスが見えた。
「はぁ、わかったよ。後の事はお願いね」
訓練所に到着したので中央で待つ男の前にアイザックが立った。
「そんなガキを持ったままで戦えるのか」
「お前相手なら十分だが、俺が相手をする程でも無い。この子が相手だ」
抱っこから下ろしてもらって改めて男の前に立つ。
「ふざけるな。こんなガキが俺の相手になるか。」
「なんだ、負けるのが嫌なのか。ならこの勝負は無しだ。万が一この子に勝てたら俺が相手してやる」
「クソが、後で覚えてろよ。サッサと済ますぞ」
ギルド職員がルールを説明してくれる。相手が場外に出るか、戦闘不能になったら終了との事。また、審判の判断でこれ以上危険と判断した場合は強制的に終了になるとか。後は基本なんでもありだ。当然魔法もありだ。
「それではお互いよろしいか」
双方頷く。
「はじめ」
私は合図と同時に此方に向かって走り出した男に雷をお見舞いした。
「グァッ」
その場に男は倒れて動かない。
審判が間抜けな顔で固まっている。
「あのー、、、」
「ぁ、勝負あり」
うぉぉぉぉぉっ
野次馬からの歓声がすごかった
アイザックとギルマスが近づいてきたのでそちらに向かう
「ククル、お疲れ様。あっさりだったね。ギルマス、どうだった」
「中々面白い魔法だな。いやいや、良いものが見れた。お前が相手したコイツも最近他所の街からきたんだかちょっと調子に乗ってたから良い薬になっただろう。お疲れ。ついでに俺からのご褒美でCランクに昇級してやるよ」
「えっ、いいの。私そんなに強くないよ」
「何言ってんだ。コイツはこれでもCランクだ。倒せるのだから問題ないぞ。そうだ、アイザックもこれを機にそろそろAランクに変更しないか。実力的には充分なクセに随分逃げ回っただろ。いい加減観念しろ。ACならパーティで受けれる依頼の幅も増えるぞ」
「うっ」
がっくりアイザックが項垂れながら頷いた
「そうだな。これからこの子と旅をするならその方が安全か」
結局2人して昇級する事になった。
ギルマスが言うには無詠唱で意図も簡単に魔法を放つ時点でCランクの実力としては十分らしい。ましてや威力を抑えていたのもバレていたのでもはや何も言えない。ついでに未定になっていたパーティ名も登録する事にした。
"黒銀"二頭の馬達の色合いに合わせてみた。
明日にはここから出発だ。改めてボードを覗きに行くと先程の野次馬らしき人達からお褒めの言葉とオヤツを沢山頂いた。それといった依頼も無いので今回も適当な採取をしながら進む事に決めた。
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