【完結】スーツ男子の歩き方

SAI

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28.  足りない ☆

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高見の手で服が脱がされていく。僕も本能の赴くまま高見のベルトに手をかけ下着ごと脱がせた。高見が自分でジャケットを脱ぐ。とにかく、僕らは早急に裸になった。高見の体が少し熱い。

「高見……」

名前を呼んでキスをする。舌を吸って吸われて、唾液が混ざる。

足りない、もっともっと高見を知りたい。

高見の体を押しのけるようにすると高見と目が合った。

「好きです」
「……僕も」

そのまま押し倒して、高見の性器に顔を近づける。僕が何をしようとしているのか察した高見が少し慌てたような声を出した。

「羽山さん、そんなことしなくてっ」

僕は口を大きく開けると羽山のペニスを口の中に含んだ。

大きい……。これがいつも僕の中に入っているのか。

やり方なんて知らない。とにかく歯を立てない様に上下に頭を動かしながら舐める。高見は気持ちいいだろうか。

「……はぁ……」

ため息の様な呼吸が聞こえ、上目遣いに高見を見ると天井を見上げて目を閉じていた。
気持ちよさそう。良かった。

次第に硬さを増す高見のペニス。感じている高見の表情が見たくて上目遣いにまた覗き見れば、高見と目が合った。

「羽山さん、エロ過ぎです。羽山さんのペニスからもいやらしい液が垂れてるんじゃないですか?」

高見が僕の体を持ったりずらしたりして器用に体を反転させる。その体勢が恥ずかしくて声を上げれば、高見が笑う息がペニスにかかった。

「あっ」
高見の性器は僕の顔の前に、僕の性器は高見の顔の前にある。

「羽山さんのペニス、いやらしい味がしますね」
「そう……いうこと……言う……な」
「恥ずかしがってる羽山さん、可愛いですよ」


高見の舌が裏筋を這い、亀頭を舌の裏側で撫で、唇が僕のペニスを圧迫する。

「あっ……あぁっ……」
高見のペニスに唇を付けたまま快楽の波に耐えていると、高見がペニスから口を外した。

「羽山さん、お口が留守になってますよ。動けないくらい気持ちいいですか?」

言葉に煽られて高見のペニスを口に含んだ瞬間、アナルに指が挿入され勢いのまま高見の指が動いた。指一本、それでも指は的確に前立腺を刺激してくる。

「あぁっ!!」

僕は一度大きく体を反らせると高見の太ももへと顔を埋めた。高見はペニスを舌で弄びながらアナルの中を指でかき混ぜている。

「聞こえますか? 濡れてやらしい音が沢山していますよ」

ぬちゅう、ぬちゅう、高見が指を動かすたびに体の内側から音が響く気がした。

「すごい。二本入れてもスムーズに動きますね。もしかして俺としてない間、一人でしてました?」
「やぁっ」

「へぇ、してたんだ。自分でも弄ってるのに、羽山さんのアナルは綺麗なピンク色ですね。俺の指を三本咥えて、指を動かすたびにアナルの形が変わるんですよ」

知ってますか?とでもいうような口調だ。

「そン、な……に、見な……あぁ…っ…いで」

「どうして?こんなに卑猥で可愛いのに。もうすぐ、ここに俺のモノが入るんですよ」

高見の言葉が唾液腺を刺激して、過剰に唾液が分泌される。高見が僕の中に入ってくる姿が想像され、アナルが伸縮を繰り返すのが分かった。

「くす、早く欲しいですか?」

欲しい、欲しいっ。言葉にする前に体が動いてアナルを見せつけるように足を大きく開いた。それなのに、くすっと笑い声がしたとたん高見の指が激しく前後し始めた。粘膜を擦る音が、ヌチュヌチュとテンポを変える。腰が揺れて背中が反り返って、ペニスから零れる先走りが高見の胸を濡らした。体のあちこちに散らばっていた快感がひとつにぎゅっと収縮されていくみたいだ。


「あぁっ、あっ、やだぁっ、イクぅっ」

「イっていいですよ」

「そんなとこっ……出せな……あぁっ!!」

イク直前、高見が僕のペニスを口に咥えたことに動揺して止めようとしたが、止まるわけがない。そのまま高見の口に放ってしまった。

「たかみ?」

脱力感に襲われながら、恐る恐る声をかける。高見は自分の口の端を舐めると「何?」と何てこともなさそうに聞いた。

「まだ終われませんよね?」

至近距離に迫る高見の顔にドクンと心臓が跳ねる。捕食者、そんな言葉が似あうほど欲情に満ちた高見の目。不意に僕のことも知って欲しいという感情が沸き上がった。


僕がどれだけ高見を欲しいと思っているのか、高見にも知って欲しい。


「うん、まだ全然足りない」

高見の肩に手を置いて押し倒す。驚いた表情の高見に見せつけるようにして高見の体を跨いだ。そして、そそり立つ高見のペニスを自らアナルにあてがった。僕が腰を落とすとアナルが高見のペニスによって押し広げられる。

「ん・・・んっ」

高見が体を起こして僕の下唇に触れた。

「唇、噛まないで。声、聞かせて」

「あ……んんっ……」

高見に抱きしめられるようにして腰を下ろした。高見のペニスが僕の中に深々と突き刺さり、全部入っていることを確認したくて繋がっている部分に手を伸ばす。

「全部入ってる」

高見が僕との密着をより深め、繋がっている部分がもう少し深くなった。

「俺しか触れたことのない場所、ですね」

「ん」

やばい。嬉しくて泣いてしまいそうだ。

両手をソファについて体を支え、腰を浮かせては沈める。高見が唇を舐めて熱い息を吐いた。

「気持ちい……い?」

「気持ちいいです……凄く。こうしていると、羽山さんのアナルに自分のモノが飲み込まれていくのが良く見える」

接続部分に高見の視線を感じたことで「あぁっ」と声が漏れた。

僕の体でもっと気持ち良くなって欲しい。

腰を浮かせて打ち付ける。気持ち良くなって欲しい、気持ちいい、もっと気持ち良くなりたい。いくつもの衝動が入れ替わり立ち替わり体を支配して、僕は衝動のまま腰を振り続けた。

「かわいい。一生懸命に腰を振って、気持ちよさそう」

高見が何か言葉を発するたびに内部がきゅうううっと締まる。それでも自分の力だけでは一番欲しいソコにうまく当てることができなくて、腰を回すように動かした。

「そんな風に回したら、羽山さんの恥ずかしいところがもっと良く見えちゃいますよ? いつからそんなにエロくなったんですか?」

「……った……かみのっ、せいっ」

「くす、俺が羽山さんを変えたの?」

「たかみぃ、もっと、きて」

高見がゴクッと喉を鳴らした。

「本当にすっかり煽るのが上手になりましたね。いや、もともと、か」

高見が僕の腰を掴んで突き上げる。

「ひゃっ」

ふわふわと漂うようだった快楽が一気に鋭さを手に入れたようだ。立て続けに突き上げられ、僕は何度も嬌声をあげた。

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