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30. Always with you
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高見と五郎さんのお店に行くことができたのはあの日から二週間が過ぎた頃だった。
「あらん、いらっしゃぁいっ。今日は仲良く二人でご来店ねん」
「こんばんは、五郎さん。その節はお騒がせしてすみませんでした」
「気にしなくて結構よん。それにしても、良太君の恋人がまさか高見君だったとはねぇ」
世の中は狭いわね、といいながら五郎さんは自分の隣の席を勧めた。五郎さん、僕、高見の順でカウンターに座る。
「で、二人で来るってことは当然、仲直りはしたのよねん?」
「はい。ちゃんと誤解も解けて、仲良くしてます」
高見が五郎さんに答えながら、テーブルの下で僕の手を握った。
「それで、薫ちゃんからは何か連絡はあったん?」
「いえ、ないです。ここには顔、出してますか?」
「ここにも顔を出してないわよん。でも、大丈夫よぅ。あの子、案外、周りには恵まれてるから、そのうち元気になってふらっと顔出すわ」
「なんか、すみません」
「高見君が謝らなくてもいいのよん。恋愛はタイミングも大事だもの。仕方ないわん」
「良太さん、飲み物は何にしますか?」
ヒデさんがグラスを拭きながら僕を見る。
「ん~、今日はレモン系のさっぱりしたやつでお願いします」
「かしこまりました」
ヒデさんが優しく微笑んだので僕も同じようにほほ笑むと机の下で繋がれた手がぎゅっと握られた。何かと思って高見を見ると営業用スマイルになっている。
あぁ、これがヤキモチってやつか。
僕は同じように高見の手を握り返し小さな声で「大丈夫だよ」と言うと、高見は笑顔を消して視線を反らした。ぷぷぷ、耳が赤くなってる。
「もう眠り姫は必要なくなったのねん」
「眠り姫?」
「そう、ヒデさんが良太君の為に作ったカクテルなのよぅ。夜、ぐっすり眠れるようにって。だって目の下のクマ、凄かったんだからぁん」
「甘くて凄く美味しいんだよ」
思い出して思わず口元を舐めると、高見が僕の頬を優しく両手で挟んだ。
「羽山さん、それ、やめましょうか?」
「んあ?」
何のことか分からず、変な声が出た。
「今、舌をぺろって出したでしょう?」
「え? そうだった?」
「この間も話しましたけど、羽山さんは行動がエロいんです。ちょっと注意してもらわないと。特にこういう場所では」
「えぇー? そんなこと言われても」と口を尖らせると、「ほら、また」と言われて更に「えーっ」と声を上げた。
「高見君の気持ち、ちょっと分かるわぁん」
思わぬ高見への援護射撃に、驚いて五郎さんを見る。
「薫ちゃんや高見君はモデルさんみたいにカッコいいし素敵なのよん。下世話な話、プロのイケメンAV男優さんみたい。見て満足タイプ。良太君のは素人エロなのよん。なんか生々しくて、実際に手を出したくなるのは断トツで良太君よねぇん」
「ぷっ」
やっぱりと頭を抱える高見、未だピンと来ずにキョトンとする僕。そんな二人を差し置いて吹きだしたのはヒデさんだ。声を出して笑うなんて珍しい。
「くっ、くくくく確かにそうですね。五郎さん、上手い例えです」
「でしょぉう?」
「なんか凄く心配になってきた」
高見は頭を抱えたまま伺い見るように僕を見た。
「羽山さん、一緒に暮らしません?」
「んーそうだな、そうしようか」
「えぇっ!? いいんですか?」
「なんで誘った本人がそんなに驚くんだよ」
「いや、そんなあっさりOKが貰えるとは思わなかったんで」
僕はカクテルに口をつけて少しだけ口の中でカクテルを転がすと、視線を高見に戻した。
「僕、結構お前との未来のこと考えてるよ。いつかは両親に紹介したいって思ってるし」
「嘘、でしょう?」
高見の表情が半分凍り付いたまま口元だけ笑っているような変な顔だったから、僕はその表情を何と読めばいいのか分からなかった。
「嫌だった?」
「違う、違います! ただびっくりしすぎて」
「ずっと一緒にいたいって思った人のことは両親に紹介したいなって思ったんだよ」
「やだぁんっ。これってプロポーズ? プロポーズじゃないっ」
高見が反応する前に五郎さんがキャーッと黄色い声を上げた。
プロポーズ、これってプロポーズってことになるのかな。
この先の未来に一緒にいるのは高見がいい、そう思うのならプロポーズでもいいか。
「ですね」
僕は五郎さんに返事をして高見を見る。
「えぇっ、何それっ」
驚いたことに高見が涙を拭っていて僕は思わず声を上げた。
「何で泣いた!?」
「そりゃあ、そんなこと言われたらん、嬉しくて泣いちゃうわよねぇん」
「ぷぷ、高見って結構泣くのな」
「羽山さんだって……そうでしょ」
「高見のことでだけな」
「俺だってそうですよ」
人を好きになると涙もろくなる。新しい感情を知って、自分だけじゃどうしようもない気持ちを抱えて。願わくば、涙を流す時は嬉しい時でありますように。
「こんなんじゃぁ、入り込む隙なんてないわねぇん。ね、ヒデさぁん」
「そうですね。本当に残念です」
「えぇっ?」
「ヒデさん、結構本気だったのよんっ」
「やっぱり……。ヒデさん、もう狙わないでくださいね」
「……どうしましょうか」
ヒデさんが意味ありげな視線を僕に送ってきたので、驚いてカクテルを置いて口元を押さえた。
「どうしてこのタイミングで唇を触るんですか……」
「いや、そういうわけじゃ」
慌てる僕を見て皆が笑うから、つられて僕も笑った。
それから更に一か月後。引っ越しを数日後に控えて、僕らは時計屋にいた。
「高見はどれがいい? あ、あんまり高いのは無理だからな」
職場が同じだけにペアリングをつけるわけにもいかず、それでも何か形になるものが欲しくて僕らが思いついたのが時計だった。【同じ時を刻もう】なんてありがちだけど、時間で動く職場では時計を見る機会が圧倒的に多い。実用的で常に身に着けていられることから、お互いに時計をプレゼントしようという結論に至ったのだ。
「どれが似合うと思います? 羽山さんが選んでくださいよ。相手の好みの物を身につけるっていうのも嬉しいんで」
「そう? じゃあ、お互いに選びっこしようか」
いくつもいくつも時計を見る。
「あ、これなんかどう?」
そこにあったのはハミルトンのFIELD DA 44という時計だ。黒の革のベルトに黒の文字盤、シルバーのライン、数字が白で書かれていて、シンプルでカッコいいのに可愛い。ゴツくないシルエットで高見によく似合うと思ったのだ。
「いいの? ちょっと高くない?」
「ん~、いい。これが似合う」
高見が僕に選んでくれたのはTISSOTのシュマン・デ・トゥレルという時計だ。青い文字盤に青いベルト、シルバーのラインと文字。文字盤の上にあるシルバーの文字がまるで海に零れた光のようでとても美しい。
「凄く綺麗」
「気に入った?」
「うん」
「じゃあ、これにしよう」
二人で店員さんを呼ぶ。
「あの、すみません。これと、この時計が欲しいんですけど」
「はい、かしこまりました」
「それと裏面に文字を刻みたいのですができますか?」
「もちろん、可能ですよ。どのような文字を刻みましょうか?」
僕は高見の顔を見た。高見も僕を見ている。
「“Always with you”でお願いします」
FIN.
「あらん、いらっしゃぁいっ。今日は仲良く二人でご来店ねん」
「こんばんは、五郎さん。その節はお騒がせしてすみませんでした」
「気にしなくて結構よん。それにしても、良太君の恋人がまさか高見君だったとはねぇ」
世の中は狭いわね、といいながら五郎さんは自分の隣の席を勧めた。五郎さん、僕、高見の順でカウンターに座る。
「で、二人で来るってことは当然、仲直りはしたのよねん?」
「はい。ちゃんと誤解も解けて、仲良くしてます」
高見が五郎さんに答えながら、テーブルの下で僕の手を握った。
「それで、薫ちゃんからは何か連絡はあったん?」
「いえ、ないです。ここには顔、出してますか?」
「ここにも顔を出してないわよん。でも、大丈夫よぅ。あの子、案外、周りには恵まれてるから、そのうち元気になってふらっと顔出すわ」
「なんか、すみません」
「高見君が謝らなくてもいいのよん。恋愛はタイミングも大事だもの。仕方ないわん」
「良太さん、飲み物は何にしますか?」
ヒデさんがグラスを拭きながら僕を見る。
「ん~、今日はレモン系のさっぱりしたやつでお願いします」
「かしこまりました」
ヒデさんが優しく微笑んだので僕も同じようにほほ笑むと机の下で繋がれた手がぎゅっと握られた。何かと思って高見を見ると営業用スマイルになっている。
あぁ、これがヤキモチってやつか。
僕は同じように高見の手を握り返し小さな声で「大丈夫だよ」と言うと、高見は笑顔を消して視線を反らした。ぷぷぷ、耳が赤くなってる。
「もう眠り姫は必要なくなったのねん」
「眠り姫?」
「そう、ヒデさんが良太君の為に作ったカクテルなのよぅ。夜、ぐっすり眠れるようにって。だって目の下のクマ、凄かったんだからぁん」
「甘くて凄く美味しいんだよ」
思い出して思わず口元を舐めると、高見が僕の頬を優しく両手で挟んだ。
「羽山さん、それ、やめましょうか?」
「んあ?」
何のことか分からず、変な声が出た。
「今、舌をぺろって出したでしょう?」
「え? そうだった?」
「この間も話しましたけど、羽山さんは行動がエロいんです。ちょっと注意してもらわないと。特にこういう場所では」
「えぇー? そんなこと言われても」と口を尖らせると、「ほら、また」と言われて更に「えーっ」と声を上げた。
「高見君の気持ち、ちょっと分かるわぁん」
思わぬ高見への援護射撃に、驚いて五郎さんを見る。
「薫ちゃんや高見君はモデルさんみたいにカッコいいし素敵なのよん。下世話な話、プロのイケメンAV男優さんみたい。見て満足タイプ。良太君のは素人エロなのよん。なんか生々しくて、実際に手を出したくなるのは断トツで良太君よねぇん」
「ぷっ」
やっぱりと頭を抱える高見、未だピンと来ずにキョトンとする僕。そんな二人を差し置いて吹きだしたのはヒデさんだ。声を出して笑うなんて珍しい。
「くっ、くくくく確かにそうですね。五郎さん、上手い例えです」
「でしょぉう?」
「なんか凄く心配になってきた」
高見は頭を抱えたまま伺い見るように僕を見た。
「羽山さん、一緒に暮らしません?」
「んーそうだな、そうしようか」
「えぇっ!? いいんですか?」
「なんで誘った本人がそんなに驚くんだよ」
「いや、そんなあっさりOKが貰えるとは思わなかったんで」
僕はカクテルに口をつけて少しだけ口の中でカクテルを転がすと、視線を高見に戻した。
「僕、結構お前との未来のこと考えてるよ。いつかは両親に紹介したいって思ってるし」
「嘘、でしょう?」
高見の表情が半分凍り付いたまま口元だけ笑っているような変な顔だったから、僕はその表情を何と読めばいいのか分からなかった。
「嫌だった?」
「違う、違います! ただびっくりしすぎて」
「ずっと一緒にいたいって思った人のことは両親に紹介したいなって思ったんだよ」
「やだぁんっ。これってプロポーズ? プロポーズじゃないっ」
高見が反応する前に五郎さんがキャーッと黄色い声を上げた。
プロポーズ、これってプロポーズってことになるのかな。
この先の未来に一緒にいるのは高見がいい、そう思うのならプロポーズでもいいか。
「ですね」
僕は五郎さんに返事をして高見を見る。
「えぇっ、何それっ」
驚いたことに高見が涙を拭っていて僕は思わず声を上げた。
「何で泣いた!?」
「そりゃあ、そんなこと言われたらん、嬉しくて泣いちゃうわよねぇん」
「ぷぷ、高見って結構泣くのな」
「羽山さんだって……そうでしょ」
「高見のことでだけな」
「俺だってそうですよ」
人を好きになると涙もろくなる。新しい感情を知って、自分だけじゃどうしようもない気持ちを抱えて。願わくば、涙を流す時は嬉しい時でありますように。
「こんなんじゃぁ、入り込む隙なんてないわねぇん。ね、ヒデさぁん」
「そうですね。本当に残念です」
「えぇっ?」
「ヒデさん、結構本気だったのよんっ」
「やっぱり……。ヒデさん、もう狙わないでくださいね」
「……どうしましょうか」
ヒデさんが意味ありげな視線を僕に送ってきたので、驚いてカクテルを置いて口元を押さえた。
「どうしてこのタイミングで唇を触るんですか……」
「いや、そういうわけじゃ」
慌てる僕を見て皆が笑うから、つられて僕も笑った。
それから更に一か月後。引っ越しを数日後に控えて、僕らは時計屋にいた。
「高見はどれがいい? あ、あんまり高いのは無理だからな」
職場が同じだけにペアリングをつけるわけにもいかず、それでも何か形になるものが欲しくて僕らが思いついたのが時計だった。【同じ時を刻もう】なんてありがちだけど、時間で動く職場では時計を見る機会が圧倒的に多い。実用的で常に身に着けていられることから、お互いに時計をプレゼントしようという結論に至ったのだ。
「どれが似合うと思います? 羽山さんが選んでくださいよ。相手の好みの物を身につけるっていうのも嬉しいんで」
「そう? じゃあ、お互いに選びっこしようか」
いくつもいくつも時計を見る。
「あ、これなんかどう?」
そこにあったのはハミルトンのFIELD DA 44という時計だ。黒の革のベルトに黒の文字盤、シルバーのライン、数字が白で書かれていて、シンプルでカッコいいのに可愛い。ゴツくないシルエットで高見によく似合うと思ったのだ。
「いいの? ちょっと高くない?」
「ん~、いい。これが似合う」
高見が僕に選んでくれたのはTISSOTのシュマン・デ・トゥレルという時計だ。青い文字盤に青いベルト、シルバーのラインと文字。文字盤の上にあるシルバーの文字がまるで海に零れた光のようでとても美しい。
「凄く綺麗」
「気に入った?」
「うん」
「じゃあ、これにしよう」
二人で店員さんを呼ぶ。
「あの、すみません。これと、この時計が欲しいんですけど」
「はい、かしこまりました」
「それと裏面に文字を刻みたいのですができますか?」
「もちろん、可能ですよ。どのような文字を刻みましょうか?」
僕は高見の顔を見た。高見も僕を見ている。
「“Always with you”でお願いします」
FIN.
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