39 / 42
サイドストーリー2
亨の場合 2
しおりを挟む
16時からのTYテレビ局の渡辺さんの打ち合わせは最近の業界の情報をこっそり仕入れつつもしっかりとスターフィッシュの音源を渡してきた。
メールで送るという方法もあるが手渡しが一番良い。手渡ししてくれた方が聞いてくれる確率が上がるからだ。
「うちの会社で一番勢いがあるミュージシャンなんですよ。彼らの音楽はいいですよ」
「みんなそう言うんだよねぇ~」
渡辺さんが退屈そうにふう、と息を吐く。
「ピアニストの佐倉修一の息子が見つけて、僕が認めたバンドですよ。気になりませんか?」
一瞬渡辺さんの目が見開いて、おかしそうに笑った。
「いいね、そういうの。そういう揺さぶり方は好きだよ、俺」
僕はほほ笑んだ。よかった、きっとこれで聴いてもらえる。聴いてもらえなきゃ何も始まらない。
僕は親の力だろうが佐倉の親の力だろうがしっかりと利用する。勿論、何にでもというわけではない。だけど、今の僕にはまだ信用が足りないからこうやって底上げして支えて貰う、これがいずれ自分の力になる様に。
「さて、僕はそろそろこれで。渡辺さん、また会ってくださいね」
「ふんっ、この音源次第かな」
「じゃあ、また会えますね」
18時。僕が向かったのは都内にある個室の料理屋だ。
「長野、お前は部屋の前で待ってろ。で、一時間ぐらい経ったら急用風に呼んで」
「急用ふう、ですか?」
「そう。直ぐ抜けなきゃいけないことが起こったような顔して僕を呼べばいいから。それ以外は入って来るなよ、いいな」
「わかりました」
はぁ、一時間。一時間の辛抱だ。しかも明日は休み。頑張れ自分っ!
僕は気合を入れると座敷の襖を開けた。
「やあ、亨君。先に一杯やってたよ」
「すみません、少し遅れましたか? 急いできたのですが」
「いやいや、私が早く来過ぎたんだよ。さ、君も座って」
川谷さんは目を細めていやらしい笑みを浮かべた。
川谷さんは50代後半の剥げ親父だ。お腹も出てるし脂ぎった額もむくんだ様な手も日頃の不摂生を伺わせる。これでもラジオの中では圧倒的なリスナー数を誇る番組、ユー・ロードのディレクターだというのだから容姿は出世には関係ないのだなと思う。
もしくは、実力が確かか、だ。
川谷さんの目の前に座ると僕は仕事用のスマイルを浮かべた。
「失礼します。そういえばこの間のユー・ロード、良かったですね。洋楽特集、懐かしい曲と今の曲の対比が素晴らしくて、いつも以上に聴き入っちゃいました」
「お、分かる?」
「勿論ですよ。さすが川谷さんだなと思いました」
「いやー、亨君にそう言われると嬉しいなぁ。ね、ちょっとこっちに来てお酒注いでよ」
きたっ。いつもの時間が……。こうして僕に酒を注がせ、そのうち箸や何やらも自分の隣に移動させ、太腿のきわどい部分を撫で始めるのだ。まだここに来て10分。50分も我慢するのか……。
僕はそんな気持ちはおくびにも出さずにニコニコと川谷さんの隣に座った。
隣に移動すること20分。ラジオの話題、最近の音楽の話題、流れでスターフィッシュの音源を渡して、お酒を2、3杯。
「もう仕事の話はいいからさ~、最近、どうなの?」
「ど、どうなのって何ですか?」
ん~、と言いながら川谷さんが僕の太ももに手を乗せる。
「何がって、分かるでしょ?」
川谷さんの手が太ももの上を撫でながら時折太腿の内側を擦り、少しずつ手が上がってくる。残念ながら川谷さんはゲイだ。そして多分、僕みたいなのが好みなのだ。
「恋愛の話でしたら、何も、ですよ。仕事ばっかりで」
「へぇ、じゃあ、こっちも寂しいんじゃない?」
川谷さんの手が僕のお尻を撫でる。お尻を撫でながらその中心、アナルの辺りをグイッグイッと押した。
ひええええええ。
何度やんわりと僕はネコじゃないと言っても毎回、必ずこれだ。
「あ、川谷さん、お酒が無くなってますよ。ちょっとお手洗いにも行きたいので、新しいのを注文してきますね」
ニコリと微笑んで川谷さんが何か言う前に立ち上がって部屋を出た。
ふぅ、しんどい。
「亨さん……いつもあんなことしてるんですか?」
「あ、あぁ、まぁな。別に触られても減るわけじゃ無いし。長野、親父には言うなよ」
「じゃあ、あんなこと……」
「今だけだよ」
その後、長野が電話だと部屋をノックするまでの20分間、怪しい攻防を続けて会はお開きになった。
こんな日はお酒を飲むに限る。アルコールで体の中から消毒してやるのだ。行きつけのバーに足を運ぶと僕はカクテルから始まり、やがてブランデーを飲み始めた。
「って、長野、帰っていいんだけどなんでいるの?」
「なんとなく、ですかね」
「なんとなくって、なんだよそれ」
「亨さん、今日のアレ、川谷さんに会わないわけにはいかないんですか?」
「あー、アレね。ほんと、あのクソ親父嫌になるよね。僕のアナル、すりすりしちゃって気持ち悪りぃのなんだのって」
「やめるわけには……」
「いかないからこうして飲んで消毒してんの。いいか、媚でもなんでも売って少しでもあの人のラジオで流してもらう。そしたら偶然聞いた一人がすげー良いって思ってくれるかもしれない。その一人から広がる、な」
ブランデーを一口飲む。
「今は一人でも多くの人に聴いてもらうことが大事なんだ。どんなにいい音楽作っても、聴いてもらえなきゃ広がんねぇんだよ。体全部差し出せってわけでもないし、ケツ撫でられるくらいいくらでも我慢するさ」
長野が僕のグラスについた水滴をハンカチで拭う。こういう几帳面なところも昔と変わらない。それが妙に笑えてくる。
「今に見てろ、こんなことしなくても日本中にあいつらの音楽が流れるようにしてやる」
「あれー、亨さんじゃん。久しぶりーっ」
熱く語っていたところに声をかけられて振り向くと、何度か夜を一緒に過ごしたサワちゃんがいた。サワちゃん、169センチ、可愛く鳴くネコちゃん。それしか知らない。
「サワちゃん、相変わらず可愛いねー」
「でしょ。彼氏連れ?」
「違う違う。なんつーか、幼馴染!?」
「ふぅん。じゃあ、さ、今晩どう? 僕、今日一人なんだよね。なんか寂しいし」
僕はチラッと長野を見たが、まぁ、いいかと思った。勝手についてきたのはコイツだし、一緒に飲むと約束したわけでもない。
「いいよ。丁度めちゃくちゃ気持ち良くなりたい気分なんだよね」
「奇遇だね、僕もそう」
そう言われてサワちゃんの腕を掴んだ時、僕の手を掴んだ長野がグイッと二人の間に入ってきた。
「今日はやめた方が良いと思いますよ。亨さん、結構酔っぱらってますし」
「そんなことないよ。ヤる元気はあるし」
「そんなことなくないですよ。こんなに酔っぱらってたら中折れ間違いなしです。気持ち良くてどうしようもない時に中折れして放り出されて、あなたは平気ですか?」
長野がサワちゃんに問う。コイツ、何考えてんだ? 文句を言おうと口を開きかけた時、サワちゃんがプイっと僕に背を向けた。
「それは困るな。目一杯気持ち良くしてくれない人はお断り」
「え、ちょっと待てよ、サワちゃんっ」
「またね、亨さん」
ひらひらと手を振って去っていくサワちゃんに伸ばした手を長野が掴み、「そろそろ帰りましょう?」と微笑んだ。
「やだ、もう少し飲んでから帰る。お前、僕の楽しい時間を阻止したんだから責任もって付き合えよ」
メールで送るという方法もあるが手渡しが一番良い。手渡ししてくれた方が聞いてくれる確率が上がるからだ。
「うちの会社で一番勢いがあるミュージシャンなんですよ。彼らの音楽はいいですよ」
「みんなそう言うんだよねぇ~」
渡辺さんが退屈そうにふう、と息を吐く。
「ピアニストの佐倉修一の息子が見つけて、僕が認めたバンドですよ。気になりませんか?」
一瞬渡辺さんの目が見開いて、おかしそうに笑った。
「いいね、そういうの。そういう揺さぶり方は好きだよ、俺」
僕はほほ笑んだ。よかった、きっとこれで聴いてもらえる。聴いてもらえなきゃ何も始まらない。
僕は親の力だろうが佐倉の親の力だろうがしっかりと利用する。勿論、何にでもというわけではない。だけど、今の僕にはまだ信用が足りないからこうやって底上げして支えて貰う、これがいずれ自分の力になる様に。
「さて、僕はそろそろこれで。渡辺さん、また会ってくださいね」
「ふんっ、この音源次第かな」
「じゃあ、また会えますね」
18時。僕が向かったのは都内にある個室の料理屋だ。
「長野、お前は部屋の前で待ってろ。で、一時間ぐらい経ったら急用風に呼んで」
「急用ふう、ですか?」
「そう。直ぐ抜けなきゃいけないことが起こったような顔して僕を呼べばいいから。それ以外は入って来るなよ、いいな」
「わかりました」
はぁ、一時間。一時間の辛抱だ。しかも明日は休み。頑張れ自分っ!
僕は気合を入れると座敷の襖を開けた。
「やあ、亨君。先に一杯やってたよ」
「すみません、少し遅れましたか? 急いできたのですが」
「いやいや、私が早く来過ぎたんだよ。さ、君も座って」
川谷さんは目を細めていやらしい笑みを浮かべた。
川谷さんは50代後半の剥げ親父だ。お腹も出てるし脂ぎった額もむくんだ様な手も日頃の不摂生を伺わせる。これでもラジオの中では圧倒的なリスナー数を誇る番組、ユー・ロードのディレクターだというのだから容姿は出世には関係ないのだなと思う。
もしくは、実力が確かか、だ。
川谷さんの目の前に座ると僕は仕事用のスマイルを浮かべた。
「失礼します。そういえばこの間のユー・ロード、良かったですね。洋楽特集、懐かしい曲と今の曲の対比が素晴らしくて、いつも以上に聴き入っちゃいました」
「お、分かる?」
「勿論ですよ。さすが川谷さんだなと思いました」
「いやー、亨君にそう言われると嬉しいなぁ。ね、ちょっとこっちに来てお酒注いでよ」
きたっ。いつもの時間が……。こうして僕に酒を注がせ、そのうち箸や何やらも自分の隣に移動させ、太腿のきわどい部分を撫で始めるのだ。まだここに来て10分。50分も我慢するのか……。
僕はそんな気持ちはおくびにも出さずにニコニコと川谷さんの隣に座った。
隣に移動すること20分。ラジオの話題、最近の音楽の話題、流れでスターフィッシュの音源を渡して、お酒を2、3杯。
「もう仕事の話はいいからさ~、最近、どうなの?」
「ど、どうなのって何ですか?」
ん~、と言いながら川谷さんが僕の太ももに手を乗せる。
「何がって、分かるでしょ?」
川谷さんの手が太ももの上を撫でながら時折太腿の内側を擦り、少しずつ手が上がってくる。残念ながら川谷さんはゲイだ。そして多分、僕みたいなのが好みなのだ。
「恋愛の話でしたら、何も、ですよ。仕事ばっかりで」
「へぇ、じゃあ、こっちも寂しいんじゃない?」
川谷さんの手が僕のお尻を撫でる。お尻を撫でながらその中心、アナルの辺りをグイッグイッと押した。
ひええええええ。
何度やんわりと僕はネコじゃないと言っても毎回、必ずこれだ。
「あ、川谷さん、お酒が無くなってますよ。ちょっとお手洗いにも行きたいので、新しいのを注文してきますね」
ニコリと微笑んで川谷さんが何か言う前に立ち上がって部屋を出た。
ふぅ、しんどい。
「亨さん……いつもあんなことしてるんですか?」
「あ、あぁ、まぁな。別に触られても減るわけじゃ無いし。長野、親父には言うなよ」
「じゃあ、あんなこと……」
「今だけだよ」
その後、長野が電話だと部屋をノックするまでの20分間、怪しい攻防を続けて会はお開きになった。
こんな日はお酒を飲むに限る。アルコールで体の中から消毒してやるのだ。行きつけのバーに足を運ぶと僕はカクテルから始まり、やがてブランデーを飲み始めた。
「って、長野、帰っていいんだけどなんでいるの?」
「なんとなく、ですかね」
「なんとなくって、なんだよそれ」
「亨さん、今日のアレ、川谷さんに会わないわけにはいかないんですか?」
「あー、アレね。ほんと、あのクソ親父嫌になるよね。僕のアナル、すりすりしちゃって気持ち悪りぃのなんだのって」
「やめるわけには……」
「いかないからこうして飲んで消毒してんの。いいか、媚でもなんでも売って少しでもあの人のラジオで流してもらう。そしたら偶然聞いた一人がすげー良いって思ってくれるかもしれない。その一人から広がる、な」
ブランデーを一口飲む。
「今は一人でも多くの人に聴いてもらうことが大事なんだ。どんなにいい音楽作っても、聴いてもらえなきゃ広がんねぇんだよ。体全部差し出せってわけでもないし、ケツ撫でられるくらいいくらでも我慢するさ」
長野が僕のグラスについた水滴をハンカチで拭う。こういう几帳面なところも昔と変わらない。それが妙に笑えてくる。
「今に見てろ、こんなことしなくても日本中にあいつらの音楽が流れるようにしてやる」
「あれー、亨さんじゃん。久しぶりーっ」
熱く語っていたところに声をかけられて振り向くと、何度か夜を一緒に過ごしたサワちゃんがいた。サワちゃん、169センチ、可愛く鳴くネコちゃん。それしか知らない。
「サワちゃん、相変わらず可愛いねー」
「でしょ。彼氏連れ?」
「違う違う。なんつーか、幼馴染!?」
「ふぅん。じゃあ、さ、今晩どう? 僕、今日一人なんだよね。なんか寂しいし」
僕はチラッと長野を見たが、まぁ、いいかと思った。勝手についてきたのはコイツだし、一緒に飲むと約束したわけでもない。
「いいよ。丁度めちゃくちゃ気持ち良くなりたい気分なんだよね」
「奇遇だね、僕もそう」
そう言われてサワちゃんの腕を掴んだ時、僕の手を掴んだ長野がグイッと二人の間に入ってきた。
「今日はやめた方が良いと思いますよ。亨さん、結構酔っぱらってますし」
「そんなことないよ。ヤる元気はあるし」
「そんなことなくないですよ。こんなに酔っぱらってたら中折れ間違いなしです。気持ち良くてどうしようもない時に中折れして放り出されて、あなたは平気ですか?」
長野がサワちゃんに問う。コイツ、何考えてんだ? 文句を言おうと口を開きかけた時、サワちゃんがプイっと僕に背を向けた。
「それは困るな。目一杯気持ち良くしてくれない人はお断り」
「え、ちょっと待てよ、サワちゃんっ」
「またね、亨さん」
ひらひらと手を振って去っていくサワちゃんに伸ばした手を長野が掴み、「そろそろ帰りましょう?」と微笑んだ。
「やだ、もう少し飲んでから帰る。お前、僕の楽しい時間を阻止したんだから責任もって付き合えよ」
10
あなたにおすすめの小説
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
【完結・BL】胃袋と掴まれただけでなく、心も身体も掴まれそうなんだが!?【弁当屋×サラリーマン】
彩華
BL
俺の名前は水野圭。年は25。
自慢じゃないが、年齢=彼女いない歴。まだ魔法使いになるまでには、余裕がある年。人並の人生を歩んでいるが、これといった楽しみが無い。ただ食べることは好きなので、せめて夕食くらいは……と美味しい弁当を買ったりしているつもりだが!(結局弁当なのかというのは、お愛嬌ということで)
だがそんなある日。いつものスーパーで弁当を買えなかった俺はワンチャンいつもと違う店に寄ってみたが……────。
凄い! 美味そうな弁当が並んでいる!
凄い! 店員もイケメン!
と、実は穴場? な店を見つけたわけで。
(今度からこの店で弁当を買おう)
浮かれていた俺は、夕飯は美味い弁当を食べれてハッピ~! な日々。店員さんにも顔を覚えられ、名前を聞かれ……?
「胃袋掴みたいなぁ」
その一言が、どんな意味があったなんて、俺は知る由もなかった。
******
そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
お気軽にコメント頂けると嬉しいです
■表紙お借りしました
経理部の美人チーフは、イケメン新人営業に口説かれています――「凛さん、俺だけに甘くないですか?」年下の猛攻にツンデレ先輩が陥落寸前!
中岡 始
BL
社内一の“整いすぎた男”、阿波座凛(あわざりん)は経理部のチーフ。
無表情・無駄のない所作・隙のない資料――
完璧主義で知られる凛に、誰もが一歩距離を置いている。
けれど、新卒営業の谷町光だけは違った。
イケメン・人懐こい・書類はギリギリ不備、でも笑顔は無敵。
毎日のように経費精算の修正を理由に現れる彼は、
凛にだけ距離感がおかしい――そしてやたら甘い。
「また会えて嬉しいです。…書類ミスった甲斐ありました」
戸惑う凛をよそに、光の“攻略”は着実に進行中。
けれど凛は、自分だけに見せる光の視線に、
どこか“計算”を感じ始めていて……?
狙って懐くイケメン新人営業×こじらせツンデレ美人経理チーフ
業務上のやりとりから始まる、じわじわ甘くてときどき切ない“再計算不能”なオフィスラブ!
【完結】君を上手に振る方法
社菘
BL
「んー、じゃあ俺と付き合う?」
「………はいっ?」
ひょんなことから、入学して早々距離感バグな見知らぬ先輩にそう言われた。
スクールカーストの上位というより、もはや王座にいるような学園のアイドルは『告白を断る理由が面倒だから、付き合っている人がほしい』のだそう。
お互いに利害が一致していたので、付き合ってみたのだが――
「……だめだ。僕、先輩のことを本気で……」
偽物の恋人から始まった不思議な関係。
デートはしたことないのに、キスだけが上手くなる。
この関係って、一体なに?
「……宇佐美くん。俺のこと、上手に振ってね」
年下うさぎ顔純粋男子(高1)×精神的優位美人男子(高3)の甘酸っぱくじれったい、少しだけ切ない恋の話。
✧毎日2回更新中!ボーナスタイムに更新予定✧
✧お気に入り登録・各話♡・エール📣作者大歓喜します✧
【完結】※セーブポイントに入って一汁三菜の夕飯を頂いた勇者くんは体力が全回復します。
きのこいもむし
BL
ある日突然セーブポイントになってしまった自宅のクローゼットからダンジョン攻略中の勇者くんが出てきたので、一汁三菜の夕飯を作って一緒に食べようねみたいなお料理BLです。
自炊に目覚めた独身フリーターのアラサー男子(27)が、セーブポイントの中に入ると体力が全回復するタイプの勇者くん(19)を餌付けしてそれを肴に旨い酒を飲むだけの逆異世界転移もの。
食いしん坊わんこのローグライク系勇者×料理好きのセーブポイント系平凡受けの超ほんわかした感じの話です。
僕の恋人は、超イケメン!!
八乙女 忍
BL
僕は、普通の高校2年生。そんな僕にある日恋人ができた!それは超イケメンのモテモテ男子、あまりにもモテるため女の子に嫌気をさして、偽者の恋人同士になってほしいとお願いされる。最初は、嘘から始まった恋人ごっこがだんだん本気になっていく。お互いに本気になっていくが・・・二人とも、どうすれば良いのかわからない。この後、僕たちはどうなって行くのかな?
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
完結|好きから一番遠いはずだった
七角@書籍化進行中!
BL
大学生の石田陽は、石ころみたいな自分に自信がない。酒の力を借りて恋愛のきっかけをつかもうと意気込む。
しかしサークル歴代最高イケメン・星川叶斗が邪魔してくる。恋愛なんて簡単そうなこの後輩、ずるいし、好きじゃない。
なのにあれこれ世話を焼かれる。いや利用されてるだけだ。恋愛相手として最も遠い後輩に、勘違いしない。
…はずだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる