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-6-『魔水晶の指南』
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ネムエルはてくてくと廊下を歩き、亡き父親の書斎に向かっていた。
彼女にとって、悩みごとが発生すると行く先である。
正式名称は『英知の書斎』と呼ばれ、<ロストアイ>の中腹に位置している。
選ばれし者しか、入室できない隠し部屋でもある。その防衛システムは強固であり、ネムエルが扉の前に立つと、ドアノブの横に埋め込まれた魔石が光り輝いた。人物照合だ。
(これ、まぶしいから苦手……)
目許を手で隠しつつ、ネムエルは書庫に足を踏み入れた。
二階まで書架で囲まれたその部屋は、いささか古めかしい造りであったが、隅々まで清掃が行き届いていた。
古書が漂わせる独特の臭いはするものの、読書家のために設置された机と椅子にもニスが塗られ、手入れのきめ細かさが伝わる場所だった。
「これはネムエルさま。
本日はどのようなご用件で?」
ネムエルの足もとへ、ころんころんと水晶玉が転がってきた。
声は歳若い女のものだが、抑揚もなく機械的なものだった。
それもそのはず、古い時代の魔導によって生まれた水晶型モンスターだからだ。
個体名は魔水晶。
役割は司書長である。
「魔水晶さん。相談があるの」
「どのようなものでしょうか?」
ネムエルを膝を曲げてしゃがみこみながらも、聞き耳を立てている者はいないかとあちこちを見回した。
やがて誰もいないとわかると、手の平を縦にしてささやいた。
「あのね。最近ね。
夜になると……見知らぬ男の人に身体を触られてる夢をみるの。
誰かわからないし、気になるの」
「なるほど」
変化に気付いたのは数日前だ。
ベッドで寝ていると、皮膚に圧迫感を覚えることが何度かあった。
誰かに触られているような感覚だ。その〝夢〟の最中は眠気がひどく、やや寝苦しいのであるが、翌朝になるとなぜか体調がよかった。
不快ではなく実害もないが、何が起っているのかは気にはなる。
(誰かが贈ってくれた安眠用の従魔の仕業だと思うけど……
毎回、気持ちいいけど……眠気がすごくて……
お話しをしないまま寝ちゃうし……
今更、ご挨拶するのもなんか気まずいし……
あらかじめ、誰か教えてもらおう)
そんなネムエルの怠惰な思惑をよそに、魔水晶は質問に答えた。
「遅ればせながら、
ネムエルさまにも思春期が訪れたということです。
その者は架空の男性でしょう」
「架空って?」
「実在しない人物ということです。
恐らく、ネムエルさまは異性を意識するあまり、
脳内でイメージを生みだしたのでしょう」
「そうなんだ」
特に疑問を持たず、ネムエルはコクコクとうなずいた。
魔水晶はいい加減なことを口にしたように思えるが、一応は根拠として『この城で最強の魔王に悪戯する命知らずなどいない』という理屈を持っていた。
実際にはそんな命知らず――壮一は実在しているのだが、二人の間では架空の人物となった。
「異性……男の人だよね?
男の人を意識すると、そんなことが起こるんだ」
「ええ、本能的に生殖したくなりますからね」
ネムエルは「?」を頭上に浮かべた。
単語が理解できなかったこともあるが、魔水晶の説明が端的でわかりにくかったこともある。
「よろしければ、
参考図書を用意致しましょうか?」
「うん」
見えざる力が働き、ドサドサと机の上に本が積まれていく。
ネムエルは椅子に腰かけ、本を手にした。表題には『イケメンの縛り方』や『男な心の臓をえぐり盗る魔術』などと表記されており、チョイスには難があった。
「うーん。
よくわからないけど……チューしたくなる感じ?」
パラパラとめくりながらも、すぐに飽きたのかつぶやく。
「正解です。
しかしネムエルさま、イラストしかご覧になっておりませんね」
「だって、堅苦しい文字を読むの疲れちゃうから」
「あなたさまは次期魔王なのですよ。
レベル的にも、魔界において最強の存在です。
お勉強もして頂かなければ困ります……
まあ、それは置いておき実際、どうなのですか?」
「どうって?」
「ぶっちゃけ、
夢にでてくるのはどんな男の人なのですか。
どんな男性がタイプなのですか?」
魔水晶はミーハーな婦女子としての側面を持っていた。
鏡面はつるりとしていて表情こそ存在しないが、僅かに乗りだした前傾姿勢から好奇心のほどが窺えた。
「うーん。
お城では、見たことない人かな。
あとなんか、ちょっと悲しそうだね。
お腹が減ってるのに、ケーキが食べらないみたいな顔してるよ」
「なるほど……それは恐らく、
ネムエルさまの潜在意識が働いているのでしょう。
愛されたいけど、怖い……そんな乙女心、よくわかります」
「私には全然、
よくわからないけど」
「いいのです。
心とは、わからないものですから。
私もこの身が水晶玉でなかったら、大勢の男たちを手玉にとって……散々もて遊んだ挙句、ボロ雑巾のように捨ててしまいたかった」
魔水晶の願望はドブのごとく腐っていた。
一方で邪悪から遠い心根を持つネムエルは、無関心な表情で水晶玉を見つめつつ、要点だけを訪ねた。
「それで、私は……どうしたらいいの?」
「そうですね。
我々としてはぜひ、
次代の魔王をお産みくださると助かりますが、
ひとまずは自己解消がお勧めでしょう。
口で作法をお話したいところですが、
私としては、ネムエルさまにそのような真似をさせるのは恐れおおい。
申し訳ありませんが、やはり用意した参考図書をお読みくださいませ。
おのずと性知識が身につくでしょう」
「うーん。
ご本を読まないと駄目?」
「はい。
申し訳ありませんが……っと、もう帰られるのですか?」
「うん」
すくっと立ち上がったネムエルはテーブルの本を抱え、入り口の方に向かっていく。
魔水晶は「またのお越しをー!」と叫びながら、腕もないのに器用にハンカチを振りつつ、その背を見送った。
彼女にとって、悩みごとが発生すると行く先である。
正式名称は『英知の書斎』と呼ばれ、<ロストアイ>の中腹に位置している。
選ばれし者しか、入室できない隠し部屋でもある。その防衛システムは強固であり、ネムエルが扉の前に立つと、ドアノブの横に埋め込まれた魔石が光り輝いた。人物照合だ。
(これ、まぶしいから苦手……)
目許を手で隠しつつ、ネムエルは書庫に足を踏み入れた。
二階まで書架で囲まれたその部屋は、いささか古めかしい造りであったが、隅々まで清掃が行き届いていた。
古書が漂わせる独特の臭いはするものの、読書家のために設置された机と椅子にもニスが塗られ、手入れのきめ細かさが伝わる場所だった。
「これはネムエルさま。
本日はどのようなご用件で?」
ネムエルの足もとへ、ころんころんと水晶玉が転がってきた。
声は歳若い女のものだが、抑揚もなく機械的なものだった。
それもそのはず、古い時代の魔導によって生まれた水晶型モンスターだからだ。
個体名は魔水晶。
役割は司書長である。
「魔水晶さん。相談があるの」
「どのようなものでしょうか?」
ネムエルを膝を曲げてしゃがみこみながらも、聞き耳を立てている者はいないかとあちこちを見回した。
やがて誰もいないとわかると、手の平を縦にしてささやいた。
「あのね。最近ね。
夜になると……見知らぬ男の人に身体を触られてる夢をみるの。
誰かわからないし、気になるの」
「なるほど」
変化に気付いたのは数日前だ。
ベッドで寝ていると、皮膚に圧迫感を覚えることが何度かあった。
誰かに触られているような感覚だ。その〝夢〟の最中は眠気がひどく、やや寝苦しいのであるが、翌朝になるとなぜか体調がよかった。
不快ではなく実害もないが、何が起っているのかは気にはなる。
(誰かが贈ってくれた安眠用の従魔の仕業だと思うけど……
毎回、気持ちいいけど……眠気がすごくて……
お話しをしないまま寝ちゃうし……
今更、ご挨拶するのもなんか気まずいし……
あらかじめ、誰か教えてもらおう)
そんなネムエルの怠惰な思惑をよそに、魔水晶は質問に答えた。
「遅ればせながら、
ネムエルさまにも思春期が訪れたということです。
その者は架空の男性でしょう」
「架空って?」
「実在しない人物ということです。
恐らく、ネムエルさまは異性を意識するあまり、
脳内でイメージを生みだしたのでしょう」
「そうなんだ」
特に疑問を持たず、ネムエルはコクコクとうなずいた。
魔水晶はいい加減なことを口にしたように思えるが、一応は根拠として『この城で最強の魔王に悪戯する命知らずなどいない』という理屈を持っていた。
実際にはそんな命知らず――壮一は実在しているのだが、二人の間では架空の人物となった。
「異性……男の人だよね?
男の人を意識すると、そんなことが起こるんだ」
「ええ、本能的に生殖したくなりますからね」
ネムエルは「?」を頭上に浮かべた。
単語が理解できなかったこともあるが、魔水晶の説明が端的でわかりにくかったこともある。
「よろしければ、
参考図書を用意致しましょうか?」
「うん」
見えざる力が働き、ドサドサと机の上に本が積まれていく。
ネムエルは椅子に腰かけ、本を手にした。表題には『イケメンの縛り方』や『男な心の臓をえぐり盗る魔術』などと表記されており、チョイスには難があった。
「うーん。
よくわからないけど……チューしたくなる感じ?」
パラパラとめくりながらも、すぐに飽きたのかつぶやく。
「正解です。
しかしネムエルさま、イラストしかご覧になっておりませんね」
「だって、堅苦しい文字を読むの疲れちゃうから」
「あなたさまは次期魔王なのですよ。
レベル的にも、魔界において最強の存在です。
お勉強もして頂かなければ困ります……
まあ、それは置いておき実際、どうなのですか?」
「どうって?」
「ぶっちゃけ、
夢にでてくるのはどんな男の人なのですか。
どんな男性がタイプなのですか?」
魔水晶はミーハーな婦女子としての側面を持っていた。
鏡面はつるりとしていて表情こそ存在しないが、僅かに乗りだした前傾姿勢から好奇心のほどが窺えた。
「うーん。
お城では、見たことない人かな。
あとなんか、ちょっと悲しそうだね。
お腹が減ってるのに、ケーキが食べらないみたいな顔してるよ」
「なるほど……それは恐らく、
ネムエルさまの潜在意識が働いているのでしょう。
愛されたいけど、怖い……そんな乙女心、よくわかります」
「私には全然、
よくわからないけど」
「いいのです。
心とは、わからないものですから。
私もこの身が水晶玉でなかったら、大勢の男たちを手玉にとって……散々もて遊んだ挙句、ボロ雑巾のように捨ててしまいたかった」
魔水晶の願望はドブのごとく腐っていた。
一方で邪悪から遠い心根を持つネムエルは、無関心な表情で水晶玉を見つめつつ、要点だけを訪ねた。
「それで、私は……どうしたらいいの?」
「そうですね。
我々としてはぜひ、
次代の魔王をお産みくださると助かりますが、
ひとまずは自己解消がお勧めでしょう。
口で作法をお話したいところですが、
私としては、ネムエルさまにそのような真似をさせるのは恐れおおい。
申し訳ありませんが、やはり用意した参考図書をお読みくださいませ。
おのずと性知識が身につくでしょう」
「うーん。
ご本を読まないと駄目?」
「はい。
申し訳ありませんが……っと、もう帰られるのですか?」
「うん」
すくっと立ち上がったネムエルはテーブルの本を抱え、入り口の方に向かっていく。
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