絶倫騎士さまが離してくれません!

浅岸 久

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番外編(後日談)

番外編4−3 **

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「あ……」
「触れて欲しかったんだろ?」

 つぷん、と、彼のごつごつした指が、わたしの蜜壷に埋め込まれていく。
 すっかりと彼に馴染んでしまっているそこは、歓喜に震え、ますますたっぷりと蜜をこぼしていった。

「っん、ふ……」
「目が潤んでるぞ」
「だって」
「くく、いい表情しやがって」
「あ……はぁ…」
「とろっとろだな? ほら。今日は朝までつきあってもらうからな? あんま最初から無理すんじゃねえぞ?」
「そんな……難しいこと、いわっ……ひゃあっ」
「いーい反応」

 ニヤニヤと上機嫌に、レオルドはわたしのなかをぐちゃぐちゃにかき混ぜていく。無理するなといっても、彼に好き勝手触れられるだけで、わたしの頭の中はいっぱいになっちゃう。だから、抑えるとか抑えないとか、そんな器用なことできるはずがないのに。

「んっ……れお、そこ、ぉ」
「そうだな。好きだよな? ほら、これでどうだ?」
「あっ、ああっ」

 くにっと花芽をつまみ上げられ、一気に快楽が押し寄せる。
 びくびくっと仰け反ると、レオルドが余ってた方の腕でぎゅうとわたしを抱き寄せた。彼の肩口に頭を寄せて、わたしはそのままぐったりしてしまう。
 うそみたいに、身体が熱い。
 ここが雪山だって、忘れちゃうくらいに。

「はっ…はぁ…れお……」
「ほら、まだはじまったばかりだぞ? ゆっくりシてやるから、腰、下ろせるか?」
「は、はぁ…っ、はぁっ」
「ほら、シェリル」
「ん――」

 熱い何かがわたしの割れ目の部分に当たっているのがわかる。力を抜いたら、そのまま全部挿入っちゃいそう。
 雪山で遭難していることも忘れて、わたしは、目の前の彼の熱に夢中になった。レオルドってば、わたしと違って余裕たっぷりで、なんだか、悔しい。
 でも、わたしの頭の中は、このまま彼のモノを受け入れたらどうなっちゃうんだろうっていう緊張と期待でいっぱいになっている。

「れお…レオ……」
「ああ、いいな――」

 ずぷ、と先端を咥え込み、彼のモノが奥の方へと挿入ってくる。わたしはまともに膝を立てていられなくて、くたりと彼に寄りかかるだけ。わたしの腰を支えてくれるレオルドが、ゆっくり私の身体を沈めていく。

「あ……はぁ……ぁ……」
「シェリル、すげえ可愛い」
「レオ……キス……」
「ああ。いくらでも」

 いつの間にか、最奥にごつりと彼のモノが当たっていた。
 キスをしながら、彼の存在を強く感じる。レオルドの魔法で、寒さは感じにくくなっているものの、熱を求めて、わたしはピタリと彼と肌をあわせた。
 気がつけば自分から腰を動かしていたみたいで、レオルドが少し不思議そうな顔をする。

「ん……ふぅ……」
「シェリル? 大丈夫か、最初からそんなトバして?」
「ん――」

 こくこくと、余裕ないながらにわたしは首を縦にふる。
 なんだか、こうやってぴったりくっついているとね? 思い出すんだ。彼と一緒に旅をした、デガン王国での日々を。

「レオルドも、うごいて……?」
「ん。足りないか?」
「ぅん――」
「そうか。なら、遠慮なく」
「ぁ――」
「一晩中、可愛がってやる」
「あ、ああ、あ……レオ、れお……」

 がつがつと下から突き上げられると、もっと欲しくなって、わたしも腰を振っている。彼はわたしのいい場所を知り尽くしていて、今度は容赦なくそこを重点的に攻めてきた。
 いつの間にか風は止み、静かだった洞窟の中に、淫靡な水音が響きはじめた。真っ暗な闇の中、魔銃に灯した明かりをたよりに、彼の表情を盗み見る。
(レオルド……)
 赤褐色の前髪がはらりと落ちた。それを直すこともせず、彼はわたしを貪り続けている。
 恍惚とした表情で喰らいつづける彼の姿は、昼間よりもずっとずっと、雄の顔をしていた。

「レオ、もっと――」
「くくっ、欲しがりだな」
「ん。もっと、ね?」

 わたしを、たべて?
 そう言葉にできたか、できなかったか。
 喉の奥で低く笑った彼に翻弄され、どうでも良くなってしまう。
 そのままひと晩中、彼の膝の上に乗っかったまま、わたしは身体の隅々まで喰らいつくされてしまった。
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