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その3

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「どうして、答えてくださらないのですか??????」

私は何度も駄々をこねてみました。このようにわざとらしい子供を演じるのは、お父様もあまり好きではないことを、私は知っておりました。ですが、このまま静かにしていることも、いろいろできなくなってしまいました。

「今すぐに教えたところで、君がどうなってしまうかと言うんだ??????」

「私はどうもなりませんわ!!!!!!!!!!」

「ならば、もう少し静かにしていれば良い。いずれにしても、明日になればわかることなのだから……」

お父様は、静かにそう答えました。ここまで言われてしまっては、私ももう反論することができませんでした。
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