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第四章 二人の皇女編
傲慢な雪の女王
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「ええ、そうですね。従姉様も連れて行きますから……サラ、どうかこれは帝国のエルムドの本意でないことは――」
「理解することにします。御戻りはどうぞ、その扉から」
嫌味を言うつもりはなかった。
アリズンの指示で開けられた扉の向こうに、レベッカたちやエイルや、剣を抜こうとしているアイラがいたとしても――それは不可抗力だ。
むしろ、こんな朝を毎度、やらされてはたまらない。
そういう思いが胸内から沸いてくるだけで。
怒りと同時に、撃退してやれたのに、なんて小さくも儚い、だが揺るがずに通したという一つの誇りをティナは愚かにもサラに与えてしまったわけで。
「サラ――っ!」
アリズンとともに担がれて出ていく皇女二人を見送りながら、サラには飛びついて抱き締めてくれる姉たちの存在がある。
それは主人と侍女という関係性ではあったけれど、振り返るアリズンの瞳には申し訳なささと、どこかうらやましいそうな光が浮かんでいた。
「良かった! もう、どうなることかとっ……」
「アイラ、痛いから。もう、大丈夫だから」
「あんな尻尾女、退治してやれば良かったのに!」
「尾は大事らしいから。それは出来ないでしょう?」
「そう? あたしなら切り取るけどねー」
口元をすぼませて、アイルはそう言い切ってみせる。
周りにはもう兵士は残っておらず、アイルとエイラの二人だけ。
レベッカたちを追い出しておいて良かった。
そうつぶやくエイラにサラは同意する。
あんな事件の後でこの発言は危険すぎる。例え、ティナをさんざんな目に遭わせて遭わされた後であっても。
「彼女には罪は適用されないのでしょうね」
「エイラまで。たぶん、ね」
「本当にこの航海――いいえ、国を出たことって意味があったのかしら……」
「理想の王子様は自分で見つけるしかないのよ、多分」
今日は疲れたから寝たい。
そう言うサラに気を遣い、二人は部屋を退出する。
理想の――、ね。
これもまた、ある意味傲慢に――自分の幸せを願って周りを巻き込んできた、ツケが回って来たのかもしれない。
「傲慢な雪の女王はいつか春の風にさらされて、溶けてしまうのに」
自分にできること。
何か誰かの為にできること。
仕事するしかない。
サラはそう決めて、ぽつりと寝ようと漏らすとベッドの上に横になった。
ティナの爪が実はすこしばかり引き裂いていた、その痕を発見して驚かされながら――。
夕刻。
朝の襲撃のお返しとばかり、サラはティナの元を訪れた。
アリズンと示し合わせ、秘密のうちに猫耳族の皇女様の部屋に突撃したのだ。
やられた方は唖然としていて、アーモンド型の眼を更に丸く見開いて驚きを隠そうともせずに綺麗に引き結ばれた口元を少しだけ、悔しそうにすぼめてみせた。
「どうも、ティナ様」
「いらっしゃい……。何、嫌味?」
朝に見た顔ぶれが揃う家臣たちがその部屋にはいて、まだ頭が痛いと呻く皇女にあれこれとこき使われていたらしい。
ぶすっと不機嫌の塊になるティナは金色の猫耳を伏せて二人を拒否してみせた。
「従姉様っ!」
「……何よ」
「子供ではないのですから」
「分かっているよ。僕が悪かったよ。それでいいのかい!?」
眉根に皺を寄せて、また牙をむきだしにするティナに、今度はアリズンまでもが低く唸って口元を引き上げる。
獣人同士の喧嘩を見ても仕方ないと思ったサラは、そこまで。と手で場を制し、この場に来た理由を口にした。
「まあ、お二人とも。その争いは後程、ということにしては頂けませんか」
「争ってなんかないよ。こんなものだから……後程って何をしに来たんだよ!?」
ぎゅっと危機感を覚えたのか、猫耳娘は自分の尾を大事に大事に抱き締めて、防御する。これだけは渡さない、そんな感じに抵抗する様を見せた。
サラはいつも持たない短剣をアリズンの許可を得て、腰に差していた。あくまで、装飾用それはティナの真紅の髪に対して青いドレスを誇らしげに飾っていた。
「お約束通り、頂きに参りました」
「はっ!?」
「ですから、その真紅の尾を――ええ」
にこりと氷の微笑と共に首を傾けて催促を一つ。
ついでに腰の短剣をすこしばかり抜いて見せたら、可哀想にティナの真紅の尾はぶわっとこれまで見たことがないほどに一気に膨れ上がった。
脅しとしての効果は十分だろう。
サラの仕草にアリズンは自分の尾をそっと、スカートの中に隠した。
なんだか、次は自分の番のような気がしたから。
サラはティナの前にゆっくりと狩人がワナにかかった獲物にとどめをさすように歩み出す。
無言の恐怖に打ち震えるティナは、あの笑わない目が何よりも怖かった。と後日、祖母である皇帝に話したとか話さなかったとか……。
「では、ティナ様の自由と引き換えに――」
「そんなずるいっ!」
「ずるくはありません。これも正当な取引ですから」
サラはティナの尾と交換にある条件を皇女たちに提案した。
自分が持つアルナルドとの婚約を、ティナが引き受けること。
これでサラは自由になり、アルナルドはエルムド帝国と更に強い絆を得ることになる。
まあ、彼が結婚後に大変な夫婦生活を送るのは目に見えていたが、そこは目を瞑ることにした。
彼は彼。
自分は自分。
二百人も兵士たちがいれば、一つの都市だって統治できるじゃないと思ったのがきっかけだ。
ティナが祖母から与えられている自治領の一つに、アリズンが見届け人となることで、永住する権利を要求した。
家臣団と共に、これから先も静かに生きて行けるように。
都市の名はラズ。
芸術の都として、国内外に広く知れ渡った千年都市。
エルムド帝国の三皇帝家のうち、二家の発祥の地。
多分、簡単には終わらないだろうこの旅路だが。
それでも、永住の地はこうしてサラに与えられ――もとい、サラは勝ち取ることが出来たのだった。
(了)
ここまでお読み頂きありがとうございます。
サラたちの冒険は、一度、これにて終了となります。
半年と短い間でしたが、ありがとうございました。
「理解することにします。御戻りはどうぞ、その扉から」
嫌味を言うつもりはなかった。
アリズンの指示で開けられた扉の向こうに、レベッカたちやエイルや、剣を抜こうとしているアイラがいたとしても――それは不可抗力だ。
むしろ、こんな朝を毎度、やらされてはたまらない。
そういう思いが胸内から沸いてくるだけで。
怒りと同時に、撃退してやれたのに、なんて小さくも儚い、だが揺るがずに通したという一つの誇りをティナは愚かにもサラに与えてしまったわけで。
「サラ――っ!」
アリズンとともに担がれて出ていく皇女二人を見送りながら、サラには飛びついて抱き締めてくれる姉たちの存在がある。
それは主人と侍女という関係性ではあったけれど、振り返るアリズンの瞳には申し訳なささと、どこかうらやましいそうな光が浮かんでいた。
「良かった! もう、どうなることかとっ……」
「アイラ、痛いから。もう、大丈夫だから」
「あんな尻尾女、退治してやれば良かったのに!」
「尾は大事らしいから。それは出来ないでしょう?」
「そう? あたしなら切り取るけどねー」
口元をすぼませて、アイルはそう言い切ってみせる。
周りにはもう兵士は残っておらず、アイルとエイラの二人だけ。
レベッカたちを追い出しておいて良かった。
そうつぶやくエイラにサラは同意する。
あんな事件の後でこの発言は危険すぎる。例え、ティナをさんざんな目に遭わせて遭わされた後であっても。
「彼女には罪は適用されないのでしょうね」
「エイラまで。たぶん、ね」
「本当にこの航海――いいえ、国を出たことって意味があったのかしら……」
「理想の王子様は自分で見つけるしかないのよ、多分」
今日は疲れたから寝たい。
そう言うサラに気を遣い、二人は部屋を退出する。
理想の――、ね。
これもまた、ある意味傲慢に――自分の幸せを願って周りを巻き込んできた、ツケが回って来たのかもしれない。
「傲慢な雪の女王はいつか春の風にさらされて、溶けてしまうのに」
自分にできること。
何か誰かの為にできること。
仕事するしかない。
サラはそう決めて、ぽつりと寝ようと漏らすとベッドの上に横になった。
ティナの爪が実はすこしばかり引き裂いていた、その痕を発見して驚かされながら――。
夕刻。
朝の襲撃のお返しとばかり、サラはティナの元を訪れた。
アリズンと示し合わせ、秘密のうちに猫耳族の皇女様の部屋に突撃したのだ。
やられた方は唖然としていて、アーモンド型の眼を更に丸く見開いて驚きを隠そうともせずに綺麗に引き結ばれた口元を少しだけ、悔しそうにすぼめてみせた。
「どうも、ティナ様」
「いらっしゃい……。何、嫌味?」
朝に見た顔ぶれが揃う家臣たちがその部屋にはいて、まだ頭が痛いと呻く皇女にあれこれとこき使われていたらしい。
ぶすっと不機嫌の塊になるティナは金色の猫耳を伏せて二人を拒否してみせた。
「従姉様っ!」
「……何よ」
「子供ではないのですから」
「分かっているよ。僕が悪かったよ。それでいいのかい!?」
眉根に皺を寄せて、また牙をむきだしにするティナに、今度はアリズンまでもが低く唸って口元を引き上げる。
獣人同士の喧嘩を見ても仕方ないと思ったサラは、そこまで。と手で場を制し、この場に来た理由を口にした。
「まあ、お二人とも。その争いは後程、ということにしては頂けませんか」
「争ってなんかないよ。こんなものだから……後程って何をしに来たんだよ!?」
ぎゅっと危機感を覚えたのか、猫耳娘は自分の尾を大事に大事に抱き締めて、防御する。これだけは渡さない、そんな感じに抵抗する様を見せた。
サラはいつも持たない短剣をアリズンの許可を得て、腰に差していた。あくまで、装飾用それはティナの真紅の髪に対して青いドレスを誇らしげに飾っていた。
「お約束通り、頂きに参りました」
「はっ!?」
「ですから、その真紅の尾を――ええ」
にこりと氷の微笑と共に首を傾けて催促を一つ。
ついでに腰の短剣をすこしばかり抜いて見せたら、可哀想にティナの真紅の尾はぶわっとこれまで見たことがないほどに一気に膨れ上がった。
脅しとしての効果は十分だろう。
サラの仕草にアリズンは自分の尾をそっと、スカートの中に隠した。
なんだか、次は自分の番のような気がしたから。
サラはティナの前にゆっくりと狩人がワナにかかった獲物にとどめをさすように歩み出す。
無言の恐怖に打ち震えるティナは、あの笑わない目が何よりも怖かった。と後日、祖母である皇帝に話したとか話さなかったとか……。
「では、ティナ様の自由と引き換えに――」
「そんなずるいっ!」
「ずるくはありません。これも正当な取引ですから」
サラはティナの尾と交換にある条件を皇女たちに提案した。
自分が持つアルナルドとの婚約を、ティナが引き受けること。
これでサラは自由になり、アルナルドはエルムド帝国と更に強い絆を得ることになる。
まあ、彼が結婚後に大変な夫婦生活を送るのは目に見えていたが、そこは目を瞑ることにした。
彼は彼。
自分は自分。
二百人も兵士たちがいれば、一つの都市だって統治できるじゃないと思ったのがきっかけだ。
ティナが祖母から与えられている自治領の一つに、アリズンが見届け人となることで、永住する権利を要求した。
家臣団と共に、これから先も静かに生きて行けるように。
都市の名はラズ。
芸術の都として、国内外に広く知れ渡った千年都市。
エルムド帝国の三皇帝家のうち、二家の発祥の地。
多分、簡単には終わらないだろうこの旅路だが。
それでも、永住の地はこうしてサラに与えられ――もとい、サラは勝ち取ることが出来たのだった。
(了)
ここまでお読み頂きありがとうございます。
サラたちの冒険は、一度、これにて終了となります。
半年と短い間でしたが、ありがとうございました。
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終わりがどうなるのか 楽しみです。読み終えてはいませんが、夢中になれる面白いお話を 有難うございました♪