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第九章 精霊と二級魔導師
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「どちらにせよそう、婚約を破棄するとか解消するとかどっちをするにしても……。今のままだと、わたしは彼の婚約者だから。いずれ妻になる女が立てた功績は、夫になる彼の昇進を後押しするものでしかないわ」
「それなら同時進行でどうにかするしかないですね」
「気が滅入る話ね。どっちも難題で難敵でやりづらい。おまけにドラゴンはまだ何も見えてないし、これから対策を立てるところだもん」
「……全ては利用するというのはどうでしょう」
名案を思いついたようにパンっ、と両手を軽く合わせたレイは面白そうに語りだす。
それは、このボルダスの街の領主であるエリダの実家と、騎士団を巻き込むというものだった。
「それなら同時進行でどうにかするしかないですね」
「気が滅入る話ね。どっちも難題で難敵でやりづらい。おまけにドラゴンはまだ何も見えてないし、これから対策を立てるところだもん」
「……全ては利用するというのはどうでしょう」
名案を思いついたようにパンっ、と両手を軽く合わせたレイは面白そうに語りだす。
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