彼氏が親友と浮気して結婚したいというので、得意の氷魔法で冷徹な復讐をすることにした。

 幼い頃に住んでいたボルダスの街に戻って来たアルフリーダ。
 王都の魔法学院を卒業した彼女は、二級魔導師の資格を持つ氷の魔女だった。
 二級以上の魔導師は貴族の最下位である準士の資格を与えられ辺境では名士の扱いを受ける。
 ボルダスを管理するラーケム伯と教会の牧師様の来訪を受けた時、アルフリーダは親友のエリダと再会した。
 彼女の薦めで、隣の城塞都市カルムの領主であるセナス公爵の息子、騎士ラルクを推薦されたアルフリーダ。
 半年後、二人は婚約をすることになるが恋人と親友はお酒の勢いで関係を持ったという。
 自宅のベッドで過ごす二人を発見したアルフリーダは優しい微笑みと共に、二人を転送魔法で郊外の川に叩き込んだ。
 数日後、謝罪もなく婚約破棄をしたいと申し出る二人に、アルフリーダはとある贈り物をすることにした。

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