過去世に戻った時空の聖女、戦女神に勘違いされてしまったので、魔獣討伐しながらスローライフを満喫する

 王国を守護する女神の結界が、最近、弱まってきている。
 蒼い月の女神フィンテーヌの命を受け、聖女リオラは結界がほころびはじめた辺境で魔獣討伐の遠征をおこなっていた。

 二ヶ月に及ぶ遠征から戻ってみると、待っていたのは婚約者である王子アイズと侯爵令嬢ティアナによる、公開処刑‥‥‥もとい、公開婚約破棄。

 王子は聖女が遠征中に不貞を働いた疑惑を投げかけるものの、それはどれも証拠には乏しいものばかり。しまいには、ティアナといちゃつきながら婚約破棄を受け入れろという。

 さすがにこれはやりすぎでしょ。リオラの怒りの鉄拳が炸裂し、殿下と侯爵令嬢は意識不明に――自宅謹慎を命じられた。

 謹慎中、異国から導入した結界生成装置を試運転した殿下たち。
 すると王国の結界が崩壊し始める。管理を任されていたリオラは何とか結界を維持するも、謎の余波によりどこかに転送されてしまう。

 そこは千年前の世界。
 まだ魔獣が跋扈し、人が未来のように繁栄していない。
 リオラは聖女の能力を使い人々を救う旅に出る。

 旅の途中で知り合った仲間とともに、目指すは、女神フィンテーヌの待つ隣の大陸イゼア。ところどころで人々を助け、魔獣を撃破し、時には魔族と対峙して退ける。

 いつしかリオラは戦女神と呼ばれ、崇められるようになっていく。

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