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エピローグ
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「まぁまぁまぁ♡ビアンカ綺麗よ♡」
頬を赤らめ蕩ける笑顔でアンダルシアが見詰める先には、純白のウエディングドレスに身を包んだ金髪の美女が座っていました。
『ありがとう、アンちゃん』
幸せそうにハニカム花嫁の名はビアンカ。
今日は魔王城にて、国賓にエヴァンスと白虎とアンダルシアを招いて、守護神であるビアンカとラファエルの結婚式が行われる。
ラファエルの希望で肌の露出は極限まで抑えられ、長袖や胸元をレースで覆われたドレスは、ビアンカの清楚さを際立たせる。
裾以外に装飾のない長いベールを被り、準備万端です。
『パパンとアンちゃんの結婚式はしないの?』
「わ………わたくしは『我はしたいがな!』」
アンちゃんの後ろか擬人化したパパンが登場する。
『照れるだとか、恥ずかしいだとか言って結婚式を渋るのだ。ビアンカも説得してくれ』
「だって!やっと白虎と番になって幸せなのに結婚式までしたら、幸せ過ぎて逆に恐いんですもの」
赤い顔を両手で隠しながら、首をイヤイヤと振るアンちゃんが可愛らしいです。
『この程度で満足されては困るな。我はアンを もっと愛したいんだ』
「………もっと?」
無言で見詰め合う2人。
「結婚式を迎える娘の控え室でイチャイチャすんな!」
「ビアンカ様も止めていいんだよ」
部屋の入り口にはエヴァンスとドウェインが立っていた。
『うぅん?パパンとアンちゃんが仲良いのは嬉しいよ。はっ!………アンちゃんが、ママン?』
「ビアンカがママンって呼んでくれるの?!」
満面の笑みでキラキラした目を、あたしに向けるアンちゃん。
『嫌じゃない?』
小首をかしげながら尋ねると、ブンブンと音を立てそうな勢いでアンちゃんが首を左右に振った。
『ビアンカのママンになれるなんて、幸せ過ぎる♡』
「この親子はツッコミ不在かよ」
「幸せならいいじゃない?」
「はぁ~っまぁな」
するとエヴァンスとドウェインを押し退けて入って来たジュブナイルによって、2人は床によろけた。
「「おい!気を付けろ筋肉!!」」
流石は史上最強の兄弟は息もピッタリです(笑)
「ビアンカ様のウエディングドレス姿を見られて幸せです。ラファエルが黒虎だと知った時は驚愕しましたが、アイツならビアンカ様を幸せにすると信用できます。おめでとうございます」
『ありがとう、ジュブナイル。とりあえず魔王と国王の扱いが悪いから気を付けなよ』
「問題ありません」
無いんか!(笑)
「それよりラファエルを連れてきました」
白いタキシードに水色のタイを結んだラファエルが、ビアンカを見て無言で息を呑んだ。
「………………………式を止めようか」
似合ってなかったのかと不安になり、ラファエルの顔を見つめると赤らめた顔がプルプルと震えている。
「こんなに美しいビアンカを他の奴には見せたくない。私だけのモノだ」
番になってから、ラファエルの独占欲と嫉妬が増していました。
「このまま閉じ込めてしまいたい」
ウットリとした顔で近寄ろうとするラファエルを両脇からエヴァンスとドウェインが押さえ付けた。
「何をする!?」
大声で抗議するラファエル。
「落ち着け。結婚式が終われば、あのドレスを引き裂いても構わないが、今はダメだ」
「ビアンカ様を名実ともに番だと知らしめるには必要なんだ。式は上げた方がいい」
なんかボソボソと2人に説得されて、引き摺られる様に部屋からラファエルが連れ出されて行く。
「ラファエル………性格が変わりましたの?」
ポカーンとした表情も綺麗なアン………ママンの言葉に笑いが止まらない。
『あはは。あたしはラファエルに愛されて幸せだよ』
『名実ともに番として知らしめる………か』
パパンはブツブツ独り言を発しながら、腕を組んで考え込んでいます。
この後、パパンと一緒にバージンロードを歩き、ラファエルと愛の誓をした。
誓のキスは、この世界には無かったらしく、2人の神聖で幸せそうなキスを見た参列者達から発せられた、蕩けるような溜息と どよめきが会場を包み、魔族の中で結婚式での誓のキスが一大ブームを巻き起こす事になるのでした。
そしてパパンとアン………ママンの結婚式が、あたしの弟ができた事で流れていまうのですが、2人が愛し合っている事は世界中に知れ渡った。
ちゃんと結婚式もしましたよ。
身内だけで、こじんまりとした式だけど、ウェディングドレス姿のアンちゃんに大興奮のパパンが、魔族の婚礼儀式をノリノリでこなし、新しい弟妹が直ぐにできそうな予感がしています。
その前に、あたしとラファエルの子供が出来るかも知れないけどね。
これは前世から恋焦がれた虎と結ばれる、そんな夢のような お伽噺。
頬を赤らめ蕩ける笑顔でアンダルシアが見詰める先には、純白のウエディングドレスに身を包んだ金髪の美女が座っていました。
『ありがとう、アンちゃん』
幸せそうにハニカム花嫁の名はビアンカ。
今日は魔王城にて、国賓にエヴァンスと白虎とアンダルシアを招いて、守護神であるビアンカとラファエルの結婚式が行われる。
ラファエルの希望で肌の露出は極限まで抑えられ、長袖や胸元をレースで覆われたドレスは、ビアンカの清楚さを際立たせる。
裾以外に装飾のない長いベールを被り、準備万端です。
『パパンとアンちゃんの結婚式はしないの?』
「わ………わたくしは『我はしたいがな!』」
アンちゃんの後ろか擬人化したパパンが登場する。
『照れるだとか、恥ずかしいだとか言って結婚式を渋るのだ。ビアンカも説得してくれ』
「だって!やっと白虎と番になって幸せなのに結婚式までしたら、幸せ過ぎて逆に恐いんですもの」
赤い顔を両手で隠しながら、首をイヤイヤと振るアンちゃんが可愛らしいです。
『この程度で満足されては困るな。我はアンを もっと愛したいんだ』
「………もっと?」
無言で見詰め合う2人。
「結婚式を迎える娘の控え室でイチャイチャすんな!」
「ビアンカ様も止めていいんだよ」
部屋の入り口にはエヴァンスとドウェインが立っていた。
『うぅん?パパンとアンちゃんが仲良いのは嬉しいよ。はっ!………アンちゃんが、ママン?』
「ビアンカがママンって呼んでくれるの?!」
満面の笑みでキラキラした目を、あたしに向けるアンちゃん。
『嫌じゃない?』
小首をかしげながら尋ねると、ブンブンと音を立てそうな勢いでアンちゃんが首を左右に振った。
『ビアンカのママンになれるなんて、幸せ過ぎる♡』
「この親子はツッコミ不在かよ」
「幸せならいいじゃない?」
「はぁ~っまぁな」
するとエヴァンスとドウェインを押し退けて入って来たジュブナイルによって、2人は床によろけた。
「「おい!気を付けろ筋肉!!」」
流石は史上最強の兄弟は息もピッタリです(笑)
「ビアンカ様のウエディングドレス姿を見られて幸せです。ラファエルが黒虎だと知った時は驚愕しましたが、アイツならビアンカ様を幸せにすると信用できます。おめでとうございます」
『ありがとう、ジュブナイル。とりあえず魔王と国王の扱いが悪いから気を付けなよ』
「問題ありません」
無いんか!(笑)
「それよりラファエルを連れてきました」
白いタキシードに水色のタイを結んだラファエルが、ビアンカを見て無言で息を呑んだ。
「………………………式を止めようか」
似合ってなかったのかと不安になり、ラファエルの顔を見つめると赤らめた顔がプルプルと震えている。
「こんなに美しいビアンカを他の奴には見せたくない。私だけのモノだ」
番になってから、ラファエルの独占欲と嫉妬が増していました。
「このまま閉じ込めてしまいたい」
ウットリとした顔で近寄ろうとするラファエルを両脇からエヴァンスとドウェインが押さえ付けた。
「何をする!?」
大声で抗議するラファエル。
「落ち着け。結婚式が終われば、あのドレスを引き裂いても構わないが、今はダメだ」
「ビアンカ様を名実ともに番だと知らしめるには必要なんだ。式は上げた方がいい」
なんかボソボソと2人に説得されて、引き摺られる様に部屋からラファエルが連れ出されて行く。
「ラファエル………性格が変わりましたの?」
ポカーンとした表情も綺麗なアン………ママンの言葉に笑いが止まらない。
『あはは。あたしはラファエルに愛されて幸せだよ』
『名実ともに番として知らしめる………か』
パパンはブツブツ独り言を発しながら、腕を組んで考え込んでいます。
この後、パパンと一緒にバージンロードを歩き、ラファエルと愛の誓をした。
誓のキスは、この世界には無かったらしく、2人の神聖で幸せそうなキスを見た参列者達から発せられた、蕩けるような溜息と どよめきが会場を包み、魔族の中で結婚式での誓のキスが一大ブームを巻き起こす事になるのでした。
そしてパパンとアン………ママンの結婚式が、あたしの弟ができた事で流れていまうのですが、2人が愛し合っている事は世界中に知れ渡った。
ちゃんと結婚式もしましたよ。
身内だけで、こじんまりとした式だけど、ウェディングドレス姿のアンちゃんに大興奮のパパンが、魔族の婚礼儀式をノリノリでこなし、新しい弟妹が直ぐにできそうな予感がしています。
その前に、あたしとラファエルの子供が出来るかも知れないけどね。
これは前世から恋焦がれた虎と結ばれる、そんな夢のような お伽噺。
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