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株式会社モブデリ
モビッチの相棒はバリタチ
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マンガやアニメに始まり、一般向けゲームだけでなく、美少女エロゲーやBL作品向けにシーンを盛り上げる為にモブを派遣するのが仕事の会社が存在する。
株式会社モブデリ。
派遣できるモブの種類は多岐にわたる。
その中でも腐りかけの人達向けにBL専門部署から派遣されるのは、あらとゆる年代の男性モブ。
背景に溶け込む量産型モブが多い中でもBL部門のモブは特殊でネコ専門のモブとタチ専門のモブが存在する。
BLはファンタジーだと言われるほど多様な世界のニーズに合わせたモブが揃っています。
色々な世界に存在する顔無しモブを社長が自らスカウトして掻き集めて立ち上げた派遣会社で、部門のに関係無く所属しているモブに名前は無く社員番号で呼ばれる。
ただし社長に気に入られるとアダ名を付けられ可愛がられる事もありました。
黒い猫耳フードのパーカーがトレードマークのネコとしては背が165cmと高めの少年の黒いタンパならのぞく白く長い脚を動かしBL専門部署のドアの前まで来ると、壁のセキュリティ用のタッチパネルに社員証が入ったモフモフの黒いパスケースをかざした。
社員番号;195674
別名;モビッチ
特徴 ;顔ありモブ ・ネコ専門・NG無し
ピピッ
ロックが解除された扉が自動で開くと受け付け脇にあるタイムカード代わりに再び白い端末に社員証をかざした。
「おはようございま~す」
モブの中でも普通顔モブが多い中、ネコ専門モブで美人系は彼1人しかいません。
モブの顔が整っている必要はなく、極めて不細工な顔は論外で、個性が強くなるので入社どころか履歴書だけで落とされる。
美人だけど人目を引かないように少し長めの前髪で暈しているモビッチは、リアルを追求する作品に指名で仕事を依頼されるほど人気があり有名なモブでした。
しかもNG無しの為にいつも大忙しです。
あまりにモビッチが忙しくなりそうなので、美人や可愛いモブを増やそうとしたのですが、仕事をこなすにつれて勘違いし、主人公やヒロインより目立って好き勝手し始める者が多く上手くいかなかったらしい。
それでも背景に溶け込む仕事を気に入った可愛い顔のモブが数名残っているけど、R18作品に出れるネコは少なくモビッチの仕事量には、あまりに影響はありませんでした。
フードを取れば、首の右横にシンプルな黒いゴムで纏めたツヤツヤな長めの黒髪が出てくる。
少し長めの前髪の奥には茶色い瞳の大きな目は長いまつ毛で覆われており、通った鼻筋にプルっと潤ったピンクの唇はヒロイン顔負けの美少女なのですが、気楽にエッチを楽しみたい彼はモブの立ち位置に満足していました。
壁に貼られた1日の大まかなスケジュールを見ています。
「おはよう、モビッチ。今日も揉みごたえのあるケツしてんなぁ。これがBL七不思議の1つ。男の身体としては不自然なほどの細腰なのに揉みごたえ抜群の肉付きがいいケツってな」
背後からモビッチちゃんのお尻を揉みながら挨拶してきたのは相棒のタチ専門モブのコケシ帝王と呼ばれる男性でした。
195cmと高身長で程よい筋肉の細マッチョで少し日焼けしたイケメンのモブで、元は絶倫系俺様ヒーローだった過去があると噂されている。
ただしセリフを覚えるのは面倒臭いとタチ専門モブに転属してイキイキとブチ犯す仕事をこなしていた。
「帝王くん」
コケシ君と呼ぶと頭をは叩かれるので帝王くんと呼んでいました。
「今日は身代わりに嫁ぐ弟役ってモブじゃねぇだろ」
「なんか本番NGの子の代わりにSEXだけすんの。スタントマンじゃなくてスタント……エロ?」
「かぁーっ!本番NGがR18仕様のBLでヒロインやんじゃねぇよ」
「とりあえずイケメン食ってくるよ」
「モビッチには大人しい、いい子ちゃんのSEXで満足出来んのかよ。イケメン王子とかってイチモツがデカそうなイメージねぇよな」
「ぐふっ♡王子じゃなくて歳上のゴリラ騎士」
「勢いだけの筋肉ゴリラで満足出来なかったら、その裏でブチ犯してやるよ」
「やった~♡」
本来ならネコならネコ同士、タチならタチ同士でペアを組むのが通例なのですが、顔ありモブ達の中でも珍しい見目麗しい彼等は2人での絡みの仕事も多ので一緒の方が動きやすいからとペアにされていました。
「ゴリラは単発か」
「まぁ本番はラストのラブシーンのSEXだけだし」
「指遊びOKなら、もう………やっちゃえよ」
帝王くんの文句を聞きながら依頼された作品の世界に繋がる大きな扉の前まで歩いていきます。
さぁ、お仕事の始まりです。
株式会社モブデリ。
派遣できるモブの種類は多岐にわたる。
その中でも腐りかけの人達向けにBL専門部署から派遣されるのは、あらとゆる年代の男性モブ。
背景に溶け込む量産型モブが多い中でもBL部門のモブは特殊でネコ専門のモブとタチ専門のモブが存在する。
BLはファンタジーだと言われるほど多様な世界のニーズに合わせたモブが揃っています。
色々な世界に存在する顔無しモブを社長が自らスカウトして掻き集めて立ち上げた派遣会社で、部門のに関係無く所属しているモブに名前は無く社員番号で呼ばれる。
ただし社長に気に入られるとアダ名を付けられ可愛がられる事もありました。
黒い猫耳フードのパーカーがトレードマークのネコとしては背が165cmと高めの少年の黒いタンパならのぞく白く長い脚を動かしBL専門部署のドアの前まで来ると、壁のセキュリティ用のタッチパネルに社員証が入ったモフモフの黒いパスケースをかざした。
社員番号;195674
別名;モビッチ
特徴 ;顔ありモブ ・ネコ専門・NG無し
ピピッ
ロックが解除された扉が自動で開くと受け付け脇にあるタイムカード代わりに再び白い端末に社員証をかざした。
「おはようございま~す」
モブの中でも普通顔モブが多い中、ネコ専門モブで美人系は彼1人しかいません。
モブの顔が整っている必要はなく、極めて不細工な顔は論外で、個性が強くなるので入社どころか履歴書だけで落とされる。
美人だけど人目を引かないように少し長めの前髪で暈しているモビッチは、リアルを追求する作品に指名で仕事を依頼されるほど人気があり有名なモブでした。
しかもNG無しの為にいつも大忙しです。
あまりにモビッチが忙しくなりそうなので、美人や可愛いモブを増やそうとしたのですが、仕事をこなすにつれて勘違いし、主人公やヒロインより目立って好き勝手し始める者が多く上手くいかなかったらしい。
それでも背景に溶け込む仕事を気に入った可愛い顔のモブが数名残っているけど、R18作品に出れるネコは少なくモビッチの仕事量には、あまりに影響はありませんでした。
フードを取れば、首の右横にシンプルな黒いゴムで纏めたツヤツヤな長めの黒髪が出てくる。
少し長めの前髪の奥には茶色い瞳の大きな目は長いまつ毛で覆われており、通った鼻筋にプルっと潤ったピンクの唇はヒロイン顔負けの美少女なのですが、気楽にエッチを楽しみたい彼はモブの立ち位置に満足していました。
壁に貼られた1日の大まかなスケジュールを見ています。
「おはよう、モビッチ。今日も揉みごたえのあるケツしてんなぁ。これがBL七不思議の1つ。男の身体としては不自然なほどの細腰なのに揉みごたえ抜群の肉付きがいいケツってな」
背後からモビッチちゃんのお尻を揉みながら挨拶してきたのは相棒のタチ専門モブのコケシ帝王と呼ばれる男性でした。
195cmと高身長で程よい筋肉の細マッチョで少し日焼けしたイケメンのモブで、元は絶倫系俺様ヒーローだった過去があると噂されている。
ただしセリフを覚えるのは面倒臭いとタチ専門モブに転属してイキイキとブチ犯す仕事をこなしていた。
「帝王くん」
コケシ君と呼ぶと頭をは叩かれるので帝王くんと呼んでいました。
「今日は身代わりに嫁ぐ弟役ってモブじゃねぇだろ」
「なんか本番NGの子の代わりにSEXだけすんの。スタントマンじゃなくてスタント……エロ?」
「かぁーっ!本番NGがR18仕様のBLでヒロインやんじゃねぇよ」
「とりあえずイケメン食ってくるよ」
「モビッチには大人しい、いい子ちゃんのSEXで満足出来んのかよ。イケメン王子とかってイチモツがデカそうなイメージねぇよな」
「ぐふっ♡王子じゃなくて歳上のゴリラ騎士」
「勢いだけの筋肉ゴリラで満足出来なかったら、その裏でブチ犯してやるよ」
「やった~♡」
本来ならネコならネコ同士、タチならタチ同士でペアを組むのが通例なのですが、顔ありモブ達の中でも珍しい見目麗しい彼等は2人での絡みの仕事も多ので一緒の方が動きやすいからとペアにされていました。
「ゴリラは単発か」
「まぁ本番はラストのラブシーンのSEXだけだし」
「指遊びOKなら、もう………やっちゃえよ」
帝王くんの文句を聞きながら依頼された作品の世界に繋がる大きな扉の前まで歩いていきます。
さぁ、お仕事の始まりです。
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