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閻魔の淫獄〜地獄の鬼の発情期

大部屋から逃げたくなった

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赤い大きな敷布団の上で大量にカクカクと動いて腰を振る鬼と無反応て受け入れる人。


真ん中で転がる美少年は真っ裸。


それを半目で見ている紅い襦袢を身につけた僕。


「オナホとかってレベルじゃないじゃん。これならば、うちの会社の量産型モブの方がいい仕事するよ。なんか主人公ちゃんじゃなくても逃げたいかも」


僕の独り言が聞こえていないはずだけど、主人公ちゃんが白い着物を持って部屋の外に走って逃げ出した。


「あっ!でも外には帝王くんが………って聞こえないか」


主人公が去ってもカクカク腰を動かして止まらないモブ鬼と『あ』としか声を出さないモブ猫のSEXは機械的で音や匂いがしない。


「もう止まれや」


大部屋で何も無く逃げ出した主人公ちゃんが大部屋に戻ってくることはない。


大部屋から飛び出して帝王くんから逃げ切って閻魔大王ルートか、帝王くんに捕まりお仕置部屋に強制送還されるか、攻略対象の鬼と途中かち合い小部屋に連れ込まれるルートしか選択出来ないのです。


大部屋から逃げなければ次々と投入される攻略対象の鬼達の紹介も兼ねて順番に抱かれる流れになっていた。


「そだ♡暇だし帝王くんの仕事を見学に行こっと」


主人公を追って廊下を小走りで進むと、木の床がキュッキュと音を立てている。


「放して!」


少し先で主人公が誰かに襲われている予感にワクワクしながら駆け寄って曲がり角の手前に止まり、ゆっくりと顔を出しながら先を覗く。


前方で主人公の腕を掴んでいるのは紫の長髪に黒い角が三本も生えた黒い着流しを着た色白の鬼だった。


「おぉぉぉっ肌ける着流しから見える腹筋がキレッキレじゃん♡ここで連れて行かれちゃうのかなぁ」


ワクワクしながら覗いている。



「実は見てるのも好きなんだよねぇ。気持ち良くなれないけど、疲れないしドキドキワクワクするし」


主人公や攻略対象キャラはオリジナルが多いので作品によって顔や体型が違うし、色々な属性のBLを見学できて楽しい。


このまま主人公と紫の鬼とのエッチが見える流れになるのかとワクワクしていたのに、あろうことか主人公は掴まれた手を振り払って走り去った。


「え?白い着物って処女設定だったよね?」


モビッチはビッチなので紅い襦袢を着ている。


「処女なら攻略キャラに優しく散らして貰った方が楽で気持ちいいと思うんだけどなぁ」


主人公の行く先に夢中なモビッチは、軽く誰もいなくなったことを確認すると廊下を通って大きな玄関から外を見ると、閉ざされた鉄の門の前でコケシ帝王に捕まった主人公が玉砂利の上で押し倒されていた。


とりあえず玄関の壁に張り付いて身を隠すと、このまま覗き続けることにしました。


剥ぎ取られた白い着物。


真っ黒い軍服を着たコケシ帝王の右目の所だけ仮面が付けられている。


右目だけ隠した仮面には大きな黒い角が生えていた。


「一角鬼みたい」


剥き出しになった主人公のペニスを黒い手袋をした手で乱暴に扱きながら、お尻の穴に2本の指を突き入れていた。


「やぁあだぁあああん!あああぁん♡」


「おらぁっ!ここがいいんだろ!!お前の魔羅がビンビンじゃねぇか!!」



コケシ帝王は、今日も絶好調です。


「あっ主人公ちゃんは処女だけど、ドMなビッチ決定だね」


いやいや言ってるけど、身体も声も喜んでいる。


「鬼のエグい魔羅で感じるように調教してやるよ!」


「きひゃあん♡」


モビッチは隠れて覗き見していることを忘れそうになりながら、コケシ帝王にお尻を犯され続ける主人公ちゃんに夢中です。


既にコケシ帝王の魔羅は主人公のお尻の中で大暴れし始めている。


パンっパンっ……ばちゅん


「やぁん…あっ」

腰を打ち付ける音には、明らかに水気が帯び始めている。


「このまま見てるだけで、そなたは満足か?」


ビクリと肩を震わせたモビッチと紅い襦袢の肩に黒く長い爪が生えた大きな手が置かれてる。

その手はするりと下に降りて襦袢の隙間から入り込んで少しモッチりした胸を揉み始めた。


「…ぁ」


ちりっと尖りに爪が引っかかってピリと刺激を与えてくる。


恐る恐る見上げる様に顔だけ後ろを向けば、今しがた主人公に振り払われていた紫の長髪の鬼が後ろから被さるように立っていた。


蛇みないな細く長い瞳は赤く、薄い唇から覗く舌は細くて先が割れている。


そっと長い前髪を指で掻き分けるとモビッチ小さな耳に掛け、その耳に長い舌を伸ばして撫で始める。


「んっ」


執拗に耳たぶや耳の穴に這わせていた舌を少しずつ頬を伝い首筋を撫でていく。


ゆっくり襦袢の中に入り込んだ舌が爪で刺激されて固くなっている頂きを挟み込みながら締め上げている。


不思議と怖くない赤いの瞳を見つめながらモビッチ耳には閻魔大王に言われた言葉が聞こえた気がした。


『鬼の精力強めを追求し過ぎて常に欲求不満でギンギンだから好きにしていい』


「次のシーンは…あっ♡……黒い格子に囲まれた小部屋なんだけど。このまま主人公ちゃんが気絶するまで待つ?それとも先に小部屋に行っちゃう?」


モブだから主人公の邪魔は出来ないし、ストーリーに沿って仕事もこなさないといけないけど、エッチもしたい。


モビッチの問いかけに舌を戻して口を閉じた鬼は目を閉じて首筋を傾けながら悩んでいる素振りをしてる。


「まだ当分は気絶しそうにないな」


視線を玄関の外に戻せば主人公ちゃんの顔はトロンと蕩けている。


「あっあっあっ…ダメっ……気持ちぃ……なんでぇ?…やだぁん♡」


次第に打ち付けられる音に合わせて腰が揺れ始めていた。


パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン


「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」


帝王くんが小刻みに1番奥だけを突き上げ始めたのを見て、紫の長髪の鬼の腕をとって奥への移動を促す。


不味い。


帝王くんが追い込みに入ったので、まもなくイベントが終わってしまう。


「僕はモブだから主人公ちゃんのストーリーに絡むと困るんだよ。盛り上げるのは良いんだけど邪魔すると社長に強制回収されちゃう。タダでさえ女体化薬の許可申請したので怒らせているから警戒されているんだよ」


閻魔大王は隠れ攻略対象だから、ここでコケシ帝王くんとエッチしてる時点で辿り着けない。


大部屋をフル活用して攻略対象キャラ全員とエッチした後に上手く気に入られないと鬼に個室へは呼び出されない。


廊下で振られていた目の前の紫の長髪の鬼が主人公に一番近いのだけど、ここにから下手に離れるとイベントや攻略から外れてしまう。


建物を出る前に主人公ちゃんが出会った鬼は彼だけなので小部屋の相手になる確率が高いはずです。


何も考えずに目の前の鬼を連れて行ったり、ここで僕とエッチでもしようものなら主人公は誰とも好感度が上げられずノーマルエンドまっしぐらで、他の鬼達と自分が戯れることなく仕事が終わってしまう。


「女体化?」


「だって発情期の鬼と2穴SEXできるチャンスだと思って」


「まさか儂と交わる為に」


「へぇ?」


複数の鬼達とエッチしたかっただけで、決して特定のキャラと絡みたかった訳では無いんだけど。


なんで勘違いしてるのかな?


「儂は蛇の遺伝子を持った鬼ゆえに魔羅を2本所有しておる」


色慾地獄のモブ赤鬼や閻魔大王のエグいペニスを作り出した制作サイドが本気で作り出した目の前の鬼の2本の凶器を見てみたいという好奇心と、入れたらお尻の穴が裂けちゃっかもしれない恐怖を感じていた。


そんな物に真っ向から立ち向かうなんて主人公やヒロイン達って凄いと感心してしまいました。


「諸事情により着流しでないと不都合が生じるのでな」


諸事情………あっズボンの中に収まらないんだ。


NGなしだけど二輪挿しは別の仕事に影響が出るから避けたいし、これは帝王くんが気絶させた後の主人公ちゃんに、是非ともお任せしたいです。


「こんな所でサボりか?」


玄関先には主人公ちゃんを肩に担いだ帝王くんが立っていました。


「主人公ちゃんは?」


「あぁ処女貫通済みだから小部屋に放り込んで逃げられないように…………こいつは、お前にやるよ」


帝王くんが乱暴に紫の髪の鬼の投げ付ける様に主人公ちゃんを手渡した。


慌てて受け止める鬼の腕の中でぐったりしてる主人公ちゃんは、目をつぶってても可愛かった。


「何を?!」


「やる」


早歩きで近寄ってくると僕の手を取り大部屋に続く廊下をずんずんと進んで行った。


「お前、2穴SEXは社長にダメだって止められたのに、1番一緒に居たらダメな奴と乳くり合ってんじゃねぇよ」


「え?なんで胸を弄られたの知ってんの??」


「そういう意味じゃねぇ。って胸だけかよ」


ポイッと放り投げられたのは大部屋のど真ん中。


意外と布団が分厚くてポヨンと身体が跳ねてて転がると、襦袢の胸元は肌蹴て裾は開いて股間が丸出しになってしまった。


「蛇の鬼が、この奥の籠に主人公を運んでくれるまで、そこで待ってろよ」


周りを見ればカクカク腰振り人形たちは1人も居らず、数名の鬼達が胡座をかいて座っていました。


彼らは主人公に選ばれなかった攻略対象で、これからモビッチが相手をする予定の鬼達でした。
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