高校生の気まぐれグルメ

破滅

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ホットドッグいかがですか?

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コンビニに入る。

皆さんもコンビニにお世話になっている人は多いんじゃないだろうか。

俺もその1人である。

放課後、部活帰り、塾帰り。

コンビニの食べ物で小腹を満たす。

高校生にはありきたりのことだ。

そんなコンビニでたまに見かける表示がある。

今だけ30%off! 夜間セール! 本日のおすすめ!

この表示を見ると思わず買いたくなってしまうのではないだろうか。


「さて、何を買うかな、田中は何買う?」

コンビニに来ている田中と神崎。

「んー、何買おうかなぁいろいろあって迷うよなぁ…今あんま金ないから安いもので腹膨れるヤツ買おうかな。」

金欠らしい田中はそう答えた。

「そうかぁ、んーそれならー。おっ、これいいんじゃないか?」

神崎が手に取ったのはホットドッグだ、袋に貼ってある紙には、ホットドッグいかがですか?今なら20%off!と書いてあるちなみに値段は120円で2つ入ってる。

「おぉ、いいなぁこれ美味そうじゃんか俺これもーらいっ!」

安くて腹がふくれるものを見つけた田中はすかさずそれを手に取った。

一方神崎は…

「俺はやっぱりツナマヨだなぁ、これは欠かすことができないぞ。」

と、ツナマヨを2つ手に取りレジへ向かおうとしたがやはり田中の持ってるホットドッグが気になっているようだ。


「んー!やっぱ俺もそれ買うわ!まぁ、小腹を満たすためだからしゃあないよな!」

ツナマヨ2つにホットドッグ2つで小腹とかふざけてんのかと女子に言われるような状況だが、そっとしておいてほしい。部活帰りの彼らの胃袋は無限大であり、美味いものを見ればさらに胃が大きくなるのである。

「いやぁ、このホットドッグ美味いな!安いし!」

田中はさっそくホットドッグを頬張りながら言う。

「それな!まじでウメェ!まぁ、ツナマヨには負けるがな」

ツナマヨとホットドッグを食べ比べるように左右に1つずつ持ち交互に食べながら神崎が言う。

「まぁ、ツナマヨは美味いよな。一口くれよホットドッグのパンのとこやるから。」

「誰がやるか!この神の作りしツナマヨをたかがパンごときで!つかせめて肉の部分食わせろ!」



作者はホットドッグはやはりマスタードたっぷりとケチャップで食べる派です

粒マスタード美味しいよねぇー^_^
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