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5 ちくびぽっちりとはなんぞや
しおりを挟むえーと。
いやもう、タイトルからして色々やばい。
やばいことはわかっておりますが、まあ止められん。
もう病気なんで、諦めてついてきてください(いや、無理にとは申しませんが)。
ということで、次も行きます。
表側の「ぽっちゃり」でも書いたことですが、結婚後しばらくの間、ダンナはとても感じやすい体をしてはりました。ちょっと脇ばらを触っただけでも、もう「いやん!」みたいな感じで全身ビクッとなってはりました(笑)。ああ、懐かしい。
ところが、ですよ。
そんなこんなで私がいじくりまわしているうちに、すっかり不感症みたいになってもーてですね。
どこを触っても大体が、てれーんと弛緩してむしろ気持ちいいぐらいな顔をするようになってもーた。
むしろ、「私のこの『神の手(笑)』がなければ生きていけへんのやないの、この人」というレベル。
乳首のこともそうですわ。
はじめのうち、ダンナの乳首はTシャツの上からではどこにあるのかよくわかりませんでした。そろそろと胸の上を撫でていくと、やがてほんの少しへこっと小さく沈んだ部分があって、それが乳首やと分かる、みたいな感じでした。
それをもぞもぞ弄っているうちに硬くなってきて、ツンと立つのが楽しくて。んで、ついついなんかゆーたらそうやって触っておりましたんですわ。
……ところがですよ!
あれやこれやと私が触っていたのがいけなかったのか、このところのダンナのそこは、いつもぴんと立っていることが増えてきました。
Tシャツどころか、仕事にいくために上から着ているシャツの上からでも、どこに乳首さんがいてはるんかわかるようになってもーた!
「あかん! なんちゅうやらしい体や。それはアカン!」
とダメ出しをする私に、
「せやから。誰がそんなカラダにしたん」
と、いつもしれっと答えるダンナ。
「だってアカンやん! そんな可愛くてやらしい体してたら、襲われる! 危ない! どっかのヘンタイなおっさんとかに、『君、エエ体しとんねえ。おっちゃんとちょっと遊んでいかへん?』とかって誘われる! 拉致られる、めっちゃ危ない!」
そんなこと言うて騒ぎまくっていたら、ダンナさすがに「なんやねんこの人」という可哀想な目になりまして。
「……せやから。そんなん言うのは世界中でキミだけやって」
と、常識人らしいことを言うのでした。
ま、いつものことやね! まあね!
いや、本当はちゃんとダンナ(だけは)常識人やからね。
一歩外に出たらジェントルマンやからねー。
という、今回はそんなお話でした~。
ではでは!
応援ありがとうございます!
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