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21 ウエストできてもーたでとはなんぞや
しおりを挟むはいこんにちは!
こちらエッセイでは年明け初めてですね。
本年もどうぞよろしくお願いいたしまする~。
さてさて。
年明けから世間も色々あり、我が家でもいろいろとございました。そちらについてはまあ表側の「ぽっちゃり」に譲りますが、よろしかったらそちらもご覧くださいませ。
なんやこの週末、ダンナが「なんや腰が痛いかも……」と言い出しましてね。
特になんか重いもん持ったとかではなくて、「たぶんちょっと寝ている姿勢がまずかったかなんかや」というのが本人の言。
ほんでも丸一日たっても治らへんのんで、今日は「湿布はってや~」と言われた。
湿布といえばわたくし、何年か前の膝の骨折のときにめっちゃめちゃ湿布薬を病院からいただいとってですね~。
腰やら肩やらときどき痛めるたびに、ありがたく使わせていただいとるんですが、今回もそれを貼りましょうってことに。
ダンナ、イソイソと湿布をもってきて「はい」とこっちに背中を向ける。
見ればすぽーんと、おしりのほうまで見えるぐらいしっかり服をずらしとる。
「うおおおおっ」
わたし、大喜び(笑)。
思わずすぐにかわゆいおしりを撫でまわす。
……いやフツーはセクハラやからね。よい子のみなさんは真似しないでくださいね。
これは我が家でのみゆるされている、お互いの意思がちゃんと疎通しているからこそできることやからね?
ま、とにかくやね。
ぺたぺたとさかさまの「八」の字になるように、腰のところに湿布を貼ってあげました。
「それにしても、男性で寝てるときに腰が痛うなるいうて、珍しいなあ」
「そう?」
ダンナ、不思議そうな顔。
「だってホラ、女性ならこう、ウエストが細くなってて腰に負担がかかるのはわかるやん? 女性に比べて男性はどっちかっつーとズン胴っちゅうか、まっすぐやから。腰を痛めるイメージってあんまないやん」
「……ウエストができてきたからね!」
なんや、ダンナ急に得意げになったぞ。
そうなんですよ。
最近のダンナ、タイトル詐欺になりかかってますからね。
例の「リング〇ィットアドベンチャー」のおかげも大きいですが、糖尿の関係で食事制限しはじめたこともあって、すんごく体重が減りまして。
「え、もう何キロぐらい落ちたっけ」
「え~と……一番重かったときからやと、十二キロ?」
「そっ、それは多いわ!」
下手したら、私の方が重くなってしまいそうな勢い。
絶対に負け、いや勝てん(苦笑)。私は「フィットボ〇シング」がんばっておりますが、ある程度まできたら減量の速度がガクンと落ちたんですよね~。すでに標準体重やからってこともあるけども~。
ともあれ。
湿布を貼り終わってからも、そんなこと言いながらまだダンナのおしりをナデナデしまくっていましたが。
「……もうええ? 満足した?」とおしり出したまんまのダンナに訊かれる。
「ま、満足するまで我慢してくれてるんや。すごい……」
いやだから、どんな夫婦やねんて!
どっとはらい。
応援ありがとうございます!
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