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親子ごっこ〜序章
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「礼央、これからは父さんと2人で頑張っていこうな…」
大きくて優しい手が幼い僕の頭を撫でた。
僕がまだ小学校に上がる前に、母親は家を出て行った。
母親は父さんを裏切ったらしい。
それがどんな事なのか、子どもだった僕には分からなかったけど、それから父さんは僕にだけ優しい笑顔を見せてくれた。
僕はそれが嬉しくて仕方なかった。
そんな父さんが大好きだった。
父さんだけがいればいい。
僕と父さんだけで幸せに暮らせれば良いんだ。
*************************
礼央の小さな世界は父親である賢一郎だけで成り立っていたのだった。
大きくて優しい手が幼い僕の頭を撫でた。
僕がまだ小学校に上がる前に、母親は家を出て行った。
母親は父さんを裏切ったらしい。
それがどんな事なのか、子どもだった僕には分からなかったけど、それから父さんは僕にだけ優しい笑顔を見せてくれた。
僕はそれが嬉しくて仕方なかった。
そんな父さんが大好きだった。
父さんだけがいればいい。
僕と父さんだけで幸せに暮らせれば良いんだ。
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礼央の小さな世界は父親である賢一郎だけで成り立っていたのだった。
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