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第027話:食の求道者
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宿へと戻る途中で買い物をする。これからしばらくはこの迷宮都市で暮らすことを考えると、宿よりも家を借りたほうが良いかもしれない。あとでギルドで確認しよう。
「それにしても、全属性持ちだったとはな。メリッサ殿も驚いていたぞ。普通は精々、二つか三つくらいだからな」
迷宮都市の近郊では、あまり耕作が盛んではない。そのため他都市から穀物や野菜、塩などを運んでこなければならない。一方で、ダンジョンから魔石や鉱石類、そして魔物の肉が採れる。それが都市の輸出品となっている。肉が安いかわりに、他の食材類、特に野菜が高い。王都と比べると二割増といったところだろう。
「偏屈だと聞いていたが、メリッサ殿も案外、話しやすい御仁だったではないか。これもユーヤが作ったケーキの効果だろうな。あのケーキであれば、一切れで金貨一枚の価値はあるだろう」
食文化というのは各地方で根付くものだ。この迷宮都市ドムにも、ドムならではの食材があるかもしれない。食べられない、不味いと思われている食材を変える。これができれば、ドムの名物料理になるかもしれない。
「だがメリッサ殿も相当な食いしん坊のようだ。彼女が知らない料理というのは、おそらく王国や近隣諸国にはないだろう。まぁユーヤなら、問題ないだろうが。それで、今夜の料理はなんだ?」
「……餃子だな」
駄女神、ポンコツ女騎士、チョロリ魔女…… 本当にこの世界は面白いな。
無性に餃子が食べたい。そんな気分になるときはないだろうか? 俺はいま、餃子とビールな気分なんだ。というわけで「俺式焼き揚げ餃子」を作ろう。
まず皮だ。強力粉四〇〇グラムに塩小さじ一杯を加え、熱湯二二〇ミリリットルを少しずつ加えて、表面にツヤが出てくるまでよく捏ねる。捏ね終わったらラップに包んで一時間待つ。その間に具を作る。ついでに副菜も作ろうか。
餃子四〇個分を作る。キャベツ、白菜、玉ねぎを一〇〇グラム、ニラ七〇グラム、突撃猪のバラ肉をミンサーに掛けたひき肉が四〇〇グラム、生シイタケ四〇グラム、これが具材になる。キャベツと白菜はみじん切りにした後にボウルに入れて塩を振る。
水気を切った野菜に玉ねぎとニラ、生シイタケのみじん切りとひき肉、すりおろしショウガ、中華だし、オイスターソース、酒、しょうゆ、ごま油、ラード、塩胡椒、そして五香粉を加える。この五香粉が重要だ。これを加えるだけで、餃子が劇的に変わる。これをよく混ぜ合わせれば、具の完成だ。
片栗粉で打ち粉をした台で皮を作る。中心をやや厚めにしながら円形に伸ばす。大きさは好みによるが、まぁレイラがいるから、普段より一回り小さめにしておこう。一応、女性だしな。
両端を内側に押し込むような包み方で俵状に包んでいく。もちろん、普段の焼き餃子の包み方でも良い。大切なことは隙間ができないようしっかりと閉じることだ。
フライパンに油を引いて餃子をミッシリと並べていく。火をつけたら八分目くらいまで湯(水ではない)を注ぎ、蓋をして四分焼く。水の泡が大きくなったら、そこに餃子が隠れるくらいまで油を入れる。そのあとは蓋をせずに待つ。三、四分で水は蒸発し、油で揚げる状態になる。あとは皮の色で判断する。
程よい色が付いたら油はポットに戻し、餃子の底に焼き色を付けるために少しだけ火にかける。フライ返しでひっくり返しながら、皿に盛り付ければ完成だ。
ちなみに副菜は、市場で買ったアボカドを使った「アボカドのよだれサラダ」だ。半分に切って中の種を取り除き、スプーンでくり抜くように皮を外して一センチ幅のそぎ切りにする。醤油、焼肉のたれ、ポン酢、ごま油、ラー油、花椒を混ぜ合わせたタレを上からかけて、白髪ねぎと香菜を散らせば完成だ。今夜は米を食べないので、ビールは麦芽一〇〇%にするか。
「へぇ、揚げ料理かしら。北方で練った小麦を揚げて塩を振って食べる料理があったけれど……」
翌日、早速ユーヤとレイラがやってきたわ。目の前には一口大の大きさの団子のようなものがある。金属製のフォークで刺して、黒っぽいタレにつけて食べるそうよ。それにしても、このフォークも凄いわね。木のフォークなら知っているけど、この銀色のフォークは知らないわ。
カリッ
「んっ……熱っ」
ハフハフしながら噛むと、野菜の旨味と肉汁が口の中に広がる。不思議な香りがするわ。きっと香辛料だろうけれど、私の知らない香り。そしてタレが凄いわね。塩味、酸味、辛味が混ざってるタレだけれど、このタレ一つで巨万の富を築けるわ。
「美味しい……」
やだ。なんなのコレ。フォークが止まらない。もう一口欲しくなる。中の具も凄いわ。肉、葉野菜、オニエラが刻んだものが入っているのは確かだろうけど、それ以外にも複雑な味がする。わからない。こんな料理、食べたことないわ。
「餃子は応用が利く料理だ。今回は突撃猪の肉を使っているが、海産物を使うとまた別の味になる。調理法も焼き、揚げ、蒸し、茹でと幅広く、つけダレも様々にある。餃子一つで、無限の組み合わせがあるんだ。どうだ? これが『食文化』だ」
私は魔法研究者、魔導の深淵を探求する求道者よ。目の前の男は、食の求道者なのね。私と同類。食がこんなに魅惑的だなんて思わなかった。いいわ。ついて行ってあげる。
「狩人、そして冒険者になるのなら、まず知っておいたほうがいいのは身体強化魔法ね。魔力を体内に循環させることで、筋力と持久力の増強が図れるわ。レイラ姫は、恩恵によって常時、この身体強化魔法を使っている状態だけれど、貴方の場合は一から始めないとダメよ」
魔力の知覚は簡単にできた。普通の人間は、体内に流れる血流なんて自覚できないだろうが、魔力は少し意識を向けると、コレじゃね?ってものがあった。
その次にメリッサが教えてくれたのは、身体強化魔法だ。近くした魔力の流れを、今度は意識して流すとイメージするらしい。すると微妙に体温が上がったような気がする。そして四肢に力が漲ってくる。アドレナリンによる興奮状態とは違うが、なんだが凄く、元気になる。
「凄いわね。普通の人は修得に一ヶ月くらいかかるのに、貴方はたった一回でモノにしたわ。ちょっと悔しいかも……」
「これはいいな。料理には力が必要なものもあるからな。これなら低加水の麺も簡単に捏ねれそうだ」
「身体強化魔法を料理に使うのは、世界広しといえどユーヤくらいだろうな」
レイラとメリッサが呆れている。そんなにおかしいか? 加水率三二%の麺を捏ねるのは大変なんだぞ。まぁいいか。さて、いよいよダンジョンデビューだな。楽しみだ!
「それにしても、全属性持ちだったとはな。メリッサ殿も驚いていたぞ。普通は精々、二つか三つくらいだからな」
迷宮都市の近郊では、あまり耕作が盛んではない。そのため他都市から穀物や野菜、塩などを運んでこなければならない。一方で、ダンジョンから魔石や鉱石類、そして魔物の肉が採れる。それが都市の輸出品となっている。肉が安いかわりに、他の食材類、特に野菜が高い。王都と比べると二割増といったところだろう。
「偏屈だと聞いていたが、メリッサ殿も案外、話しやすい御仁だったではないか。これもユーヤが作ったケーキの効果だろうな。あのケーキであれば、一切れで金貨一枚の価値はあるだろう」
食文化というのは各地方で根付くものだ。この迷宮都市ドムにも、ドムならではの食材があるかもしれない。食べられない、不味いと思われている食材を変える。これができれば、ドムの名物料理になるかもしれない。
「だがメリッサ殿も相当な食いしん坊のようだ。彼女が知らない料理というのは、おそらく王国や近隣諸国にはないだろう。まぁユーヤなら、問題ないだろうが。それで、今夜の料理はなんだ?」
「……餃子だな」
駄女神、ポンコツ女騎士、チョロリ魔女…… 本当にこの世界は面白いな。
無性に餃子が食べたい。そんな気分になるときはないだろうか? 俺はいま、餃子とビールな気分なんだ。というわけで「俺式焼き揚げ餃子」を作ろう。
まず皮だ。強力粉四〇〇グラムに塩小さじ一杯を加え、熱湯二二〇ミリリットルを少しずつ加えて、表面にツヤが出てくるまでよく捏ねる。捏ね終わったらラップに包んで一時間待つ。その間に具を作る。ついでに副菜も作ろうか。
餃子四〇個分を作る。キャベツ、白菜、玉ねぎを一〇〇グラム、ニラ七〇グラム、突撃猪のバラ肉をミンサーに掛けたひき肉が四〇〇グラム、生シイタケ四〇グラム、これが具材になる。キャベツと白菜はみじん切りにした後にボウルに入れて塩を振る。
水気を切った野菜に玉ねぎとニラ、生シイタケのみじん切りとひき肉、すりおろしショウガ、中華だし、オイスターソース、酒、しょうゆ、ごま油、ラード、塩胡椒、そして五香粉を加える。この五香粉が重要だ。これを加えるだけで、餃子が劇的に変わる。これをよく混ぜ合わせれば、具の完成だ。
片栗粉で打ち粉をした台で皮を作る。中心をやや厚めにしながら円形に伸ばす。大きさは好みによるが、まぁレイラがいるから、普段より一回り小さめにしておこう。一応、女性だしな。
両端を内側に押し込むような包み方で俵状に包んでいく。もちろん、普段の焼き餃子の包み方でも良い。大切なことは隙間ができないようしっかりと閉じることだ。
フライパンに油を引いて餃子をミッシリと並べていく。火をつけたら八分目くらいまで湯(水ではない)を注ぎ、蓋をして四分焼く。水の泡が大きくなったら、そこに餃子が隠れるくらいまで油を入れる。そのあとは蓋をせずに待つ。三、四分で水は蒸発し、油で揚げる状態になる。あとは皮の色で判断する。
程よい色が付いたら油はポットに戻し、餃子の底に焼き色を付けるために少しだけ火にかける。フライ返しでひっくり返しながら、皿に盛り付ければ完成だ。
ちなみに副菜は、市場で買ったアボカドを使った「アボカドのよだれサラダ」だ。半分に切って中の種を取り除き、スプーンでくり抜くように皮を外して一センチ幅のそぎ切りにする。醤油、焼肉のたれ、ポン酢、ごま油、ラー油、花椒を混ぜ合わせたタレを上からかけて、白髪ねぎと香菜を散らせば完成だ。今夜は米を食べないので、ビールは麦芽一〇〇%にするか。
「へぇ、揚げ料理かしら。北方で練った小麦を揚げて塩を振って食べる料理があったけれど……」
翌日、早速ユーヤとレイラがやってきたわ。目の前には一口大の大きさの団子のようなものがある。金属製のフォークで刺して、黒っぽいタレにつけて食べるそうよ。それにしても、このフォークも凄いわね。木のフォークなら知っているけど、この銀色のフォークは知らないわ。
カリッ
「んっ……熱っ」
ハフハフしながら噛むと、野菜の旨味と肉汁が口の中に広がる。不思議な香りがするわ。きっと香辛料だろうけれど、私の知らない香り。そしてタレが凄いわね。塩味、酸味、辛味が混ざってるタレだけれど、このタレ一つで巨万の富を築けるわ。
「美味しい……」
やだ。なんなのコレ。フォークが止まらない。もう一口欲しくなる。中の具も凄いわ。肉、葉野菜、オニエラが刻んだものが入っているのは確かだろうけど、それ以外にも複雑な味がする。わからない。こんな料理、食べたことないわ。
「餃子は応用が利く料理だ。今回は突撃猪の肉を使っているが、海産物を使うとまた別の味になる。調理法も焼き、揚げ、蒸し、茹でと幅広く、つけダレも様々にある。餃子一つで、無限の組み合わせがあるんだ。どうだ? これが『食文化』だ」
私は魔法研究者、魔導の深淵を探求する求道者よ。目の前の男は、食の求道者なのね。私と同類。食がこんなに魅惑的だなんて思わなかった。いいわ。ついて行ってあげる。
「狩人、そして冒険者になるのなら、まず知っておいたほうがいいのは身体強化魔法ね。魔力を体内に循環させることで、筋力と持久力の増強が図れるわ。レイラ姫は、恩恵によって常時、この身体強化魔法を使っている状態だけれど、貴方の場合は一から始めないとダメよ」
魔力の知覚は簡単にできた。普通の人間は、体内に流れる血流なんて自覚できないだろうが、魔力は少し意識を向けると、コレじゃね?ってものがあった。
その次にメリッサが教えてくれたのは、身体強化魔法だ。近くした魔力の流れを、今度は意識して流すとイメージするらしい。すると微妙に体温が上がったような気がする。そして四肢に力が漲ってくる。アドレナリンによる興奮状態とは違うが、なんだが凄く、元気になる。
「凄いわね。普通の人は修得に一ヶ月くらいかかるのに、貴方はたった一回でモノにしたわ。ちょっと悔しいかも……」
「これはいいな。料理には力が必要なものもあるからな。これなら低加水の麺も簡単に捏ねれそうだ」
「身体強化魔法を料理に使うのは、世界広しといえどユーヤくらいだろうな」
レイラとメリッサが呆れている。そんなにおかしいか? 加水率三二%の麺を捏ねるのは大変なんだぞ。まぁいいか。さて、いよいよダンジョンデビューだな。楽しみだ!
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