となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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冬休み編

クリスマスデート4

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のんびりとした時間が流れるイブ。
イルミネーションを見にとある会場に来た
俺達は今日も今日とて話している。



「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「イルミネーションって素敵よね」

「綺麗だもんな。」

まだ、少し早かったがもう少し暗くなれば
きっと綺麗だろう。


「それはモチロンなのだけど……」

「ん?」

「裸電球ってのもあるなんて素敵よね?」


「もう主流はLEDだろうけどな!?」

「露出はやはり淘汰されるのね」ギリッ

「いや…まぁ…うん?」

単に電力と明るさで選んだんじゃないかと
マジレスをしそうになったが辞めとこう。


「しかし恋人たちが多いわね。」

「まぁイブ+イルミネーションだからな。」

「これが終わったら今度はピンクのイルミネーションを見に行くのかしら?」


「ピンク?」

「ほら、ホテルに……」

「あぁ!って一概に違うとは言えないな!」

「さすが性夜……」

「そ、そうだな。」

「私たちはこれから家に帰ってクリスマスパーリィ。」


「だな。」

「私達は星降る夜にパーリィで彼らは腰振る夜でパーリィね!」


「うまいこと言った感を出すな!あとパーリィって何だ!?」


「パーティだとパンティみたいでイヤラシイから控えたのよ?」


「それを控えるから他に控えるべき箇所が星の数ほどあっただろ!?」


「ごめんなさいね?」

「いきなりどうした?」

「夜は家でパーティで。」

「気にするなよ。」

「……2人っきりじゃないけど」

「大丈夫だよ。」

「うん。」

「そう申し訳なさそうにするなよ。これからいくらでも2人っきりになれるんだからさ。」



「っ……そうね。ありがとう」

彼女が笑うとそれを照らすように
イルミネーションの光が明るくなり


「ようやく本気ですかイルミネーションさんよ。……まぁ待ったかいはあったかな。」


「そうね……とっても……」

彼女は握っていた手を少し強く握り

「綺麗で素敵よね」

と、笑いながら言った。
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