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閑話的な事後のはなし

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「うっ、ごめんなさい、クロウ君、私、ううっ、いやぁ……、ううぅぇぇ……」

 マジ泣きする三十二歳。

 えっちが終わってから、というか、大きい方を漏らしてしまってから、ずっとこんな感じ。

「うっ、くっ、クロウ君に、あんな、あんなところを見られるなんて。うぅぅ、うくぅぅ……」

 片づけをして、リサの身体を洗ってあげて、部屋に戻ってベッドの上で抱きしめて慰めてるけど、ずっとこの繰り返し。
 メイドさんが朝食で呼びに来ても動かない。おなかすいた。

 だいたい、そんなに気にしなくてもいいのに。俺はそっちもいけるし。あんまりガチめなのは厳しいけど。無理だけど。

「リサ、引かれたら嫌だから言わなかったんだけど、俺はリサの恥ずかしいところが見れて嬉しいよ?」

「えっ?」

 弾かれたように顔を上げるリサ。

 あ~、最初からこっちで攻めればよかったのか。

「恥ずかしくて泣き出すリサは、すごく可愛かった。それに、リサのお尻に舌まで入れたんだから、気にならないってわかるでしょ?」

「でも、私、恥ずかしくて、もう、うぅっ、死んでしまいそう……」

 ん、今回はちょろくないな。そんなにショックだったのか。

「うん、恥ずかしがってるリサが可愛いから、ずっと恥ずかしがって。これからも、リサの恥ずかしいところいっぱい見せてね。大好きだよ。リサ」

 優しく頭を撫で続ける。

「ううぅっ、クロウ君! 大好きです! 私も大好きです! クロウ君に嫌われるとおもったんですぅ。うぇぇぇ……、大好き。だいすきぃ!」

 あ、やっぱちょろかった。しがみついてくるリサを抱きしめる。

「うん、大好きだよ。じゃあ、朝ごはん食べようか。みんな待ってるから」

 そう言うと、なんかモジモジしだす。

「あの、クロウ君。抱っこ、抱っこで連れて行ってください」

 そうきたか~。

 まあ、俺が何も考えずにお尻でしたのが悪いんだし、してあげましょう。

「いいよ。おいで、リサ」

「はい。クロウ君」

 メイドさん達が見守る中、食堂までリサをお姫様抱っこで連れて行くのはなかなかのものだった。
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