混浴大作戦

akimasa

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【第12話】私が判断する

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 のぞみ先生の目の前で局部を晒し彼女の手を掴みシゴかせている。
嫌ならすぐに手を引っ込めるだろう。しかし彼女は俺にされるがまま肉棒を握りゆっくりとシゴき続けている。
透明な液体が次から次へと溢れ出し、糸を引いて床に垂れている。
のぞみ先生に手コキしてもらっている。すごく気持ちがいい。
あまりの気持ち良さに思わず「あぁぁ……」と声が漏れてしまった。

その情けない俺の声に急に我に帰った彼女は手を引っ込めて俯いてしまった。

まずい……、やり過ぎた……。調子に乗ってとんでもないことをさせてしまった。

「ごめんなさい。やり過ぎました」
俺は素直に謝った。

「いえ、大丈夫です。ちょっとびっくりしましたけど」

俺はパンツを穿いて、我慢汁によって汚れてしまった彼女の手をティッシュで拭いてあげた。

「本当にすいませんでした。さっき先生達とお風呂に入ってちょっとムラムラしていてつい……」

「たいしたこと…………です」
のぞみ先生は俯きながら蚊の鳴くような声で呟いたのでよく聞き取れなかった。

「え?今なんて?」

「太かった……。由香ちゃんが言ったみたいに“たいしたことない”なんて私は思わないです。だから自信持っていいと思います」

「あ、ありがとう……」
のぞみ先生からの率直な意見と励ましに思わずお礼を言ってしまった。

「お恥ずかしい話ですが、私が知る限り一番太いと思います」
今まで彼女は何本くらいの肉棒を握り咥えそして受け入れてきたのだろう。非常に気になるところだがさすがにこれは聞くことが出来ない。

「じゃあ長さは?」

「普通なんじゃないですか。よくわかりません。でもさっきも言った通り大きさや太さなんて関係ないと思います。お互いが満足出来ればそれが一番だと思います」

「じゃあもし……、例えばですよ、俺とのぞみ先生がエッチしたとします。のぞみ先生だったらこのサイズで満足出来そうですか? 例えばの架空の話ですよ」

俺はなにバカなこと聞いているんだ……。言ったそばから情けなくなる。

「そんなのわかりません。満足するかしないかなんて実際にするまでわかりません。相性もありますしそれに挿入だけがエッチではありません。その前後も大切なんです。いくらちょうといいサイズでもその以外に満足しなければそのエッチは満足できません。逆にサイズがいまいちでも挿入以外でしっかり満足出来れば問題ありません。挿入なんてエッチ全体の中のごく一部の行為に過ぎません。私はそう思っています。だから……、雄介さんも大きさなんか気にしないでいいと思います」

確かに彼女の言う通りだ。大きさだけがすべてじゃない。大きさなんてただの男の見栄だ。女性に大きいと言われれば優越感に浸り小さいと言われれば劣等感に襲われる。しかし女性は大きさなんかよりも性行為の全体を重要視している。
いくら立派なものを持っていたって前戯や後戯をおざなりにすれば女性は満足しない。
逆に極端に小さくなければ大きさがイマイチでも前後戯でしっかり相手を満足させてあげれば女性は満足してくれるのだ。


「ごめんなさい。変なこと言って申し訳ない。のぞみ先生の言う通りだ。バカな質問をしてしまいました。許してください」
俺は深く頭を下げた。

「いいんです。私も偉そうなこと言ってしまいました」

「いや、正論だと思います。ただ……、男という生き物は大きいと言われれば喜ぶし、小さいと言われれば落ち込む。そんな生き物なのです。だから由香先生に言われて自信を無くしたのは本当です。男としてすべてを否定されたような気がして」

「雄介さんはそんなことありません。男としてお父さんとして立派です。それにあっちのほうも……。だから自信もって下さい」

「ありがとうございます。そう言ってもらえると助かります。でものぞみ先生はそう言ってくれるけど、実際面と向かって由香先生みたく言われると結構凹むものなんですよ。あははっ……」
頭を掻きながら最後は冗談ぽく言い切った。

「そうですよね……。じゃあ本当に由香ちゃんが言うようにたいしたことないか私と……、その……、試すと言うか……、私が判断してみますか?」

「はっ?えっ?ええぇ!」
これって俺とエッチしてもいいってこと?
マジか……、まさかのぞみ先生の方から俺とエッチしてもいいなんて言ってもらえるなんて。

「いや……、だから……、その……、雄介さんがよければの話ですけど……」

「ほ、本当にいいんですか? 俺なんかと……、マジっすか?」

「……はい。さっきみんなで話している時、雄介さんの名前の話になりましたよね。あの二人が私のこと冷やかしたように言っていましたけど……。実はあれ本当のことです。雄介さんの名前をチェックしていたのも雄太君に優しくしていたのも」

「そうなんですか?」
突然ののぞみ先生からのエッチの誘いと愛の告白ともとれる言葉に胸が高鳴る。

「はい。だから雄介さんに同情したとか自信を持ってもらうとかではなく、この際だから言っちゃいますけど雄介さんのことちょっといいなって思ってました。だから雄太君に好かれようと贔屓して接していました。先生としては失格ですけど。だから……、私は構いません……」

アドレナリンが大量に分泌されてきた。全身が熱くなり気持ちが昂っている。

「のぞみ先生が言った後にこんなこというと調子いいと思われるかもしれませんが、俺ものぞみ先生のことは前から気になっていました。のぞみ先生が子供達に接している姿を見て、すごく可愛いしあんな人が雄太のお母さんだったらいいな、なんてずっと勝手に思っていました。でもお互いの関係や立場上、親しくするのは難しいと諦めていました。」
のぞみ先生に釣られて俺も思わず告白めいたことを言ってしまった。しかしこれは彼女とエッチしたいがためのその場限りの言葉ではなく、実際に以前から彼女のことは可愛いと思っていたし気になる存在であったのは嘘ではない。

「諦めてしまうのですか?」

「いえ、諦めるなんてしません。のぞみ先生……」

俺はのぞみ先生に向かって右手を差し伸べた。
上目づかいで俺の目を見つめたのぞみ先生がゆっくりと手を差し伸べて俺の右手を握り返してくる。
繋いでくれた手を引き抱き寄せると彼女もそれに応え両手を背中に回し力を込めてくれた。
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