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✜46 ダンジョン島へようこそ!
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いよいよ、噂に名高いダンジョンだらけの島へ渡れる。
ごく平凡な村で育った俺は、ちいさい頃から冒険者になるのが夢だった。村の中でもカラダが大きくて力持ち、大人は農夫になれとうるさかったが、妹と一緒に隣町へ引っ越した。引っ越した理由は冒険者になりたかったのは、もちろんだが、いちばんの理由は、俺が10歳の頃に両親が流行り病で亡くなり、親戚の家に引き取られたが、食い扶持が増えたと日々、嫌味を言われ、ずっとうんざりしていたからだ。
隣町で、ひとが嫌がるような排泄物の処理などの日雇いで金を稼いだ。その金で最底辺なものばかりだが、武器や防具を買って冒険者登録をした。妹のティーネは司祭になるべくディレクト教に入信し、司祭見習いとなった。ただ不思議なのは、5柱の神の中でもっともマイナーな魂の神プレイヤをティーネがなぜ選んだのかはいまだに謎が残る。
司祭見習いとなった者は、数年間の布教と巡礼を兼ねた修行の旅に出なければならない。その旅の中で自分の神聖力……一般的には魔力と呼ばれる不可視の力を高めなければならず、神聖力の高さ次第で、旅から戻ったあと、大きく教会内での地位が変わってくるそうだ。
俺的には、己を腕を磨きながら、冒険業で飯を食っていきたい。冒険者と言っても地方の街では専業の冒険者なんてほとんどおらず、農夫などを兼業しているものが大多数だ。冒険者として金を稼ぐにはこんな小さな町ではなく、もっとダンジョンが豊富で魔物がたくさんいるところへ行かなければならない。
そこで俺達ミルイット兄妹が目をつけたのは、昨年、建国したばかりのツクリ共和国という島国。もともとダンジョンと魔物の巣窟で、古くからダンジョン島という名で呼ばれており、危険な目に遭うことが多いと噂されていたことから、海を渡るものは少なかった。
だけど、国ができてからというもの初級冒険者にも優しく、一攫千金まで狙える島に生まれ変わったという噂を聞いた。その噂を聞きつけて、ツクリ共和国へ行こうと、遠方の大陸からも大金を求めて冒険者がたくさんやってきて、現在、大変込み合っていると船の乗組員が話した。
「ひとり金貨1枚だな」
「それは高すぎだ!」
「今はちょうど建国1周年の祭りがやっているからな、嫌なら1週間待ちな、銀貨5枚になるぜ」
くそ、足元見やがって……。わざとあくびをして、こちらがあきらめて立ち去るか、大人しく金を支払うかをそれとなく観察している。
「クラム兄さん、これを使って」
「ティーネ、これは?」
教会から旅の資金として、金貨を数枚もらっていたそうだ。やむなくその金を使ってツクリ共和国へ船で渡ることにした。
「ダンジョン島へようこそ!」
船で約1日、初めて船に乗ったため、船酔いがひどくずっと甲板で海面を見下ろしたまま島へ到着した。船から降りたところで、共通語で書かれた複数の目的地を記した案内板を両手で頭上へ掲げた女性が出迎えてくれた。
船から降りて、冒険者の街ペヤンテの街の中へ入った。湾岸には闘技場があるが、自分達のような初級冒険者にはまだまだ遠い先の話だし、観戦料を払えるほどの蓄えもない。
街は大きく4つに分かれていた。観光客が楽める遊戯区画と観光・販売区画。冒険者が活動するための宿屋や武器・防具店などが並ぶ冒険者区画。そして住居区画の4区画。
もちろん冒険者区画へ真っすぐ向かい、冒険者票の照合をしてもらい、さっそく等級に見合ったクエストを受けようとしたら、大陸の方とはまったく違った仕組みで驚いた。
普通なら、冒険者ギルドには掲示板があり、自分達の等級にあった錫等級の印がついた依頼書から好きなものを選んで受付の女性に出せば、その依頼を受けられる仕組みになっている。
だが、この国の冒険者ギルドは入口で冒険者票を扉にかざさないと中へ入れなかった。「冒険者等級【錫】、クラム=ミルイットの魔紋を認証、登録が完了しました」と声が聞こえたかと思ったら、扉が開いた。
ティーネも同じように冒険者票をかざしたら中へ入れた。
入るとすぐそばに案内人が立っていた。正面にまっすぐ伸びた廊下の左右に箱型の部屋が無数にあり、入口から3つ目の左側の部屋へ通された。中には壁一面に武器と防具など透明なガラスのようなもので覆われていて、部屋の中央に机と椅子が置かれていて座るよう促された。
「さっそくですが、この島を知ったきっかけと、この島へきた理由を教えてもらえますか?」
「村の歳の近い連中がこの島の噂をしていて、島にきた理由は……」
10個くらい質問をされて答えていった。案内人は机に置かれている薄い2枚の板をカチャカチャと、四角い鍵盤のようなものを叩いている。
「はい、それでは新規入島冒険者特典とオープン1周年記念のガチャを引いていただきます」
がちゃ……? まったくもって意味がわからないが、冒険者用の道具や武器防具がもらえるそうなので、言われるがまま、やってみることにした。
ひとり22回も挑戦できるそうで、ガラスのような壁面に「10連ガチャ」と書かれている突起物を押すと、中から武器や鎧、薬草などがたくさん出てきた。
「素晴しい! ほとんどノーマルでしたが、HRがひとつ出ました」
はいれあ……まったくもって理解できてないが、魔法回復薬(大)をもらえたのでおそらくこれのことだと思う。魔法具専門店で買おうと思ったら30金貨はする高級魔法薬だ。
「使わない装備は売って、資金に充ててください」
すごく幸運だ。村から出て隣街で買った武器や防具より今、もらったものが、はるかに高価で品質も良さそう。本当にこんなにもらって大丈夫なのだろうか?
「あの……お金は?」
「いただきませんので、ご安心ください」
いや……いやいやいや、さすがにおかしい。こんなに冒険者へ振る舞って儲けが出るわけがない。きっと何か裏がある。もしかして、ダンジョンへ潜るたびに高額なお金を支払う? それともこの国への滞在費が法外な金額だとか?
「いえいえ、そのような事もございません」
ますます怪しい。はっ!? もしや、このツクリ共和国自体が巨大な邪神教を崇拝する組織で、嘘の情報を大陸にばら撒き、まんまと島へ渡ってきた自分達をどうにかしようとしているんじゃ……。
「しょうがないですね……」
案内人の声が急に低く、そして小さくなる。
ごく平凡な村で育った俺は、ちいさい頃から冒険者になるのが夢だった。村の中でもカラダが大きくて力持ち、大人は農夫になれとうるさかったが、妹と一緒に隣町へ引っ越した。引っ越した理由は冒険者になりたかったのは、もちろんだが、いちばんの理由は、俺が10歳の頃に両親が流行り病で亡くなり、親戚の家に引き取られたが、食い扶持が増えたと日々、嫌味を言われ、ずっとうんざりしていたからだ。
隣町で、ひとが嫌がるような排泄物の処理などの日雇いで金を稼いだ。その金で最底辺なものばかりだが、武器や防具を買って冒険者登録をした。妹のティーネは司祭になるべくディレクト教に入信し、司祭見習いとなった。ただ不思議なのは、5柱の神の中でもっともマイナーな魂の神プレイヤをティーネがなぜ選んだのかはいまだに謎が残る。
司祭見習いとなった者は、数年間の布教と巡礼を兼ねた修行の旅に出なければならない。その旅の中で自分の神聖力……一般的には魔力と呼ばれる不可視の力を高めなければならず、神聖力の高さ次第で、旅から戻ったあと、大きく教会内での地位が変わってくるそうだ。
俺的には、己を腕を磨きながら、冒険業で飯を食っていきたい。冒険者と言っても地方の街では専業の冒険者なんてほとんどおらず、農夫などを兼業しているものが大多数だ。冒険者として金を稼ぐにはこんな小さな町ではなく、もっとダンジョンが豊富で魔物がたくさんいるところへ行かなければならない。
そこで俺達ミルイット兄妹が目をつけたのは、昨年、建国したばかりのツクリ共和国という島国。もともとダンジョンと魔物の巣窟で、古くからダンジョン島という名で呼ばれており、危険な目に遭うことが多いと噂されていたことから、海を渡るものは少なかった。
だけど、国ができてからというもの初級冒険者にも優しく、一攫千金まで狙える島に生まれ変わったという噂を聞いた。その噂を聞きつけて、ツクリ共和国へ行こうと、遠方の大陸からも大金を求めて冒険者がたくさんやってきて、現在、大変込み合っていると船の乗組員が話した。
「ひとり金貨1枚だな」
「それは高すぎだ!」
「今はちょうど建国1周年の祭りがやっているからな、嫌なら1週間待ちな、銀貨5枚になるぜ」
くそ、足元見やがって……。わざとあくびをして、こちらがあきらめて立ち去るか、大人しく金を支払うかをそれとなく観察している。
「クラム兄さん、これを使って」
「ティーネ、これは?」
教会から旅の資金として、金貨を数枚もらっていたそうだ。やむなくその金を使ってツクリ共和国へ船で渡ることにした。
「ダンジョン島へようこそ!」
船で約1日、初めて船に乗ったため、船酔いがひどくずっと甲板で海面を見下ろしたまま島へ到着した。船から降りたところで、共通語で書かれた複数の目的地を記した案内板を両手で頭上へ掲げた女性が出迎えてくれた。
船から降りて、冒険者の街ペヤンテの街の中へ入った。湾岸には闘技場があるが、自分達のような初級冒険者にはまだまだ遠い先の話だし、観戦料を払えるほどの蓄えもない。
街は大きく4つに分かれていた。観光客が楽める遊戯区画と観光・販売区画。冒険者が活動するための宿屋や武器・防具店などが並ぶ冒険者区画。そして住居区画の4区画。
もちろん冒険者区画へ真っすぐ向かい、冒険者票の照合をしてもらい、さっそく等級に見合ったクエストを受けようとしたら、大陸の方とはまったく違った仕組みで驚いた。
普通なら、冒険者ギルドには掲示板があり、自分達の等級にあった錫等級の印がついた依頼書から好きなものを選んで受付の女性に出せば、その依頼を受けられる仕組みになっている。
だが、この国の冒険者ギルドは入口で冒険者票を扉にかざさないと中へ入れなかった。「冒険者等級【錫】、クラム=ミルイットの魔紋を認証、登録が完了しました」と声が聞こえたかと思ったら、扉が開いた。
ティーネも同じように冒険者票をかざしたら中へ入れた。
入るとすぐそばに案内人が立っていた。正面にまっすぐ伸びた廊下の左右に箱型の部屋が無数にあり、入口から3つ目の左側の部屋へ通された。中には壁一面に武器と防具など透明なガラスのようなもので覆われていて、部屋の中央に机と椅子が置かれていて座るよう促された。
「さっそくですが、この島を知ったきっかけと、この島へきた理由を教えてもらえますか?」
「村の歳の近い連中がこの島の噂をしていて、島にきた理由は……」
10個くらい質問をされて答えていった。案内人は机に置かれている薄い2枚の板をカチャカチャと、四角い鍵盤のようなものを叩いている。
「はい、それでは新規入島冒険者特典とオープン1周年記念のガチャを引いていただきます」
がちゃ……? まったくもって意味がわからないが、冒険者用の道具や武器防具がもらえるそうなので、言われるがまま、やってみることにした。
ひとり22回も挑戦できるそうで、ガラスのような壁面に「10連ガチャ」と書かれている突起物を押すと、中から武器や鎧、薬草などがたくさん出てきた。
「素晴しい! ほとんどノーマルでしたが、HRがひとつ出ました」
はいれあ……まったくもって理解できてないが、魔法回復薬(大)をもらえたのでおそらくこれのことだと思う。魔法具専門店で買おうと思ったら30金貨はする高級魔法薬だ。
「使わない装備は売って、資金に充ててください」
すごく幸運だ。村から出て隣街で買った武器や防具より今、もらったものが、はるかに高価で品質も良さそう。本当にこんなにもらって大丈夫なのだろうか?
「あの……お金は?」
「いただきませんので、ご安心ください」
いや……いやいやいや、さすがにおかしい。こんなに冒険者へ振る舞って儲けが出るわけがない。きっと何か裏がある。もしかして、ダンジョンへ潜るたびに高額なお金を支払う? それともこの国への滞在費が法外な金額だとか?
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