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分裂のトルコネ編
第129話 出遅れた者達
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リリ「あ、痛たたた、、、」
リリは後頭部をさすりながら起き上がった。
リリ「はぁ、、、眠い、、、さて、ここはどこなんでしょうか」
重怠い身体を目覚めさせるために、リリはうんと背伸びをした。
隣のベッドには、モモとダイスが眠っていた。
リリ「トゥールにやられたような、、、多分これは気のせいじゃない。うん、確かに私はトゥールに後頭部をガツン!とやられた」
状況を把握しようとリリは探知魔法を展開した。
空中でキーボードを叩くように指を動かすと、目の前に半透明のマップが浮かび上がった。
ツグルは何者かと共にグレイス城を目指しているようだ。
リリ「いや、ちょっと待って、、、忘れてたけど、これリキッドじゃん!!あいつ無事だったんだ」
フォールドーン帝国での戦いで、ムー、タカ、タクティスの生体反応が感知出来なくなっていた。
そしてトゥールの裏切りがあり、正直リリの心は不安でいっぱいだったのだ。
リリ「あんたがいれば、何とかなりそうだよ」
リキッドの生体反応を確認し、リリはとてつもなく安堵した。
どうやらここはトルコネの街の中らしい。
闘技場にはトゥールがいるようだ。
そこに意識を失う前まで戦っていた、グレイス王国の攻撃隊長リョーガもいる。
リリ「トゥールが敵だとしたら、行かない方が良いよね。でも味方だったら、助けに行った方が良いよね」
どうしてリキッドとツグルが行動を共にしているのか。
もしかすると、トゥールがリョーガを足止めしているのか?
リリ「考えても分かんないや、見に行っちゃおう」
頭がズキズキと痛む、視界もなんだかボンヤリとしている。
リリはコップに水を注ぎ、一気に飲み干した。
モモ「う、、、、うーん、、、」
リリが梯子を登ろうとした時、モモがゆっくりと起き上がった。
モモ「リリさん?」
リリ「お、モモちゃん。ナイスタイミングだね、これから偵察に行くんだけど、一緒に来るかい?」
モモ「え、、はい!行きます」
モモはフラフラと立ち上がり、鎧を装着し出した。
モモ「何がどうなっているのか、、、」
リリ「気になるよね~でも、ダイス君が目覚めてから説明するよ」
ダイスはいびきをかいて眠っていた。
モモ「ダイス!!!起きて!寝てる場合じゃない!!」
モモはダイスを乱暴に揺すった。
ダイス「おわ!!、、、おおおお!!!おは、、おはよう!!!、、なんだ?」
ダイスは心底驚いた様子で目覚めた。
モモ「行くよ!」
ダイス「え?、あ、おう!、、、え?」
リリ「よし、起きたね。じゃあ上で説明するからついてきて」
リリは梯子を登って行ってしまった。
続いてモモも薄暗い小部屋を後にする。
ダイス「ちょ待、、、どゆこと?」
ズキズキと痛む頭を抱えながら思考を巡らせる。
モモ「ダイス!!早く!!」
上階からのモモの呼び声にダイスは訳も分からず梯子を登り出した。
ダイス「ダイス!!いっきまーす!!!、、、どゆこと?」
どれだけの時間眠っていたのか分からないが、日差しがいつもよりも、強烈に目に差し込んだ。
リリは後頭部をさすりながら起き上がった。
リリ「はぁ、、、眠い、、、さて、ここはどこなんでしょうか」
重怠い身体を目覚めさせるために、リリはうんと背伸びをした。
隣のベッドには、モモとダイスが眠っていた。
リリ「トゥールにやられたような、、、多分これは気のせいじゃない。うん、確かに私はトゥールに後頭部をガツン!とやられた」
状況を把握しようとリリは探知魔法を展開した。
空中でキーボードを叩くように指を動かすと、目の前に半透明のマップが浮かび上がった。
ツグルは何者かと共にグレイス城を目指しているようだ。
リリ「いや、ちょっと待って、、、忘れてたけど、これリキッドじゃん!!あいつ無事だったんだ」
フォールドーン帝国での戦いで、ムー、タカ、タクティスの生体反応が感知出来なくなっていた。
そしてトゥールの裏切りがあり、正直リリの心は不安でいっぱいだったのだ。
リリ「あんたがいれば、何とかなりそうだよ」
リキッドの生体反応を確認し、リリはとてつもなく安堵した。
どうやらここはトルコネの街の中らしい。
闘技場にはトゥールがいるようだ。
そこに意識を失う前まで戦っていた、グレイス王国の攻撃隊長リョーガもいる。
リリ「トゥールが敵だとしたら、行かない方が良いよね。でも味方だったら、助けに行った方が良いよね」
どうしてリキッドとツグルが行動を共にしているのか。
もしかすると、トゥールがリョーガを足止めしているのか?
リリ「考えても分かんないや、見に行っちゃおう」
頭がズキズキと痛む、視界もなんだかボンヤリとしている。
リリはコップに水を注ぎ、一気に飲み干した。
モモ「う、、、、うーん、、、」
リリが梯子を登ろうとした時、モモがゆっくりと起き上がった。
モモ「リリさん?」
リリ「お、モモちゃん。ナイスタイミングだね、これから偵察に行くんだけど、一緒に来るかい?」
モモ「え、、はい!行きます」
モモはフラフラと立ち上がり、鎧を装着し出した。
モモ「何がどうなっているのか、、、」
リリ「気になるよね~でも、ダイス君が目覚めてから説明するよ」
ダイスはいびきをかいて眠っていた。
モモ「ダイス!!!起きて!寝てる場合じゃない!!」
モモはダイスを乱暴に揺すった。
ダイス「おわ!!、、、おおおお!!!おは、、おはよう!!!、、なんだ?」
ダイスは心底驚いた様子で目覚めた。
モモ「行くよ!」
ダイス「え?、あ、おう!、、、え?」
リリ「よし、起きたね。じゃあ上で説明するからついてきて」
リリは梯子を登って行ってしまった。
続いてモモも薄暗い小部屋を後にする。
ダイス「ちょ待、、、どゆこと?」
ズキズキと痛む頭を抱えながら思考を巡らせる。
モモ「ダイス!!早く!!」
上階からのモモの呼び声にダイスは訳も分からず梯子を登り出した。
ダイス「ダイス!!いっきまーす!!!、、、どゆこと?」
どれだけの時間眠っていたのか分からないが、日差しがいつもよりも、強烈に目に差し込んだ。
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