豊かな僕が乏しい彼女の通い夫状態なんですが

八瀬北瑠

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日曜日の朝

3:電車の中でメール

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今回はメールの演出が多々入りますのでご注意ください

-003-



「え?!お前、なんでここに?」

「ここにいちゃ悪いかよ」

といったような軽口の押収で始まったこの会話。それはこの俺藤堂孝平と冨樫光昭の会話だ。こういう風な会話とも言えないような会話が平常運転の俺たちである。


色々話していくにつれて分かったことがある。彼らはデートに行く途中で行先は、まさに自分の目的地でもある、新京極にある映画館だった。彼らもまた見る映画などは決めてないようなので、思い切ってこう提案することにした。

「俺も藤谷と映画見に行くために合流するところなんだけど、どうせなら、四人で一緒に行ったりしても、ええか?」

「おう、もちろんええよ?東胡は?」

「私もいいよ~藤谷ちゃんってちょっとミステリアスなところあるから気になってたのよねぇ。いいっていうか、GJ‼‼」

「お、おう。あざーす。」

俺はこの二人の比較的高いテンションについていくことはできないな、考えつつ、確認のために藤谷にメールを入れる


『件名:(゜Д゜)ノおーい

 本文:さっき冨樫と最上にあったんだけど、二人とも映画館行くみたいやし。「いっしょにいってええか?」って聞いたら「ええよー」って帰ってきたんやけど、藤谷はどうする?二人はすっかり歓迎モードだけどね(;^_^A』


と送るとすぐに返信が来た

『件名:いいよ~

 本文:別に二人が大丈夫ならいいよ?あの二人に迷惑かけなきゃいいけど(;´・ω・)』

とのこと、こうやって周りを心配するところも彼女らしい。俺は二人に藤谷の言ったことを伝えると。

「大丈夫大丈夫、私たちなんていつでもどこでもデートしてるようなもんだもん‼」

「まあ、そうだな、まったくお前が何時でもくっついてくるから」

「えーいいじゃんべつにー」

という二人のイチャコラカップルトークが始まったので目をそらして藤谷に返信することにした

『件名:アザース(^O^)

 本文:ありがとう/)`;ω;´) 色々無理聞いてもらっちゃってありがとうね(;^_^A』

と打って送ると、

『件名:大丈夫!

 本文:大丈夫だよ、私は藤堂君と出かけるの楽しいから(/ω\)』

やっぱり彼女はからかうのがうまいなあ。ただし、メールだけだからなぁ。現実ではあんなに無表情だし。
と、考えている間にいつの間にか京都市役所前に到着してしまった、というのは嘘で。

三人とも別のことに夢中になってしまって降りる駅を一つ飛ばしてしまったのだ。おかげで今、俺たち三人は烏丸御池駅の東西線ホームにいる。
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