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第2章
訓練の時は容赦ないにぃ様
事件から明日で2週間。
今日が最後の自宅待機の日だ。
そして、にぃ様とのんびり過ごせる最後の日。
目を覚ますと目の前にはにぃ様のご尊顔。
カーテンの隙間から差し込む光が、外の天気が良いことを教えてくれる。
にぃ様を起さないようにそぅっとにぃ様に近づいてぴとっとにぃ様の逞しい胸に頬をくっつけてみる。
鍛えられてほどよくムキっとしている筋肉は憧れだ。
筋肉をつけるならばゴリゴリすぎず、とーさまやにぃ様のようなほどよくムキっとした筋肉がいい。
剣術や体術の際に基礎的な筋肉トレーニングもしているのだけど、なかなか筋肉がついてくれない。
同じ遺伝子のはずなのに可笑しいっとばぁやに訴えたところ、僕はかーさま似なのだと言われた。
かーさまに似てるって言われるのは嬉しい。
でも、筋肉ほしい。
理想の筋肉像が僕の脳内にはあるのに…。
「ん…ルナイス?」
頭の中で筋肉について考えているとにぃ様がお目覚めになった。
まだ眠たいのかうっすらと開かれた瞼の隙間から除く太陽の瞳がとても綺麗で見惚れる。
弟でありながらにぃ様の色気にぽっと頬が熱くなってしまう。
何だか恥ずかしくなってにぃ様の胸にウリウリと頭を擦りつければ、にぃ様はくすくすと笑って僕の頭を撫でながら「くすぐったい」と言う。
それでも僕は頬の熱が冷めるまでウリウリとにぃ様にくっついた。
くっつく僕を完全に目が覚めたにぃ様がぐいっと持ち上げて、ソファの上にぽすんと置いた。
僕ももう8歳で大きくなったし重たいのに、にぃ様は軽々持ち上げてくる。
嬉しい気持ちもあれば複雑な気持ちでもあります。
にぃ様が扉の向こう側へと声を掛ければすぐに返事が返ってきて、ばぁやが僕とにぃ様にお顔を拭く布をくれる。
忙しい日なんかはばぁやが浄化魔法で綺麗にしてくれるけど、のんびりの時は布で拭くのはやっぱり魔法で綺麗にするよりも綺麗になった感があるから。
その後も着替えたりなんだかんだして、朝食を食べて食後はそれぞれの部屋で食休みをとり、しばらくしてにぃ様をお誘いしてお家の稽古場にやってきた。
なんでかっていうと、剣術をご教授頂くためである。
魔法はびっちりがっちりノヴァに鍛えてもらっているし、自分でも適正があると思う。
でも僕は剣術や体術だって強くありたい。
今世はとーさまもにぃ様も僕でも偶にびっくりしてしまうほど過保護で、守られてるって感じるけど、前世は自分の身は自分しか守れないってすごく気を張ってたから強くならないとって気持ちが湧いて、弱い自分に不安になる。
皆十分強いよって言ってくれるけど、もっと強くなりたいと言ったらとーさまから「無理のない範囲で訓練に励みなさい」と言ってもらった。
にぃ様も強くて困ることはないからねと空いてる時間は今みたいに付き合ってくれる。
シャリーン!
「ふぅ…はぁ…ふぅ」
「昨日よりは動きも捌きも良くなった。しかし受け流しができていない。」
にぃ様が振り下ろした刃を受け止めたところでにぃ様から指導が入る。
僕はもう息も絶え絶えだけど、にぃ様は全然平気そう。
汗ひとつ流してない。
にぃ様とこれだけ差があるのは基礎的な体力が違うことはもちろん、僕の動きに無駄が多いからだと理解はしている。
だけど、にぃ様はこういう訓練の時には僕にも容赦ないからどうしても慌ててしまって無駄な動きが増えてしまう。
刃が合わさった状態で動きを止めれたのはほんの僅かな時間で、すぐににぃ様からの攻撃が再開される。
真剣でやっているからもちろんにぃ様は危なくないように制御しつつ相手をしてくれている。
余裕なにぃ様の表情を崩してやりたいと思うけれど…今はとにかくにぃ様の攻撃を上手に受け流せるようにならなくちゃ。
今日が最後の自宅待機の日だ。
そして、にぃ様とのんびり過ごせる最後の日。
目を覚ますと目の前にはにぃ様のご尊顔。
カーテンの隙間から差し込む光が、外の天気が良いことを教えてくれる。
にぃ様を起さないようにそぅっとにぃ様に近づいてぴとっとにぃ様の逞しい胸に頬をくっつけてみる。
鍛えられてほどよくムキっとしている筋肉は憧れだ。
筋肉をつけるならばゴリゴリすぎず、とーさまやにぃ様のようなほどよくムキっとした筋肉がいい。
剣術や体術の際に基礎的な筋肉トレーニングもしているのだけど、なかなか筋肉がついてくれない。
同じ遺伝子のはずなのに可笑しいっとばぁやに訴えたところ、僕はかーさま似なのだと言われた。
かーさまに似てるって言われるのは嬉しい。
でも、筋肉ほしい。
理想の筋肉像が僕の脳内にはあるのに…。
「ん…ルナイス?」
頭の中で筋肉について考えているとにぃ様がお目覚めになった。
まだ眠たいのかうっすらと開かれた瞼の隙間から除く太陽の瞳がとても綺麗で見惚れる。
弟でありながらにぃ様の色気にぽっと頬が熱くなってしまう。
何だか恥ずかしくなってにぃ様の胸にウリウリと頭を擦りつければ、にぃ様はくすくすと笑って僕の頭を撫でながら「くすぐったい」と言う。
それでも僕は頬の熱が冷めるまでウリウリとにぃ様にくっついた。
くっつく僕を完全に目が覚めたにぃ様がぐいっと持ち上げて、ソファの上にぽすんと置いた。
僕ももう8歳で大きくなったし重たいのに、にぃ様は軽々持ち上げてくる。
嬉しい気持ちもあれば複雑な気持ちでもあります。
にぃ様が扉の向こう側へと声を掛ければすぐに返事が返ってきて、ばぁやが僕とにぃ様にお顔を拭く布をくれる。
忙しい日なんかはばぁやが浄化魔法で綺麗にしてくれるけど、のんびりの時は布で拭くのはやっぱり魔法で綺麗にするよりも綺麗になった感があるから。
その後も着替えたりなんだかんだして、朝食を食べて食後はそれぞれの部屋で食休みをとり、しばらくしてにぃ様をお誘いしてお家の稽古場にやってきた。
なんでかっていうと、剣術をご教授頂くためである。
魔法はびっちりがっちりノヴァに鍛えてもらっているし、自分でも適正があると思う。
でも僕は剣術や体術だって強くありたい。
今世はとーさまもにぃ様も僕でも偶にびっくりしてしまうほど過保護で、守られてるって感じるけど、前世は自分の身は自分しか守れないってすごく気を張ってたから強くならないとって気持ちが湧いて、弱い自分に不安になる。
皆十分強いよって言ってくれるけど、もっと強くなりたいと言ったらとーさまから「無理のない範囲で訓練に励みなさい」と言ってもらった。
にぃ様も強くて困ることはないからねと空いてる時間は今みたいに付き合ってくれる。
シャリーン!
「ふぅ…はぁ…ふぅ」
「昨日よりは動きも捌きも良くなった。しかし受け流しができていない。」
にぃ様が振り下ろした刃を受け止めたところでにぃ様から指導が入る。
僕はもう息も絶え絶えだけど、にぃ様は全然平気そう。
汗ひとつ流してない。
にぃ様とこれだけ差があるのは基礎的な体力が違うことはもちろん、僕の動きに無駄が多いからだと理解はしている。
だけど、にぃ様はこういう訓練の時には僕にも容赦ないからどうしても慌ててしまって無駄な動きが増えてしまう。
刃が合わさった状態で動きを止めれたのはほんの僅かな時間で、すぐににぃ様からの攻撃が再開される。
真剣でやっているからもちろんにぃ様は危なくないように制御しつつ相手をしてくれている。
余裕なにぃ様の表情を崩してやりたいと思うけれど…今はとにかくにぃ様の攻撃を上手に受け流せるようにならなくちゃ。
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