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第4章
僕の中には神力があるらしい
マルコシアスさんのおかげで大分回復したとは言え、僕はまだ体を思うように動かせる状態ではなかったので少し離れた所で何だか事情を知っていそうなマルコシアスさんを含めてお話をすることにした。
大きなテントの中に机と椅子が用意され、それぞれの前にお茶とお菓子が置かれ即席のお茶会会場が出来上がった。
「まずはマルコシアス殿。ご尽力感謝いたします。」
辺境伯様が足を組み優雅にお茶を飲むマルコシアスさんにお礼を言うと、彼はニコリと微笑んだ。
謙遜することも偉ぶることもせず、感謝をそのまま受け止める姿は気品に溢れ強者感がすごい。
「ルナイス・ウォードの見た古代文字の結界とは一体なんであったのか…貴殿は知っておられるのでしょうか。」
「えぇ。知っておりますよ。あれは神の結界で、古代文字ではなく神が扱う神字で構築され神力で創られた結界です。」
辺境伯様の言葉にすっと答えたマルコシアスさんの言葉に僕とホルス様意外の者は驚きしばらく無言が続いた。
皆が固まっている間に気になっていることを聞いてみようとホルス様の腕の中からマルコシアスさんに声をかける。
「マルコシアスさん、僕あれに触れないとって思ったんですけど…魔力を吸われたのとはちょっと違うような感覚がしました。」
「あれを創った神が龍神の加護を持つ貴方に気が付き呼び寄せたのです。一種の洗脳状態ですね。持って行かれたのは魔力ではなく神力です。加護を持つ貴方の中には神力もあるのですが…知らなかったようですね。」
あの時は魔力を持って行かれていると思っていたけど、自分の体の中の魔力を動かして見て違ったことに気が付いたのでマルコシアスさんに尋ねれば、また頭が痛くなりそうなことを言われた。
洗脳…神力…
これ以上を聞くのが恐ろしくなった僕はそっと顔をホルス様の胸筋に埋める。
ホルス様は何故僕が胸筋に顔を埋めたのか理解しているのかしていないのか…気遣うようにそっと頭を撫でてくれてちょっと気持ちが落ち着く。
「ルナイスの体に害はないのですか。」
僕達の話を固まりながらも耳にしていたらしいノヴァが厳しめの顔でマルコシアスさんに尋ねたが、今まで使わず溜まっていた神力が急にごっそり持って行かれて体が動かしずらくなっているがそれだけだと教えてくれて僕もノヴァも皆がほっと息をついた。
「いくら愛子とはいえ、人の身に神力が溜まりすぎるのはあまり好ましい状態とは言えません。ですので、結果的には今回神力を奪われて良かったと言えますが…許可なく人のものを我が物のように扱う神など誰からも信仰されず朽ちてしまえと私は思います。」
過去に何があって彼が堕天したのかは知らないが、神様と結構激し目に揉めているっぽい。
神様の話をする時だけ物凄く目が虚ろ…
「事情があり、ルナイスを害する気がなかったとしても今回の件は我も少し思うところがある。龍神もあまり良い顔はされぬだろう。」
ずっと僕の頭を優しく撫でてくれながら、ホルス様がいつもより強めの口調で言う。
龍神様に会ったことがないから、よく分かんないけど今回の出来事はあんまり良くないことみたい。
僕としては洗脳されて力を奪われたことよりも、どうしてあの森だけ神様が結界張っているのかが気になるんだけど…
『それはあ奴があの森を創ったからよ。馬鹿だ馬鹿だとは思っていたが、ここまで馬鹿であるとは嘆かわしい。』
どのタイミングで聞こうかなーっと思っていると不意に聞こえてきた渋いながらも優しいような、でも圧が凄くて体が委縮するような不思議な声にばっと周りを見渡すけれど声の主らしき人物は見当たらない。
「あぁ、安心せよルナイス。今答えたのは龍神だ。」
「「「「えっ!?」」」」
キョロキョロする僕に何てことないようにホルス様が声の主が龍神であることを告げて、僕だけじゃなくマルコシアスさん意外の皆が驚きに思わず声を上げた。
大きなテントの中に机と椅子が用意され、それぞれの前にお茶とお菓子が置かれ即席のお茶会会場が出来上がった。
「まずはマルコシアス殿。ご尽力感謝いたします。」
辺境伯様が足を組み優雅にお茶を飲むマルコシアスさんにお礼を言うと、彼はニコリと微笑んだ。
謙遜することも偉ぶることもせず、感謝をそのまま受け止める姿は気品に溢れ強者感がすごい。
「ルナイス・ウォードの見た古代文字の結界とは一体なんであったのか…貴殿は知っておられるのでしょうか。」
「えぇ。知っておりますよ。あれは神の結界で、古代文字ではなく神が扱う神字で構築され神力で創られた結界です。」
辺境伯様の言葉にすっと答えたマルコシアスさんの言葉に僕とホルス様意外の者は驚きしばらく無言が続いた。
皆が固まっている間に気になっていることを聞いてみようとホルス様の腕の中からマルコシアスさんに声をかける。
「マルコシアスさん、僕あれに触れないとって思ったんですけど…魔力を吸われたのとはちょっと違うような感覚がしました。」
「あれを創った神が龍神の加護を持つ貴方に気が付き呼び寄せたのです。一種の洗脳状態ですね。持って行かれたのは魔力ではなく神力です。加護を持つ貴方の中には神力もあるのですが…知らなかったようですね。」
あの時は魔力を持って行かれていると思っていたけど、自分の体の中の魔力を動かして見て違ったことに気が付いたのでマルコシアスさんに尋ねれば、また頭が痛くなりそうなことを言われた。
洗脳…神力…
これ以上を聞くのが恐ろしくなった僕はそっと顔をホルス様の胸筋に埋める。
ホルス様は何故僕が胸筋に顔を埋めたのか理解しているのかしていないのか…気遣うようにそっと頭を撫でてくれてちょっと気持ちが落ち着く。
「ルナイスの体に害はないのですか。」
僕達の話を固まりながらも耳にしていたらしいノヴァが厳しめの顔でマルコシアスさんに尋ねたが、今まで使わず溜まっていた神力が急にごっそり持って行かれて体が動かしずらくなっているがそれだけだと教えてくれて僕もノヴァも皆がほっと息をついた。
「いくら愛子とはいえ、人の身に神力が溜まりすぎるのはあまり好ましい状態とは言えません。ですので、結果的には今回神力を奪われて良かったと言えますが…許可なく人のものを我が物のように扱う神など誰からも信仰されず朽ちてしまえと私は思います。」
過去に何があって彼が堕天したのかは知らないが、神様と結構激し目に揉めているっぽい。
神様の話をする時だけ物凄く目が虚ろ…
「事情があり、ルナイスを害する気がなかったとしても今回の件は我も少し思うところがある。龍神もあまり良い顔はされぬだろう。」
ずっと僕の頭を優しく撫でてくれながら、ホルス様がいつもより強めの口調で言う。
龍神様に会ったことがないから、よく分かんないけど今回の出来事はあんまり良くないことみたい。
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『それはあ奴があの森を創ったからよ。馬鹿だ馬鹿だとは思っていたが、ここまで馬鹿であるとは嘆かわしい。』
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「あぁ、安心せよルナイス。今答えたのは龍神だ。」
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