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小学校
小学6年生【音楽の授業での出来事②】
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どれぐらい待ったのかわからない。
吉岡先生が入って来た。
吉岡先生はもうすでに佐々木君から事情を聞いていた。
入って来た瞬間から、めっちゃ怒っててすでに顔が怖い。
そして、いつもならまずは話を聞いてくるのにこの時はいきなり思いっきり往復ビンタが飛んできた。
突然の事で僕は口の中を切った。
痛いし、他の人が誰もいない場で2人対峙しているのも怖くて涙が出た。
そんな僕を見て「泣きたいのはげんきじゃなく鈴木や。ちゃんと勉強したいクラスメイトも、授業をしている池内先生もみんなこんなことになって泣きたいはずや。」と言われた。
そして、佐々木君から聞いた内容に間違いがないか確認された。
「授業中、市川と走り回ってたんか?」
「うん。」
「アホか。音楽の授業は走り回るときなんか?」
「違う。」
「池内先生にも鈴木にも佐々木にも注意されたな?」
「うん。」
「何でその時に辞められへんねん?」
「ごめん。」
「ごめんとかじゃないねん。何で注意されてるのに素直に聞かれへんねん。」
「アカンってわかってるけど楽しかったから…。」
それを聞いた先生は呆れてました。
「暴言まで吐いてみんなに迷惑かけて走り回って。やってる事どう考えてもおかしいやろ。それで何で鈴木がケガするんや?」
「吉岡先生を呼びに行くって言ったから。呼ばれたら怒られるから。呼びに行かせやんとこうと思って、捕まえたら転けてケガした。」
「周りの子たちを巻き込んで、ケガさしてまで走り回るとか考えられへん。」
「ごめん。」
先生は全然許してくれる様子は無かった。
「当分教室には入れやん。周りに危害を加えるのであれば、みんな安心して過ごされへんからげんきにも市川にも教室から出て行ってもらう。去年からずっと授業大切にすること伝えて来たけど、何もわかってない。周りに迷惑や。」
そう言うと、僕がいる部屋から出て行った。
僕はどうして良いかわからないまま、机に伏せていた。
それからしばらくすると教頭先生が来た。
教頭先生から「何であんなことするんや。そんなんしたらアカン事ぐらいわかるやろ。」と言われた。
もちろん今冷静になって考えるとわかる。
でも、何も応えたくなかった。
だからずっと机に伏せていた。
吉岡先生にも怒られて、クラスのみんなにも申し訳ない気持ちもあって、教室に入れないと言われて、これからどうして良いかもうわからんかった。
いつもみたいにボロボロになるまで泣かされて、「切り替えてがんばれ。」って言ってもらう方がよっぽどマシやなって思った。
結局、教頭先生の問いかけには一切応えず時間が過ぎて行った。
しばらくすると市川君が吉岡先生に連れられて僕がいる教室に来た。
「教頭先生の言う事聞いて、ここで2人とも待ってて。」と吉岡先生は言ってすぐどこかに行った。
吉岡先生が入って来た。
吉岡先生はもうすでに佐々木君から事情を聞いていた。
入って来た瞬間から、めっちゃ怒っててすでに顔が怖い。
そして、いつもならまずは話を聞いてくるのにこの時はいきなり思いっきり往復ビンタが飛んできた。
突然の事で僕は口の中を切った。
痛いし、他の人が誰もいない場で2人対峙しているのも怖くて涙が出た。
そんな僕を見て「泣きたいのはげんきじゃなく鈴木や。ちゃんと勉強したいクラスメイトも、授業をしている池内先生もみんなこんなことになって泣きたいはずや。」と言われた。
そして、佐々木君から聞いた内容に間違いがないか確認された。
「授業中、市川と走り回ってたんか?」
「うん。」
「アホか。音楽の授業は走り回るときなんか?」
「違う。」
「池内先生にも鈴木にも佐々木にも注意されたな?」
「うん。」
「何でその時に辞められへんねん?」
「ごめん。」
「ごめんとかじゃないねん。何で注意されてるのに素直に聞かれへんねん。」
「アカンってわかってるけど楽しかったから…。」
それを聞いた先生は呆れてました。
「暴言まで吐いてみんなに迷惑かけて走り回って。やってる事どう考えてもおかしいやろ。それで何で鈴木がケガするんや?」
「吉岡先生を呼びに行くって言ったから。呼ばれたら怒られるから。呼びに行かせやんとこうと思って、捕まえたら転けてケガした。」
「周りの子たちを巻き込んで、ケガさしてまで走り回るとか考えられへん。」
「ごめん。」
先生は全然許してくれる様子は無かった。
「当分教室には入れやん。周りに危害を加えるのであれば、みんな安心して過ごされへんからげんきにも市川にも教室から出て行ってもらう。去年からずっと授業大切にすること伝えて来たけど、何もわかってない。周りに迷惑や。」
そう言うと、僕がいる部屋から出て行った。
僕はどうして良いかわからないまま、机に伏せていた。
それからしばらくすると教頭先生が来た。
教頭先生から「何であんなことするんや。そんなんしたらアカン事ぐらいわかるやろ。」と言われた。
もちろん今冷静になって考えるとわかる。
でも、何も応えたくなかった。
だからずっと机に伏せていた。
吉岡先生にも怒られて、クラスのみんなにも申し訳ない気持ちもあって、教室に入れないと言われて、これからどうして良いかもうわからんかった。
いつもみたいにボロボロになるまで泣かされて、「切り替えてがんばれ。」って言ってもらう方がよっぽどマシやなって思った。
結局、教頭先生の問いかけには一切応えず時間が過ぎて行った。
しばらくすると市川君が吉岡先生に連れられて僕がいる教室に来た。
「教頭先生の言う事聞いて、ここで2人とも待ってて。」と吉岡先生は言ってすぐどこかに行った。
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