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中学校
中学2年生【先生の家から登校2日目】
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2日目の朝も同じように起こされ、ご飯を食べて学校に向かいました。
「いってらっしゃい。」そう言われ、カウンセリングルームに向かいます。
また今日も一日中課題です。
いろんな先生が気に掛けてくれ、勉強を教えてくれました。
決して楽じゃないし、楽しくもないけど有難い事やとは思いました。
そして、3時間目。
僕は松井先生に隣の相談室に連れて行かれました。
「げんきどうや。少しは慣れたか?」
「だいぶ慣れた。ただ、昨日ここで途中寝てもうて、またお尻叩かれてヤバかった。」と愚痴りました。
「それは、げんきたちが悪いけどな。」
「わかってるよ。でも、今のこのお尻の状態で、お尻叩くって高橋先生サイコパスやで。」
「まぁ、先生ならあのお尻見ててその上からまだお尻叩こうとは思わんわな。」
と言って笑ってました。
その後も僕はたくさん松井先生と話をしました。
そして「残りの時間もがんばっといで。」と言ってくれました。
カウンセリングルームに戻ると、市川君も井上先生と話をしてました。
井上先生は「げんきもがんばってるか?ちゃんと反省して変わらんとアカンで。また落ち着いたらクラブもやろう。その時はビシビシ行くからな。」と言いました。
僕は「うん。」と頷きました。
この日も放課後は掃除をしました。
クラブをしている人たちが、不思議そうにこっちを見てきます。
綺麗になった事を確認して、先生に報告に行きました。
そして、また課題をして高橋先生の仕事が終わるのを待ちました。
19時頃学校を出て、先生の家に着くと若い男性がいました。
高橋先生の子どもでした。
名前は浩二君。
将来は中学校の国語の先生になるために
大学に行っていると教えてもらいました。
普段は寮で生活をしているそうですが、授業の合間を見て実家に戻って来ていると教えてくれました。
今日は浩二君も含めて5人で晩御飯を食べました。
浩二君がいると昨日までより賑やかになり、僕たちはすぐに浩二君に心を開きました。
浩二君は僕たちにいろいろと聞いて来ました。
「2人とも何してん?先生が面倒みるってよっぽど何かやらかしたやろ?今までいろいろ生徒の話聞いてたけど、実際に家に連れてこられてるんはげんきと市川が初めてやで。」
「いろいろ。やったらアカン事した。」
「そのいろいろって何やねん。」
「他の学校の人とケンカした。」
「それはもちろんアカンけど、それだけでこんなことにはならんやろ?」
「警察に捕まったのに、次の日まだ腹立ってたから学校サボって2人で相手の学校乗り込んでまたボコボコにして暴れた。それで、2日連続警察署連れて行かれたらこうなった。」
「それで泣くまでお尻叩かれたんか?」
「何で知ってるん?」
「ちょっと先生から聞いたからな。」
「普通にお尻叩かれたんじゃなくて、生けつに竹刀やで。しかも付け根ばっかり狙って100以上。エグない?」
「それはヤバイな。そこまで俺怒られたことないわ。」と言い、高橋先生に「親父大変やな。」と言っていた。
高橋先生はその会話を苦笑いしながら聞いていた。
その日の夜はずっと浩二君と話をしてた。
お兄ちゃんが出来たみたいで嬉しかった。
「いってらっしゃい。」そう言われ、カウンセリングルームに向かいます。
また今日も一日中課題です。
いろんな先生が気に掛けてくれ、勉強を教えてくれました。
決して楽じゃないし、楽しくもないけど有難い事やとは思いました。
そして、3時間目。
僕は松井先生に隣の相談室に連れて行かれました。
「げんきどうや。少しは慣れたか?」
「だいぶ慣れた。ただ、昨日ここで途中寝てもうて、またお尻叩かれてヤバかった。」と愚痴りました。
「それは、げんきたちが悪いけどな。」
「わかってるよ。でも、今のこのお尻の状態で、お尻叩くって高橋先生サイコパスやで。」
「まぁ、先生ならあのお尻見ててその上からまだお尻叩こうとは思わんわな。」
と言って笑ってました。
その後も僕はたくさん松井先生と話をしました。
そして「残りの時間もがんばっといで。」と言ってくれました。
カウンセリングルームに戻ると、市川君も井上先生と話をしてました。
井上先生は「げんきもがんばってるか?ちゃんと反省して変わらんとアカンで。また落ち着いたらクラブもやろう。その時はビシビシ行くからな。」と言いました。
僕は「うん。」と頷きました。
この日も放課後は掃除をしました。
クラブをしている人たちが、不思議そうにこっちを見てきます。
綺麗になった事を確認して、先生に報告に行きました。
そして、また課題をして高橋先生の仕事が終わるのを待ちました。
19時頃学校を出て、先生の家に着くと若い男性がいました。
高橋先生の子どもでした。
名前は浩二君。
将来は中学校の国語の先生になるために
大学に行っていると教えてもらいました。
普段は寮で生活をしているそうですが、授業の合間を見て実家に戻って来ていると教えてくれました。
今日は浩二君も含めて5人で晩御飯を食べました。
浩二君がいると昨日までより賑やかになり、僕たちはすぐに浩二君に心を開きました。
浩二君は僕たちにいろいろと聞いて来ました。
「2人とも何してん?先生が面倒みるってよっぽど何かやらかしたやろ?今までいろいろ生徒の話聞いてたけど、実際に家に連れてこられてるんはげんきと市川が初めてやで。」
「いろいろ。やったらアカン事した。」
「そのいろいろって何やねん。」
「他の学校の人とケンカした。」
「それはもちろんアカンけど、それだけでこんなことにはならんやろ?」
「警察に捕まったのに、次の日まだ腹立ってたから学校サボって2人で相手の学校乗り込んでまたボコボコにして暴れた。それで、2日連続警察署連れて行かれたらこうなった。」
「それで泣くまでお尻叩かれたんか?」
「何で知ってるん?」
「ちょっと先生から聞いたからな。」
「普通にお尻叩かれたんじゃなくて、生けつに竹刀やで。しかも付け根ばっかり狙って100以上。エグない?」
「それはヤバイな。そこまで俺怒られたことないわ。」と言い、高橋先生に「親父大変やな。」と言っていた。
高橋先生はその会話を苦笑いしながら聞いていた。
その日の夜はずっと浩二君と話をしてた。
お兄ちゃんが出来たみたいで嬉しかった。
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