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中学校
中学3年生【受験と合格発表】
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そして、受験当日。
僕は受験した結果、不合格と言われるのが怖かった。
みんなに落ちたと知られるのが怖くて、でも自信もなくて受験当日なかなか布団から出れなかった。
この日も朝から高橋先生が電話をかけてくれた。
お母さんも起こしてくれた。
でも、グズグズしていて時間は少しずつ過ぎて行った。
もう少しで出発しないと間に合わない。
行かないと行けないと思っている一方で、行動に移せない。
そんな時、高橋先生が僕の部屋まで来た。
「早く起きて用意しろ。」
そう言って布団を捲られた。
それと同時にビンタも飛んできた。
久しぶりに高橋先生の怒っている顔を見て、ビンタもされて驚いたし、怖かった。
全て自分が悪い。
仕方なくベッドから出た。
「何を今更、逃げてるんや?今日までいろいろあったかもしれんけど、げんきは毎日勉強して力付けてきたやろ。結果を今から気にしても仕方ないやろ。とりあえずできる事やって、後悔ないように受けといで。」
そう言って、僕を高校まで送ってくれた。
僕は何とかみんなと同じように受験する事ができた。
テストができたかどうかはわからない。
でも、今できる事はやり切った。
それから10日後。
合格発表が高校であった。
見に行きたくなかった。
やっぱり怖かった。
でも、高橋先生にちゃんと見てくるように言われ高校に行った。
僕が到着した時には合格発表が始まっていた。
周りから歓声が上がっていた。
僕は恐る恐る掲示板の前に立って、受験番号を探した。
僕の番号があった。
信じられなくて何度も見てると、芦田先生が声をかけてくれた。
「おめでとう。これで春から高校生やな。勉強もクラブも一緒にがんばろうな。」
「はい。」
「早く中学校戻って先生たちに報告しておいで。」
僕はお礼を言い、中学校に向かった。
中学校に着くと職員室に行った。
高橋先生と金山先生が出迎えてくれた。
「合格できた。」
「よかったな。げんき3年生になって良くがんばってたもんな。」
「ありがとう。」
「これで終わりじゃないから、残りの中学校生活もできる事しっかりやってがんばるんやで。」
「うん。」
「げんき投げ出さずにやり切ってよかったな。これから先も逃げ出したくなるような事があるかもしれん。でも、諦めなければいつか叶うから。げんきなら大丈夫や。自信持つんやで。」
先生たちはたくさん褒めてくれた。
僕はこんな日が来た事が嬉しくて、最高の1日になった。
ただ、先生たちは僕の弱いところも全てお見通し。
「明日からもちゃんと遅刻せず学校来て、授業がんばるんやで。まだこの先、受験控えてる子がたくさん居てる。そんな子たちに迷惑かけたり、いい加減なことしたら許さんからな。」
高橋先生からちゃんと釘も刺され、明日からまたがんばることを約束した。
家に帰るとお母さんも喜んでくれた。
こうして、僕の進路が決定した。
僕は受験した結果、不合格と言われるのが怖かった。
みんなに落ちたと知られるのが怖くて、でも自信もなくて受験当日なかなか布団から出れなかった。
この日も朝から高橋先生が電話をかけてくれた。
お母さんも起こしてくれた。
でも、グズグズしていて時間は少しずつ過ぎて行った。
もう少しで出発しないと間に合わない。
行かないと行けないと思っている一方で、行動に移せない。
そんな時、高橋先生が僕の部屋まで来た。
「早く起きて用意しろ。」
そう言って布団を捲られた。
それと同時にビンタも飛んできた。
久しぶりに高橋先生の怒っている顔を見て、ビンタもされて驚いたし、怖かった。
全て自分が悪い。
仕方なくベッドから出た。
「何を今更、逃げてるんや?今日までいろいろあったかもしれんけど、げんきは毎日勉強して力付けてきたやろ。結果を今から気にしても仕方ないやろ。とりあえずできる事やって、後悔ないように受けといで。」
そう言って、僕を高校まで送ってくれた。
僕は何とかみんなと同じように受験する事ができた。
テストができたかどうかはわからない。
でも、今できる事はやり切った。
それから10日後。
合格発表が高校であった。
見に行きたくなかった。
やっぱり怖かった。
でも、高橋先生にちゃんと見てくるように言われ高校に行った。
僕が到着した時には合格発表が始まっていた。
周りから歓声が上がっていた。
僕は恐る恐る掲示板の前に立って、受験番号を探した。
僕の番号があった。
信じられなくて何度も見てると、芦田先生が声をかけてくれた。
「おめでとう。これで春から高校生やな。勉強もクラブも一緒にがんばろうな。」
「はい。」
「早く中学校戻って先生たちに報告しておいで。」
僕はお礼を言い、中学校に向かった。
中学校に着くと職員室に行った。
高橋先生と金山先生が出迎えてくれた。
「合格できた。」
「よかったな。げんき3年生になって良くがんばってたもんな。」
「ありがとう。」
「これで終わりじゃないから、残りの中学校生活もできる事しっかりやってがんばるんやで。」
「うん。」
「げんき投げ出さずにやり切ってよかったな。これから先も逃げ出したくなるような事があるかもしれん。でも、諦めなければいつか叶うから。げんきなら大丈夫や。自信持つんやで。」
先生たちはたくさん褒めてくれた。
僕はこんな日が来た事が嬉しくて、最高の1日になった。
ただ、先生たちは僕の弱いところも全てお見通し。
「明日からもちゃんと遅刻せず学校来て、授業がんばるんやで。まだこの先、受験控えてる子がたくさん居てる。そんな子たちに迷惑かけたり、いい加減なことしたら許さんからな。」
高橋先生からちゃんと釘も刺され、明日からまたがんばることを約束した。
家に帰るとお母さんも喜んでくれた。
こうして、僕の進路が決定した。
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