18 / 52
第一章•帝国編
17話◆月の女神ディアーナ降臨?
しおりを挟む
日が高く昇り正午になった頃。
ロージアは花嫁姿のディアーナとバルコニーに居た。
バルコニーの下、王城前の広場には多くの民衆が詰め掛けており、今まで多くの血が流されてきた断頭台の上にまでも民衆が上がって歓声をあげている
「ロージア様、素晴らしい光景ですな…
あの者たちの殆どが、すでに普通の人間ではありません。
ディアナンネ教に入信し、自身の欲を解放し、我々の手となり足となり動く魔に傾いた者達……そして、まだ人間でありながらも我々の餌になる事も厭わない、そんな…信心深い者たちです。」
ロージアの後ろで教皇がグフグフと汚い笑い声を出す。
「そう……別に、どうでもいいよ。」
ロージアはバルコニーから民衆…だった者たちに手を振る。
「僕は今日より皇帝として、この国を導いて行こう…聖女ディアナンネの御子であるこの僕が、ディアナンネの生まれ変わりである妻のディアーナと共に…」
民が沸く。教皇が頷きながらほくそ笑む。隣に居るディアーナは無表情で佇んでいる。
これが僕の望んだ物…?違う…。
━━これが終わったら…ディアーナの意識を解放しよう。
無理矢理でもディアーナを僕のものにしよう。
そして、僕を受け入れてくれないのであれば…
この国を消して、僕もディアーナと一緒に消えて無くなろう。
「さあ、ディアーナ…ディアナンネとして民を導く言葉を…」
昨夜、口付けと共に与えた言霊を口にするようディアーナに促す。
虚ろな瞳のディアーナはバルコニーに進み出て、口を開いた。
「………わたくしは聖女ディアナンネ………………
じゃないんですよね~」
「…………はあ!?」
ロージア、教皇、他側近や司祭達の視線が集中する中、バルコニーのディアーナは、花嫁衣装を身に着けたジャンセンに変わっていた。
美しい青年の花嫁衣装姿……似合うからこそ、何か痛い。
「お前は!!あの時、兄上を断頭台から拐った…黒い男!!」
「うんうん、よく覚えていてくれたね、さすが私の可愛いセイボウ。」
嬉しそうに微笑みながら頷くジャンセンに、警戒したロージアが距離をとって睨み付ける。
「セイボウ…寄生虫だっけ?この僕を虫扱いするの?!
無礼な奴!!僕のディアーナをどこにやったのさ!」
「僕の?僕のディアーナは知らないけど、うちの娘のディアーナなら、ほら、あそこに」
ジャンセンはバルコニーから真上にある太陽を指差す。
「娘…?……っえ…」
促され太陽を見れば、太陽から落ちる一つの光の珠が、人の形を成してゆく。
そして、美しく通る声が王城前の広場一帯に響く。
「わたくし月の女神ディアーナは!この国を!!」
バルコニーより高い位置に浮かぶディアーナは、身体のラインのよく解る白いドレスに身を包み、夜空を現すかのように藍色の髪には星のような小さな光の粒が散りばめられている。
その姿は女神の名に相応しく、神々しく美しい。
ロージアは初めて見るディアーナのその姿に、ただ茫然と立ち尽くす。
あまりに美しく…そして、触れ難く、遠く感じた。
「地図から消してやりますわよ!プチっとね!
ウッゼエから!」
その神々しい姿の者が口にしたとは思えない程の口汚い言葉は、まさしくディアーナそのもので、
「ディアーナ!!!」
我に返ったロージアがディアーナに声を掛ける。
ディアーナがバルコニーに居るロージアを見下ろす形で、視線が合う。
「なんなの…?なんなの!?その格好…その姿…何で浮いてるの?
昨夜…!口付けをした君は…一体…!!」
「……口付け?……したんかい。おトン、マジっすか?」
ディアーナの視線が、バルコニーのジャンセンに向けられたのを見て、ロージアが焦ったようにジャンセンの方を見る。
ジャンセンは、バルコニーで寝転んでブドウを食べていた。
「最初で最後のキスが、まずい茶の味で申し訳なかったんですよね、今ならブドウ味ですよ?
ディアーナになってあげるから、試します?」
顔を真っ赤にしてロージアがザワザワと怒気を放ち始める。
黒い霧がロージアを中心に集まってゆく。
「何だよ…何なんだよ…!どいつもこいつも、僕を馬鹿にして…」
「私は何度も自分を月の女神だと言ったわよ?
馬鹿にして信じなかったのはロージアの方じゃない。
……それと、私のこの女神としての衣装は、ルール無視の規格外もいーとこ位に色々強いわよ?
飛べるわ、物理、魔法、無効だわ…。
何しろ、助けるのも手伝うのも後から回復したりも、全てがめんどくさい!と思ったおとんが、最初から、そういう事にならなければいんじゃね?的に作った衣装ですからね。」
ディアーナはニッコリ微笑むとバルコニーに降りて来た。
「オイタをした子にはお仕置きよ!
と言いたいところだけど、私もそんな叱れる立場ではないのよね…
だからロージア…私と……」
美しく微笑むディアーナが手をロージアの前に出す。
その手には、ナックルが装備されていた。
「とことん、喧嘩しようか!!ロージアぁ!!
どちらかがブッ倒れるまで!!」
差し出した手をグッと握って拳に変え、ロージアを見て楽しげに笑うディアーナの金色の瞳が輝く。
「は…ははは!バッカじゃないの!?本当に馬鹿だね!」
ロージアは笑った。涙をこぼし、それでも笑う。
僕の好きなディアーナが見れた。
「殺すつもりで掛かって来なさいよ!ロージア!
手を抜いたりしたら、鼻の穴にバナナ詰めるわよ!!」
ロージアは黒い霧を集め、鋭く長い棘付きのイバラに変える。
それを鞭のようにしならせ、ディアーナを打ちすえようとする。
「何で、鼻の穴に果物を入れる事に執着するのかな!
僕の鼻の穴は果樹園じゃないよ!!」
ディアーナは向かって来たイバラの棘を正確に狙って殴り、蹴り折って行く。
「果樹園じゃないわよ!バナナ髭皇帝ロージアが見たいのよ!
そんで、王城の塀にそんな皇帝をバカにした落書きを描いてやったりしたいのよ!」
「どーゆー思考回路してんの!?
月の女神って、本当に残念な女神だね!中身が!
どーゆー頭してんだっっっぐあっ!!」
ディアーナは、棘を折ったイバラを掴み、力任せに引っ張る。
よろけたロージアの真っ正面にまで一瞬で間を詰めると、ロージアに思い切り頭突きを食らわせた。
「こーゆー頭ですう!」
「………楽しそうだな、姫さん。さすが暴れん坊覇王…。」
バルコニーで花嫁衣装のままダラダラと寝転んでブドウを食べているジャンセンは、ジリジリと自分を取り囲もうとする教皇の側近や司祭に目を向ける。
「……めんどくさいなぁ………でも退屈していたし、俺と遊ぶか?」
この世界の頂点に立つ者。その、漆黒の瞳が嗤う。
「掛かっておいで?」
ロージアは花嫁姿のディアーナとバルコニーに居た。
バルコニーの下、王城前の広場には多くの民衆が詰め掛けており、今まで多くの血が流されてきた断頭台の上にまでも民衆が上がって歓声をあげている
「ロージア様、素晴らしい光景ですな…
あの者たちの殆どが、すでに普通の人間ではありません。
ディアナンネ教に入信し、自身の欲を解放し、我々の手となり足となり動く魔に傾いた者達……そして、まだ人間でありながらも我々の餌になる事も厭わない、そんな…信心深い者たちです。」
ロージアの後ろで教皇がグフグフと汚い笑い声を出す。
「そう……別に、どうでもいいよ。」
ロージアはバルコニーから民衆…だった者たちに手を振る。
「僕は今日より皇帝として、この国を導いて行こう…聖女ディアナンネの御子であるこの僕が、ディアナンネの生まれ変わりである妻のディアーナと共に…」
民が沸く。教皇が頷きながらほくそ笑む。隣に居るディアーナは無表情で佇んでいる。
これが僕の望んだ物…?違う…。
━━これが終わったら…ディアーナの意識を解放しよう。
無理矢理でもディアーナを僕のものにしよう。
そして、僕を受け入れてくれないのであれば…
この国を消して、僕もディアーナと一緒に消えて無くなろう。
「さあ、ディアーナ…ディアナンネとして民を導く言葉を…」
昨夜、口付けと共に与えた言霊を口にするようディアーナに促す。
虚ろな瞳のディアーナはバルコニーに進み出て、口を開いた。
「………わたくしは聖女ディアナンネ………………
じゃないんですよね~」
「…………はあ!?」
ロージア、教皇、他側近や司祭達の視線が集中する中、バルコニーのディアーナは、花嫁衣装を身に着けたジャンセンに変わっていた。
美しい青年の花嫁衣装姿……似合うからこそ、何か痛い。
「お前は!!あの時、兄上を断頭台から拐った…黒い男!!」
「うんうん、よく覚えていてくれたね、さすが私の可愛いセイボウ。」
嬉しそうに微笑みながら頷くジャンセンに、警戒したロージアが距離をとって睨み付ける。
「セイボウ…寄生虫だっけ?この僕を虫扱いするの?!
無礼な奴!!僕のディアーナをどこにやったのさ!」
「僕の?僕のディアーナは知らないけど、うちの娘のディアーナなら、ほら、あそこに」
ジャンセンはバルコニーから真上にある太陽を指差す。
「娘…?……っえ…」
促され太陽を見れば、太陽から落ちる一つの光の珠が、人の形を成してゆく。
そして、美しく通る声が王城前の広場一帯に響く。
「わたくし月の女神ディアーナは!この国を!!」
バルコニーより高い位置に浮かぶディアーナは、身体のラインのよく解る白いドレスに身を包み、夜空を現すかのように藍色の髪には星のような小さな光の粒が散りばめられている。
その姿は女神の名に相応しく、神々しく美しい。
ロージアは初めて見るディアーナのその姿に、ただ茫然と立ち尽くす。
あまりに美しく…そして、触れ難く、遠く感じた。
「地図から消してやりますわよ!プチっとね!
ウッゼエから!」
その神々しい姿の者が口にしたとは思えない程の口汚い言葉は、まさしくディアーナそのもので、
「ディアーナ!!!」
我に返ったロージアがディアーナに声を掛ける。
ディアーナがバルコニーに居るロージアを見下ろす形で、視線が合う。
「なんなの…?なんなの!?その格好…その姿…何で浮いてるの?
昨夜…!口付けをした君は…一体…!!」
「……口付け?……したんかい。おトン、マジっすか?」
ディアーナの視線が、バルコニーのジャンセンに向けられたのを見て、ロージアが焦ったようにジャンセンの方を見る。
ジャンセンは、バルコニーで寝転んでブドウを食べていた。
「最初で最後のキスが、まずい茶の味で申し訳なかったんですよね、今ならブドウ味ですよ?
ディアーナになってあげるから、試します?」
顔を真っ赤にしてロージアがザワザワと怒気を放ち始める。
黒い霧がロージアを中心に集まってゆく。
「何だよ…何なんだよ…!どいつもこいつも、僕を馬鹿にして…」
「私は何度も自分を月の女神だと言ったわよ?
馬鹿にして信じなかったのはロージアの方じゃない。
……それと、私のこの女神としての衣装は、ルール無視の規格外もいーとこ位に色々強いわよ?
飛べるわ、物理、魔法、無効だわ…。
何しろ、助けるのも手伝うのも後から回復したりも、全てがめんどくさい!と思ったおとんが、最初から、そういう事にならなければいんじゃね?的に作った衣装ですからね。」
ディアーナはニッコリ微笑むとバルコニーに降りて来た。
「オイタをした子にはお仕置きよ!
と言いたいところだけど、私もそんな叱れる立場ではないのよね…
だからロージア…私と……」
美しく微笑むディアーナが手をロージアの前に出す。
その手には、ナックルが装備されていた。
「とことん、喧嘩しようか!!ロージアぁ!!
どちらかがブッ倒れるまで!!」
差し出した手をグッと握って拳に変え、ロージアを見て楽しげに笑うディアーナの金色の瞳が輝く。
「は…ははは!バッカじゃないの!?本当に馬鹿だね!」
ロージアは笑った。涙をこぼし、それでも笑う。
僕の好きなディアーナが見れた。
「殺すつもりで掛かって来なさいよ!ロージア!
手を抜いたりしたら、鼻の穴にバナナ詰めるわよ!!」
ロージアは黒い霧を集め、鋭く長い棘付きのイバラに変える。
それを鞭のようにしならせ、ディアーナを打ちすえようとする。
「何で、鼻の穴に果物を入れる事に執着するのかな!
僕の鼻の穴は果樹園じゃないよ!!」
ディアーナは向かって来たイバラの棘を正確に狙って殴り、蹴り折って行く。
「果樹園じゃないわよ!バナナ髭皇帝ロージアが見たいのよ!
そんで、王城の塀にそんな皇帝をバカにした落書きを描いてやったりしたいのよ!」
「どーゆー思考回路してんの!?
月の女神って、本当に残念な女神だね!中身が!
どーゆー頭してんだっっっぐあっ!!」
ディアーナは、棘を折ったイバラを掴み、力任せに引っ張る。
よろけたロージアの真っ正面にまで一瞬で間を詰めると、ロージアに思い切り頭突きを食らわせた。
「こーゆー頭ですう!」
「………楽しそうだな、姫さん。さすが暴れん坊覇王…。」
バルコニーで花嫁衣装のままダラダラと寝転んでブドウを食べているジャンセンは、ジリジリと自分を取り囲もうとする教皇の側近や司祭に目を向ける。
「……めんどくさいなぁ………でも退屈していたし、俺と遊ぶか?」
この世界の頂点に立つ者。その、漆黒の瞳が嗤う。
「掛かっておいで?」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる