【R18】熊の様な45歳の近衛隊長は、22歳の美貌の皇帝に欲しがられています。

DAKUNちょめ

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甘く優しく溶け合う夜。

「陛下、夜分遅くに申し訳ありません。よろしいでしょうか?」



「ああ、入ってくれ。」



キリアン皇帝の私室のドアを叩き、入室を許されたガインが部屋に入る。



執務室での残りの仕事を私室に持ち込んだキリアンは机の上にペンを置き、少し疲れた顔でガインの方に身体を向ける。



「申し訳ありません、報告案をまとめるのに時間が掛かってしまい、こんな遅くに…。

新たに建築予定の国境の砦と兵士の配置についてですが……。」



「うん、構わないよ。新しいの見せて。

…ああ、先日の報告より現場をよく知るガインの案を組み込んだコチラの方がいいね。」



皇帝陛下と軍事責任者でもあるガイン騎士隊長との報告と最終的な意見交換が小一時間程続き、話が一段落ついた所でガインが頭を下げた。



「遅くまでお疲れ様、もう休んでいいよ。」



「はっ……失礼致します。では……………」





「…………………………ガイン?」



頭を下げ礼をしてからキリアンの前から一歩下がり、キリアンに背を向けドアの方を向いたガインはその場につっ立ったまま動かなくなった。

キリアンに向けた大きな背の上にある頭が、俯くように背の向こう側に下がる。

急に立ち止まり、背を向けたガインが俯く姿を見たキリアンは言い様の無い不安に襲われ、思わず椅子から立ち上がった。





「し、師匠??…何か怒ってます?…どうし…。」





「…私の…方から………いや…俺の方から…………」



「俺の方……??」



ドアの方を向いたままで立ち尽くしたガインの腕に、心配したキリアンが触れた。

キリアンの指先が触れたガインの身体がピクッと反応し、俯かせた顔を上げたガインがゆっくりとキリアンの方を向く。





「……俺の方から、キリアンに抱いて欲しい……と言っても……

……いいのか?」



向かい合ったガインの顔を見上げたまま、キリアンが固まった。

頭の中を、色んな感情と色んな疑問が交差する。



━━何で急に?メチャクチャ嬉しい!何があって突然こんな事を言い出した?ガインが物凄く可愛い!どうした?何があった?心配だ…ガインから俺を求めてくれた、嬉しい!幸せだ!!━━



考えがまとまらない。まとまらないのに………



ガインを心配する気持ちを抑え込んでしまう程に感じる嬉しさは、自身の中に在る強いエゴイズムがそうさせているのだと理解している。

普段と違うガインを心配する気持ちはある。

でも、それ以上に今は



ただただ、自分が求めてやまなかったこの瞬間を逃したく無い。



「駄目な理由なんて……無いよ、ガイン……。」



キリアンはガインの大きくゴツゴツとした手をとり、その手の甲に唇を落とした。



「ガインが自ら進んで、ガインの意思で俺を受け入れてくれる。

それが俺にとって、どんなに大きな幸せか……分かる?」



「……まだ、全部は分かってねぇ。…けど…」



「じゃあ、教えてあげる…何度でも。」



━━ガインが俺を受け入れる事で感じる不安なんか、俺が全て無くしてあげるから━━



唇を落としたガインの手をそのまま握り、ベッドのある方に引く。

躊躇いがちに足を一歩前に出したガインが、つまづく様に前のめりになる。

つんのめったガインの身体を抱きとめたキリアンは、そのままガインの唇に自身の唇を押し当てた。

自ら受け入れる恥ずかしさに戸惑いながらも拒まずに薄く唇を開いてキリアンを受け入れるガインは、自らもキリアンの背に手を回してキリアンのシャツを掴んだ。



「…あ…」

「……ガイン…」



唇の表面を啄み、開いた隙間を更に舌先で優しく開いていく。

萎縮したガインの舌の上をツウとなぞり、手を差し伸べる様に誘い、立ち上がったガインの舌先に自身の舌先を絡ませる。



「ふ…ンく…」



唇を重ねながら肌を撫でていき、ゆっくりと肌を滑り落とす様にガインの衣服を剥いていく。

キリアンのシャツの背部分を掴んだガインの手が口付けに反応し、時折ビクッと力がこもった。



「可愛い……」



甘い口付けに膝から力が抜け掛けたガインの身体を支え、ダンスのターンの様にクルリと回り、そのまま裸になったガインをベッドに倒した。

仰向けに寝かせたガインの顎先を掬い、クチュクチュと舌先を絡ませる優しい口付けを続ける。



「ガイン、覚えて…俺の唇、舌、俺の味…。」



「ン…くふ…」



「優しいのも、激しいのも、全部ガインのためだけのものだから…」



「んん…ふ、ふぁ……あ!あ!…んぅ…!」



唇を重ねたままでガインの乳首を指先でクンと押し、固く尖ったそれを指先で摘んでクニュクニュと捏ねくる。

重なる唇から漏れる声と共に出るガインの吐息が熱を帯び、キリアンの口に入る度、その吐息を食む様に深く唇を重ねた。

もっと、もっと、ガインが欲しい。

もっと、ガインの方から自分を求めて欲しい。

そんな思いが急く。



「ガイン、好きで好きで…たまらない。欲しくて欲しくてたまらない。どれだけ身体を重ねても、まだまだガインが欲しい。」



いつも、自分が一方的に追い求めている焦燥感があった。

恋焦がれた人を抱ける様になった歓びの後には、その心さえも独り占めしたい。

いや、互いに求め合いたい。

ガインからも自分の身体を、心を求めて欲しい。

だが無理強いは出来ない。ガインが自ら欲してくれなければ意味が無い。

日々贅沢になる自分の想いを、どう伝えて良いか分からない。

もどかしく、焦るばかりで……



「……キリアン……キリアン……!…俺も今……お前が欲しい……俺の全てを奪ってくれ……」



「ッッッ……!!ガイン…!ごめっ…ん!!」



ガインからキリアンを欲する言葉は、激しくキリアンの琴線に触れた。

キリアンはガインの後孔に自身の切っ先を当て、一気にズグンと最奥まで雄茎を捩じ込んだ。



「んあああっ!!キリアン…!!!」



ガインの頭をかき抱き、震えるキリアンが詰まった声を出す。



「ご…めん…!優しくするつもりだったのに…我慢出来なかった…

大好きだ…大好きだよガインが大好きだ…愛している…」



「…いい…いいから…キリアン……もっと、俺を奪って……もっとお前を俺に刻んで……くぁあ!!」



ガインの内側を満たした熱塊は、ガインの許しを得て激しく脈打ち質量を増した。

内壁を外側に押し広げ、目一杯拡げた入口の肉ヒダを纏わり付かせたままで、ズリュっと引き抜き掛けられ、再びグチュン!と最奥を貫く。



「ふくぅぅ!あ!あぅ!」



「ガイン…ガインが好きだ…誰にも渡さない!だから…俺もガインに、そう思われたい…俺の事をガインだけの物だって思って欲しい…そう思われたい…!」



グッグッと腰を突き上げ、ガインの腹底を突いていく。

柔らかくなったガインの内側の粘膜がキリアンの雄根に絡み付き、密着する場所を余す事なく抱き込む。



「ああ…凄いよ、ガインの中…こんなにも俺のをキツく抱き締めて…離すまいって強く縋り付いて…!愛しくてたまらない…!」



「ふぁあ!!ンッ!そ、ソコ…!コンコンって…!あ…ああ!」



柔くなった胎内から、粘液が滲み出る。

潤った場所は滑りを良くして抽挿の速度が増し、キリアンの竿がガインの入口を激しく出入りする。

耳から入る淫猥な音が二人の陰部の繋がりを語り、重ねて聞こえる互いの息遣いが脳を揺さぶる。



「ガイン…ガインが気持ちいい…中も外も肌も声も…全て気持ちいい…ガインは…?…教えて…」


キリアンの背に回されたガインの手に力がこもる。

ベッドで重なる前から、ガインの腕はキリアンの身体に回されたまま、その場から離れなかった事を思い出した。



普段は、快楽に溺れて飛んでしまいそうな理性を手放す事を躊躇い、羞恥に耐える様にシーツや枕の端を掴む事の多いガインが



縋り付く様にキリアンの身体を掴み続けている。



「気持ちいい…キリアン、キリアン…

お前が好きだ…一番、好きだ…何より大事だ…だから俺を手放さないでくれ…」



「ガイン……!!」



何があったかなど、関係ない。

どんな理由があろうと、ガインに対する思いは変わらず、ガインのこの変わり様の理由が自分にとって不可解で不利益な事であろうと、それを排除する。



「愛しているよ…絶対に手放さないよ…何があっても絶対に…。」



大きなガインの身体の上に身を乗せ、グウウっと繋がりを深くする。

楔を出入りさせず、深く埋め込んだまま互いの肌を擦り合わせる様に恥部をザリザリとなすり付け、内側を掻き回した。



「んんっ…!ふぁ…あ…ンン…」



「ガイン…柔らかくて…暖かくて…甘い。とろりと蜂蜜の様に甘くて、吸い付く様だ…。」



いつもの激しい交わりではなく、快楽を貪ると言うよりは、互いの感触を確認し合う様な蕩け合う交わり。

互いの肌がしっとりと汗ばみ、重なる肌も吸い付く。



「愛してる……?ガイン。」



深く身体を重ねたまま、キリアンがガインの顎先、喉元、首筋、耳周りに唇を落とし、チュッチュッと吸い付く。

ベッドが間を開け、キシ…キシ…と静かに軋む音を奏でた。



潤ませた黒曜の目を細め、自分の上に重なるキリアンの顔を見上げたガインはキリアンの頬に張り付いた金糸の髪を指先で掬い、耳に掛けた。



「愛している……キリアン、俺にはお前だけだ。」















「…………………ガイン………?」



キリアンの瞼に日の光が当たり、ベッドの上のキリアンが眩しさに目を覚ますと、そこにガインの姿は無かった。

全裸のままベッドから降りたキリアンは昨夜脱いだ衣服が長椅子にキレイに形を調えて置いてあるのに気付き、それを羽織った。



昨夜は、あの甘く溶け合う様な行為をした後にガインの大きな身体に包まれるようにして眠りについた。



いつもは先に寝て、キリアンより後に起きるガインが既に部屋に居ない。



改めて、普段と違う昨夜のガインの様子を思い出す。



「何があったんだろう……。」



どんな障害であろうと、キリアンからガインが遠ざかる様な壁はブチ壊すつもりのキリアンだが、それが何であるかが分からなければ対処のしようが無い。



今のキリアンに思い付く、ガインが自分との関係を続ける事により不安を感じる要素と言えば、この関係が周囲にバレてしまう事しか思いつかないが…。



「急に、そんな心配をする理由が…?」



ミーシャが言うように、ノーザンは二人の関係を正しく把握している。

だが彼は、それをわざわざガインに言う様な者ではない。



と、すればノーザンの様に二人の関係を知る、別の誰かが居る。

その誰かが、ガインに何かを………した??



「まさか、ガインを脅したか?」



キリアンの頭の中に、ガインが脅されて要求されるモノとして、幾つか候補が挙がる。





━━金銭……ガインの隊長としての立場を利用しての地位……

娘のミーシャをよこせなんて言わないよな……言ったらその場でソイツ殺されてるな……

………俺を一回抱かせろとか?それもガインが殺すよなぁ……

………ガインを抱かせろ……?あるいは抱いてくれ?

……………………………

俺がソイツ殺すな!!肉片すら残さん!!━━





「……フッ、何処の阿呆が何を目的としてか知らんが、本当に俺のガインを脅す様な輩が居るならば排除一択だ。」


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