王子と内緒の人魚姫

黒蝶

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赤城玲音 篇

第18話

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「いただきます」
◆「いただきます」
両手を合わせ、先程作ったおかずを食べ始める。
「はむ、もぐもぐ...」
◆「...」
「玲音、どうしたの?」
◆「綺麗だな、と思って...」
「...?景色、綺麗だね」
◆「違うよ。俺は、こっちを言ってるの」
そっと黒羽の頬を撫でる。
「っ...。別に、綺麗じゃないよ」
◆「黒羽は、自分の魅力に気づいてないだけだよ」
「私に魅力なんて、あるの...?」
◆「当たり前でしょ?」
「んっ...」
チュ、と音をたてて唇が離れる。
「あ、後片づけはやるから...あとで、お部屋に行くね!」
◆「...分かった」
渋々という感じで、玲音は部屋へ戻っていった。
(緊張したな...)
顔を真っ赤にして黒羽はしばらく立ち尽くしていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◆「待ってたよ!お疲れ」
黒羽は玲音の部屋を訪れていた。
「二人分だと洗い終わるのが早いよ」
ふわりと笑顔を返す。
しばらく普通に話していたのだが...
◆「黒羽」
突然押し倒される。
「きゃっ」
◆「そんな格好できて...もう、可愛すぎて我慢できない。朝まで、ずっと帰してあげない」
「...玲音の、好きにしていいよ」
◆「そんな言葉...ど、どこで覚えたの?」
「てれびの、どらま?でやってたよ」
◆「...その言葉の意味、身体に刻みこんであげる」
ここから、二人は朝まで部屋から出てこなかった。
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