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彼目線のストーリー
守りたい(真人・第36話~第38話)
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▲「きちゃ、ダメだ...」
「真人!しっかりして!」
黒羽が悲鳴のような声で言う。
「待ってて真人!、すぐに人を呼んでくるから!」
俺の意識はそこで途絶えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
真人を守らせて...
そんな声が聞こえた気がする。
▲「あれ?俺は...」
☆「よかった、もう目を覚まさないのではと心配したんだぞ」
周りを見ると、安心したような表情のみんながいる。
しかし...
(足りない)
そう、一番大切な一人が足りない。
「黒羽は?」
みんなが複雑な表情をしている。
▼「あいつは意識が戻ってない」
▲「どういうこと?」
(まさかあの男が...)
錬が当時の状況を説明してくれた。
(...俺のせいだ)
黒羽に走れない足で無理をさせたのも、俺が襲われたのも...全部俺のせいだ。
「真人は悪くないよ...」
「!」
「ま......さ...」
隣のカーテン越しのベッドから、待ちわびた声が聞こえる。
▼「口が渇いているのだろう?」
「ありが、とう」
♪「どうしてあんな無茶をしたの?」
「真人を、守りたかったから」
俺を、守りたい?
それは俺の台詞なのに。
▲「でもそれで、黒羽がいなくなったら意味ないんだよ?誰が欠けてもダメなんだ」
少し黒羽を責める言い方になってしまったことを、俺は後悔した。
黒羽の酷く腫れあがった足を見る。
(今度は俺が守る番だ)
必ず俺が守る。
この日俺は、そう強く誓ったのだった。
「真人!しっかりして!」
黒羽が悲鳴のような声で言う。
「待ってて真人!、すぐに人を呼んでくるから!」
俺の意識はそこで途絶えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
真人を守らせて...
そんな声が聞こえた気がする。
▲「あれ?俺は...」
☆「よかった、もう目を覚まさないのではと心配したんだぞ」
周りを見ると、安心したような表情のみんながいる。
しかし...
(足りない)
そう、一番大切な一人が足りない。
「黒羽は?」
みんなが複雑な表情をしている。
▼「あいつは意識が戻ってない」
▲「どういうこと?」
(まさかあの男が...)
錬が当時の状況を説明してくれた。
(...俺のせいだ)
黒羽に走れない足で無理をさせたのも、俺が襲われたのも...全部俺のせいだ。
「真人は悪くないよ...」
「!」
「ま......さ...」
隣のカーテン越しのベッドから、待ちわびた声が聞こえる。
▼「口が渇いているのだろう?」
「ありが、とう」
♪「どうしてあんな無茶をしたの?」
「真人を、守りたかったから」
俺を、守りたい?
それは俺の台詞なのに。
▲「でもそれで、黒羽がいなくなったら意味ないんだよ?誰が欠けてもダメなんだ」
少し黒羽を責める言い方になってしまったことを、俺は後悔した。
黒羽の酷く腫れあがった足を見る。
(今度は俺が守る番だ)
必ず俺が守る。
この日俺は、そう強く誓ったのだった。
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